2012年08月13日

Matrix Poker

しまった、7月に更新できなかった。というわけで、ようやく夏休みに入ったので本当に久しぶりに更新など。水戸マジッククラブのホームページの更新がまだだけど、それはおいおいと(正直、「活動報告」の例会の「詳細」はもう書くのやめようかと思っているんだけど。面倒な割に情報量がない気がして、あまりやる気がでない。会員向けの動画編集は続けるつもり)。

最近、かなりマジック熱が下がっている。最近始めた趣味である将棋の方にかなり時間を割いているという事情は大きそうだが、どうも最近、食指が動かない。そんな感じ。特にメンタルマジックは。気になるレクチャー物もあまりないし、ネタ物もあまりない。本はいい本が最近何冊か出て、一応、買ってはあるけど、正直億劫だ。前にも書いた気がするが、「演じる」という観点に立てば、今あるレパートリーで十分で困っていないという現実的な話もある。
でもまあ、「趣味ってやつは、他人に迷惑かけなければ、自分の好きなように楽しめばいい」と開き直っている。

さて、マジックには関係ないが、将棋漫画の「3月のライオン」で興味深い一節を見つけたので以下引用。将棋の世界は文字通り「勝負の世界」であって、優劣が明確でごまかしようがない。そんな中、作中の行き詰まった感のある棋士が思ったことがこんなこと。

「信じれば夢は叶う」
それは多分 本当だ
但し 一文が抜けている
「信じて 努力を続けていれば 夢は叶う」
−これが正解だ
さらに言えば
信じて
他のどのライバルよりも1時間長く 毎日 努力を続ければ、ある程度の夢は かなりの確率で
叶う−だ
キャッチコピーというものは 短い方がいい
−でも これは あまりにも はしょり過ぎだと思う
それじゃまるで
「何もしなくても」「ただ信じていれば」
叶うみたいじゃないか
この文章を
ここまで削ったヤツに
何を思って
ここまで削ったのかと
問い質したい

「他のどのライバルよりも1時間長く」の辺りは「夢」によって表現が変わるだろうけど、概ねそうかなという気はする。努力もしないで夢を叶えようというのは、夢を見過ぎだろうという気はする。中には「天才」って奴がいて、人が必死の努力でたどり着いたところに、たいした努力なくたどりつく奴はいる。「そういう奴は見えないところでやっているんだよ」という話もあろうが(実際、そういうこともあるだろうけど)、少なくとも私のレベルから見れば天才はいる。大学受験、その後の大学生活で思い知ったことの1つである。しかし、そういう例外を除けば、努力なく夢は叶わない。努力なく叶う夢だとするならば、それはたぶん夢と呼ぶには目標が低い。
最近、将棋の勉強をしながらしみじみとそう思う。強くなるには努力あるのみ。マジックもそうだけど、うまくなったかどうかが目に見えてわからないのが辛いところ。そもそも、マジックについては漠然とした目標もなく、「面白いからやっている」という面が強く、「強くなりたい」という漠然とはしているが、それなりに目標のある将棋とは取り組み方が違うのも当然な気がしている。

さて、久しぶりのせいか前置きが長くなったが、今日は少し気に入っている小物をレビューしてみる。Matrix Pokerである。現象はリンク先参照(いつも通り)。まあ、動画もあるし、原理は古典だし、たいていのマジシャンは普通に追えるでしょう。ただ、オチがきれいでわかりやすく、道具立ても自然で、自作も面倒そうなので購入。
何度もこのブログに登場する「私の会社の同僚」には絶対に通じない自信があるが、普通に(?)演じる分にはオチの強烈さもあって、結構いいマジックだと思う。実際に演じてみたが反応は悪くなかった。

この原理を始めて見たのはたぶんマーチン・ガードナー・マジックの全てだと思う。いらないカレンダーでもあれば、即興でもできるいいマジックである。ただ、このマジックの欠点はやってみればわかるが、選択肢が減っていくことが目に見えてわかること。この点については上記のマーチン・ガードナー・マジックの全てのP.186にマックス名人の非常に巧妙なハンドリングが紹介されている。「さすが」とも言えるアイデアで、原理的には何も変わっていないのに、一度に全部決まった印象を与えることができる。残念ながらこのマジックでは使えないハンドリングだが。

私は財布に小銭を入れて演じている。財布とパケットだけあれば演技可能で余分な物は必要なく持ち運びも楽でいい。何より従来の現象にオチを追加しているところが面白い。原理的には追加するのはまったく難しくないのだが、観客の印象はかなり違うだろう。この手のマジックで観客が感じやすい違和感は「なぜ、合計数字の予言なのだ?もっとずばりの予言はできないのか?」というものではないかと思う。それはもちろん、原理的なマジシャンの都合なわけで、演出でどうにかするにも限度がある。その点をこのオチはクリアしているというか、そう観客が思った(かもしれない)タイミングでもっと具体的な予言を示すことができるのはルーティンとして興味深いと思う。
欠点をあげるなら、上記の通り、この原理では避けられない「選択肢が目に見えて減っていくこと(最後の1枚は選択の余地すらない)」と、このマジックでは16枚のカードを4×4に並べるのでそれなりにスペースが必要なこと。普通サイズのクロースアップマットでは、サイズにもよるが少しはみ出るので、結構なスペースが必要だ。

最近、食指が動くメンタルマジックがなく、そんな中で最近買ったマジックの中では結構気に入っているマジックである。別にメンタルマジック以外でも面白そうなマジックがあれば食指は動くと思うのだが、どうも最近そういうのがない。最近買った本はちゃんと読めば面白そうではあるのだが。
というわけで、まあ、最近、かなりマジック熱は下がっている。でも、一応続けてはいるということで。新製品も一応、小まめにチェックしてはいるよ。

posted by shadow at 08:11 | Comment(4) | TrackBack(0) | レビュー(メンタル) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月30日

Phantom Knife

おっと。今日更新しないと6月のエントリーがゼロになる。いや、別にいいんだけど。ちょっとくらい書いておこう。

最近、明らかにマジックより将棋の方が優先度が高い。やはり趣味は始めたばかりこ頃が楽しい。調子に乗って将棋ブログ始めてみました。問題は水戸マジッククラブのホームページで更新が完全に止まっている。時間的問題は一番大きいのだが、やる気というか、「えいっ!」とやる状態に気分的になかなかならない。「会長」という肩書を持つ身でこれは問題ではあるのだが、なかなかうまくいかない。ごめんなさい。

さらに愚痴を少々。最近、仕事で孤独を感じることが多い。別に職場で孤立しているとか、職場の雰囲気が悪いとかそういうことではなく、雰囲気はいいし、雑談とか明るく盛り上がっている。孤独を感じるのは仕事の内容そのもの。私が仕事をしていて判断に迷うとき、誰にも相談できないのである。勘違いと言われるかもしれないが、今の仕事に関しては私は「社内一の第一人者」であり、相談を受ける側であってする側ではない。部下達に「どう思う?」と意見を求めることはできても、決めるのは自分。「出世をする」というのはそういうことなのだとは思う。それは理解できるが現実問題としてかなりきつい。何せ少なくと社内では誰も歩いたことのない道を歩いていて、私がつまづくとプロジェクトそのものがつまづくのだから。「こういう考え方、進め方でいいですか?」と問われて、明確な答えを持っていない状況でも私が何か答えないとプロジェクトは進まない。そうした決断をするとき等に孤独を感じる。それが間違っていて「やっちまった」状態になったこともあるしねえ。精神的にかなりきつい。ありがたいことに周囲は「誰もわかってなかったことだからしょうがないよ」とは言ってくれるんだけど。

という暗い話はこれくらいにして、Phantom Knifeについて軽くレビューしてみる。現象が動画もあることだし、リンク先参照(いつも通りの手抜き)。動画を見たときはとっても不思議に見えたし、「古典」と言われても知らなかったし、とりあえず買ってみた。
買ってびっくり。確かに言われてみれば古典。それがこうアレンジされるのかあと感心しきり。古典を現代風に見事にアレンジしている。動画を見てもらうとわかるけど現象が非常にクリーン。2回目のカバーしている紙をちょっと取ってみせるところはマニアもびっくりだろう(少なくとも私はびっくりした)。
そして、さらに驚くべきことはほぼセルフワーキングであるという点である。少々ネタバレすると全部が貫通する3段目はちょっとしたシークレットムーブが必要であるが、この流れでやれば違和感なく比較的簡単と言える(のは私が初心者ではないからか。初心者には簡単ではないかも)。何と言ってもリンク先にも書いてあるが、スイッチも必要なく、何かギミックを扱う必要があるわけではなく、貫通する布、このナイフ、カバーする紙があればできる。さらに見えている刃先は常に本当にナイフの刃先(この辺りがマニア殺し)。つまり、準備が楽で、怪しい動きはほぼなしでできるということである。個人的には大変気に入ったので、レパートリーに入れていきたい。テーブル不要でカバーする紙さえ数枚用意しておけば、テーブルホッピングでもできるし。

欠点を上げるなら、ナイフが小さいこと。動画は撮り方がうまいのか、私の錯覚かもうちょっとナイフが大きいように見えたのだが、実物見るとかなり小さい。刃先は3〜4cmくらい?まあ、元がそういうナイフなので、それに違和感はないのだが、動画のような形式で見せるにはちょっと小さいと思う。
あとは借りた物でやるのはリスクが高い。できなくはないが、選び間違うとしゃれにならない事態になる(ちょっとネタバレ)。ちなみに私が普段使っているハンカチ(ダイソーで買ったもの)では問題なくできた。なので、基本的には自分のハンカチを使おうと思う。
カバーする紙は動画ではお札を使っているが、まあ確かに1ドルくらいなら使ってもいいけど、日本じゃねえ。でも、タネの関係でちょうどお札くらいの大きさの紙が必要。普通にメモ用紙でいいんだけど。大きさは要注意。

というわけで、欠点がないわけではないが、そうそう欠点のないパーフェクトなマジックなどないわけで、このマジックは十分実用的だと思う。何より色々な意味で楽。それでいて、現象のインパクトは十分。使える場面が結構ありそうで気に入った。

posted by shadow at 15:14 | Comment(2) | TrackBack(0) | レビュー(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月04日

私と将棋

なんか、小学生の作文のようなタイトルだが気にしない。

本題前に軽くマジックの小道具の話など。The Crown Deckを3色1つずつ買ってみた。最近、DVDのプロモーション動画でよく見かけるし、バックのデザインは気になっていたので。バックのデザインや箱のデザインは文句ない。手触りもよい。「普段から使えるように1ダース買っておこうか」とちょっと思ったくらい。しかし、弄んでいるうちに表のデザイン、特に絵札がちょっと気に入らないのと、硬さが気になった。パームしたときに手に吸いつくような感触がない。ワンハンドとかやろうものなら、まったくダメ。慣れの問題かもしれないとは思ったが(「そもそもあんたパームなんて普段使ってないじゃん」とかいうツッコミはおいておいて)、表のデザインが気になることもあって、「そこまでするものでもなあ」と思って見送り。バックのデザインは本当に気に入っているので、何かのパケットのセットでもつくるときにでも活用しよう。
他にはシャーパは結構気に入っている。まだ使っていないけど、確かにちょっと高級感があっていい感じ。難点はシャーピーは日本ではマイナーなことか。黒用と緑用に2つ購入。黒は普通にスケッチブックとかに何か書くときのもの。緑はカードのフェイスにサインしてもらうときのため。あまりサインカードの手順はやらないんだけど、赤でも黒でもいけるようにサインは緑のペンを使っている。いや、まあ、正直なところ、緑のシャーピーなんて存在自体知らなかったんだけどね。Amazonにて購入。結構色々な色があるのね。
他にもいくつかネタを買ったけど、その辺りはおいおいと。

さて、本題。マジックにはまったく関係のない将棋の話。マジックを差し置いてマイブームなのでちょっと書いてみる。
先に言っておくが私は将棋は強くない。「遊び」レベルならそこそこだと思うけど、それなりにやっている人(という表現は適切ではないと思うけど、他に思いつかない)にはまったく歯が立たないレベル。
幸か不幸か、本格的に将棋をやっている人と指す機会は無かった(と思う。記憶によれば)。そういう意味では遊びレベルの将棋しかやったことはない。

で、私の強さがどれくらいかと言うと、小学校、中学校、高校ではほぼ同級生に負けたことがない。大学では勝ったり負けたりという感じ。小学校では3年生くらいから同級生や上級生と打っていた記憶があるが、小学生のときに同級生に負けたのは1回だけ。これははっきり覚えてる。上級生では2年上に2名、1年上に1名どうしても勝てない人がいた。どういうわけかかなり頻繁に打っていた記憶がある。
中学のときは、友人3、4名がよく打っているのを横で見ていた。私はごくたまに打つ程度。横でよく見て癖を知っていたからか、ほぼ勝っていたと思う(よく覚えてない)。
高校のときは実は1局しか記憶にない。修学旅行の特急の中でマグネット盤で打っただけだと思う。高校時代は勉強ばかりしてたからなあ。その1局はかなり白熱したが、かろうじて勝った記憶がある。
大学のときは研究室でたまに打っていた。たまにはネット将棋というかワークステーション上でネット対戦したりもしていた(そっちの方が多かったか?)。本当に勝ったり負けたりでいい勝負していたと思う。私は早指しは苦手ですぐに長考するので時間はかなりかかっていたが(先輩によく注意された)。ネット上でやるときは持ち時間の管理が厳密なので、時間切れで勝つこともしばしばあったかな。それまで持ち時間を意識して打ったことは無かったので、早指しが苦手な私にはきつかったが、それはそれで面白かった。

基本戦術は棒銀+矢倉という、まあ、定番というか初心者向きな定石。これは父が私に教えてくれた唯一の定石だったというのが大きいのだが。現実には小学生のときの同級生相手に矢倉を組むことは滅多になかった。たいていは棒銀の速攻を相手が受け損なってそのまま勝負が決まってしまっていたから(その程度のレベルだったわけですよ)。そう簡単にいかない場合は矢倉を組んで考えるという感じ。
状況によっては相手に合わせて振り飛車にすることもあったかな。でも三間飛車か中飛車くらいしか記憶にないけど。振り飛車はまったく定石を知らないので、飛車を振ってからその場で考えるという適当ぶり(繰り返すがその程度のレベルだったわけで…)。そういうときはだいたい厳しい勝負になっているので守りも固めないと勝負にならないので、美濃囲いか高美濃を好んで使っていた記憶がある。どちらを使うかは状況次第で。

定石を真面目に勉強した記憶はない。ましてや「棋譜を並べる」なんてやったことはたぶんない。しなくても楽しめた(それなりに勝てた)というのはあって。しかし、それでは、本格的な勝負はできないし「将棋を指せる」と言えるレベルではないことは自覚している。実際、PCのソフト相手でもレベルを下げないと勝てない。でも、本気で将棋をやるつもりはなかったし、特に何もしなかった。

しかし、最近、「人と対戦できる趣味を1つくらい持っておきたいなあ」と漠然と思った。理由はわからない。「マジック」はいい趣味だと思う。年齢を問わないし、奥が深くて一生かけるだけの価値のある(という表現も何だけど)趣味だと思う。が、一方で対人戦の趣味もいいなと思ったのよ。最近はPCのソフトも強くなって、1人でも楽しめるし。
そう考えたとき、私がやりやすかったのは将棋。チェスや囲碁も考えたが、囲碁は小学生のとき、父が教えてくれたが(父は将棋より囲碁の方が強い)、まったく理解できずに(ルールはさすがに理解したよ)あきらめた。だから、今からやる気にはなれない。チェスは「引き分け」があるのがどうにも気に入らなくて(将棋にもあるけど頻度が違うわけで)、あまり興味を持てない。ちゃんとやれば違う考えを持つのかもしれないけど、将棋の終盤の面白さをチェスでは味わえないような気がして。

で、「ちょっくら将棋を真面目に勉強してみようか」と思ったわけ。で、真っ先に「iPadを活用できないかな」と思った。別にPCでもいいんだけど、iPadでできた方が色々と手軽で。調べたところいくつか有名どころの将棋ソフトがあるようだ。とりあえず、有料だけど定番の「柿木将棋」を入れてみる。とりあえず打ってみるがやっぱりレベル下げないと勝てない(iPadのCPUパワーでこれでは我ながら情けない話ではある)。
やっぱり、とりあえず定石の勉強と詰将棋くらいはと調べてみると、電子書籍があるらしい。「将棋ブックス」と「将棋世界」。「将棋ブックス」は色々な定石の本があってちょうどいい感じ。とりあえず、矢倉関係の本を購入。「将棋世界」は将棋専門月刊誌。私には解説があってもよく理解できないが名人戦や竜王戦等のトップクラスの将棋の棋譜が見れるだけでも価値がある。その他の記事も情報量が多く、月刊とは言え、1ヶ月では私では消化不良を起こしそうなくらいの雑誌である。
で、この「将棋ブックス」と「将棋世界」のすごいのは電子書籍の利点を生かしていて、紙面の盤面が動くのである。盤面をタップすれば棋譜の通りに駒が動く。このことは動画付きで色々なサイトで紹介されているので、ぜひ見てみて欲しい。棋譜だけ見ても駒を並べてみないと盤面が想像できない私のような人間には大変ありがたい(「棋譜を見ながら駒を並べることに意味があるんだ」というご意見もあろうかと思いますが)。さらに柿木将棋と連動していて、柿木将棋を呼び出して柿木将棋で棋譜を再現することもできる。「世の中便利になったものだなあ」としみじみ思う。
他には有料だけど評判のよい詰将棋のソフトを入れた。棋譜管理のソフトもあるようだけど、今はまだ必要ないかなと思い入れてない。今はちょっと暇があるときには詰将棋。それなりに時間が取れるときには定石の本を読むという感じで勉強している。問題は定石の本が「新しい定石(と言っても最新というわけではないんだけど)」で古い定石を前提としていて「従来はここでこう指していたが」とかいう表現があったりして「知らないよ」となることが結構あること。そういう意味ではもっと基本の本から読むべきなんだということは自覚しているが、「本は買っても読まない」ことも自覚していて、上記のように棋譜を読んだり駒を並べなくてもいい環境を知ってしまうと、多少(?)無理があっても今の環境で頑張ってみたいと思っている。

コンピュータと人では指し方が違うという話もあるけど、とりあえず、iPadのアプリレベルのソフトには勝てるようになりたいと、まずはそこを目標にやっていこうと思っている。

別にマジックをやめるわけじゃないよ。忙しい身で2つも趣味を持つのは無理があるかもしれないが、2つ持つことで逆にうまく気分転換して飽きずにやっていけるという面もある気はしているので、うまくやっていきたいなと思っている。

posted by shadow at 00:37 | Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月15日

マジックショー(2012/3/25)

堰を切ったようにマジックの買い物している。ストレスのせいか。無駄な買い物はしていないという自信があるが、いつ読むのかわからない本(でも今買わないと近いうちに絶版になるのは確実と思われる)、いつ練習するかわからない道具(でも、間違いなく鉄板ネタ)とか、消化不良な状態はしばらく続くだろうなという気はする。

今さら感はかなりあるが、3月25日某ショッピングモールで30分ばかりマジックショーをしてきたのでそのときの話を一応書いておく。
出演者は私含めて3名いたので、まあ、私は長くても15分程度ということで、かなり楽ではあった。実際には10分弱くらいだったかな。
しかし、そもそも準備の時点で大失敗。準備以前か。家を出た15分後ぐらいに忘れ物に気がつく。それがなんとオチに考えていた「MCプロダクション・カスケット(お札バージョン)」。つまりオチが無いのである。取りに戻る時間はない。車を運転しながら、鞄の中に何が入っていて、オチになりそうな派手な現象のものはないかと考えるが「ない」という結論に。この時点で既にダメダメである。せめてくす玉くらい入っていればなあ。ミリオンフラワーくらいしなく、それも一束(10個)だけ。どう考えてもオチには弱い。

まあ、「ないものはない」ということで(ジンベエの「失ったものばかり数えるな!!! 無いものは無い!! 確認せい!! お前にまだ残っているのもは何じゃ!!!」という言葉が頭をよぎったり。別に失ったわけではないけど(笑))、あきらめて、普通にやることにした。上記の通り10分程度でやった演目は下記

(1)シルクセレナーデ
(2)NO TEAR Torn & Restored Newspaper
(3)フォーナイトメアーズDX
(4)ヒンバーワレットを使った紙幣の出現
(5)5段スクリーンでミリオンフラワー10個出す

(2)と(5)が新ネタ。本当は(3)の後に(5)やって、その後に(4)をやって、「MCプロダクション・カスケット(お札バージョン)」をオチと考えてだんだけどなあ。まあ、後悔してもしょうがない。(1)(3)(4)は特に言うことはないかな。鉄板ネタで受けがいい。今回は非常に反応の良いご夫婦がいたので、その夫婦をうまく使わさせて頂いて場を盛り上げることができたのでやりやすかったというのはあるが。
(2)は以前のショーで失敗の要因の1つであったのであるが、このネタをこのまま放置するのは色々な意味でもったいないと、日本語の新聞紙でギミックを作り、今回、初挑戦。動画を撮ってないので確認できないが、肝心の復活のときに少しもたついた気がする。簡単に一瞬で復活させられるのに、ちょっともたついてしまった。やっぱり、練習と本番は違う。練習するしかないね。
(5)は以前に買った「屏風とキューブ」が震災時に壊れて(正確には屏風の方は無事だったが、キューブの方が壊れた)、代わりに何かないかなあと思っていたところ(屏風は無事だったのだから取り出し道具だけ考えれば良かったのであるが、屏風にも不満がないわけではなかったという本音もあって)、UGMから「5回出せるギミック」ということで発売されているのを見て、動画を見る限り類似のギミックであることはすぐに分かったが、それで逆に安心して購入してみた次第。実際よくできたギミックだと思った。サロンくらいの距離ならちょうどいいし。角度気をつければかなり近い距離でもいけそう。セットもさほど面倒でもないし、今後も活用していきたい。オチにするには弱いが現象としてはきれいだと思うし。ちょっと気になったのは「5回同じことを繰り返す」という現象そのもの。この手のマジックにある共通の問題であるが「終わり」が観客に伝わらない。だから、5回目にはそれまでとは違う何かを出すのがいいと思うのだが現状アイデアなし。くす玉でも出したいところだが、さすがにこのギミックに入れるのは無理がある。適当なものがないか思案中(現状アイデア無し)。

というわけで、オチがない締まりのないショーになってしまったのは主催者の方に非常に申し訳ない気持ちであるが、個人的には得るものがあり、課題もあって毎度ながらいい勉強になった。

posted by shadow at 22:22 | Comment(2) | TrackBack(0) | マジック(サロン) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月08日

Phil Plus

某所の全国オフは残念ながら今のところ不参加の予定。とっても行きたいのだが、その日は水戸マジッククラブの例会のため、「会長」という立場上、例会優先かなあと。私抜きで例会をやったことがないわけではないけど、それはどうしようもない事情があってのことで、基本的に私は例会の方を優先するべきだと思っている。

Twitterで文字通りぼそぼそつぶやいているけど、最近、睡眠時間がぐちゃぐちゃ。昔はフレックスで遅めに出社とか普通にしていて、どうにかバランスとってたんだけど、最近は立場というか、部下(外注含む)も増えて、やっぱり定時から会社にいないと周囲に迷惑というのは事実で、何とか朝、定時に会社に行けるように起きる努力をしている。普通には「そんなの当たり前じゃん」って話なんだけど、完全に時間のリズムが狂っていて、私には容易じゃない。根本的に仕事の量が多く、寝るのが遅いのが問題で、「気合い」だの「やる気」の問題ではないという意味で根は深い。とは言え、無策というわけにもいかないので、とりあえず、「事実確認」ということで、睡眠時間について記録を取ることにした。「レコーディングダイエット」なんてものがあったけど(効果のほどはさておき)、事実を客観的に数字で見ることで意識が変わるというのはある話だと思うし。でも、それが簡単にできないと続かない。そこで、iPod touchの活用。「快眠ノート」と「sleep cycle alarm clock」を導入してみる。快眠ノートはボタン1つで布団に入った時間と起床時間を記録してくれるので使いやすい。sleep cycle alarm clockは調べてみると目覚し機能については賛否両論あるようだ。しかし、「睡眠状態の記録ツール」としては興味深いデータが取れるのは事実らしく、今日、早速試しに使ってみたが、ちゃんとスイミンのリズムを記録している。グラフがあまりにきれいなので「これ加工してない。本当にこの通り?」と逆に疑いたくなるくらい。1日のデータで判断してはいかんのだが、このグラフを見る限り、私には7時間半くらいの睡眠がちょうど良さそうだ。平日にそんな睡眠時間はとても取れないが… まあしばらく様子見。

さて、前置きがかなり長くなったが、今日は久しぶりにレビューしてみる。過去ログ見るとなぜか取り上げてなかったので。鞄の中に常備されているネタで、数え切れない程演じているネタなのに。というわけで今日のネタはフィル・プラス・デック。最近、Phil Plus 2なるのも発売されているようだが違いはよくわからない。
ブランクの状態での販売には賛否があるかもしれないが、自分の好きな演出でできるという意味でブランクであることは私はありがたいと思う(面倒だけど)。
私は予言の紙を小さく作って、さらに小さい封筒も作って、それに入れて、封筒をデックの中に入れて使っている。これなら「予言の封筒を無くす」心配もなく携帯性もいいから。

単純な原理で、原理的に目新しいことは何もないが、私は大変気に入っていて、状況によるが「軽く何か1つ」という状況でもこのマジックを演じることは多い。私は「女性の名前」で演じている。これは、正直に言ってTVで見た前田知洋氏の演出のパクリ。方法は(たぶん)違うけど、演出としては同じで、予言の紙には女性の名前が書いてある。
リンク先の宣伝文句にも嘘やまぎらわしい表現はなく、間違いなく書いてある現象を起こせる。しかも簡単でセルフワーキングである。観客の受けもかなりいいと言える。デックの手渡しは不可だけど(前田氏は手渡しして完全に調べさせていたけど。だから方法が違うと思うわけ)、そんなのは気にならないレベル。現象を2段にしているのが非常に巧妙で1段目が2段目の、2段目が1段目の間接的な改めになっていて、デックに不信感を持たれる可能性は低いと言える(実際、どうこう言われたことは一度もない)。
あとは演出をどうするか。私は何も考えずに上記の通り、女性の名前にしたが、そこは本当に好みで色々考えられるところ。まあ、正直、女性の名前をたくさん書くのには苦労したが。一覧表作って、妻にも「他にない?」とか聞きながら結構苦労して作った。
TVで前田氏の演技を先に見ていたおかげであるが、予言に「女性の名前」が書いてあるのは、意表を突いていて面白いと思っている。「意味がわからない」というリアクションが得られて、うまく間を取りつつ意味を説明して、確認すると不思議な現象が起きているという流れは個人的に非常に面白いと思う。そこからさらに2段目に入って、オープンプリディクション的な不思議を見せられるのは全体的な構成としてよくできていると思う。
リセットが簡単というか事実上不要なのも便利。テーブルホッピングでも非常に使い勝手が良かった。

レギュラーデックでの自作は不可能。買わないと無理。「簡単で受けがよくリセットも楽」という、非常にありがたいマジックで私のお気に入りのマジックである。

posted by shadow at 14:52 | Comment(2) | TrackBack(0) | レビュー(メンタル) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月25日

学習塾でのマジックショー

3ヶ月も水戸マジッククラブのホームページの更新がないという前代未聞の事態は、ちょっと今週も解消されそうになく(他人事のように言っている場合ではないのだが)、今週は2回の例会および本記事のマジックショーの動画を編集してUPしたということでご勘弁を。中の人にしか関係ない話であるが。
今週末は土曜はマジックショーで、日曜は上記の通り動画編集でほぼ終わり。来週末に時間があればというところ。
で、忘れないうちに3/18に行ってきた学習塾でのマジックショーのことを書いておく。意外と自分でも「以前は何やったっけ?」と読み返していたりするし。今日書かないと3月の更新が0になりそうというのもあって。

この学習塾でのショーはありがたいことに毎年の恒例行事となっている。さすがに去年は震災の影響で行けなかったが。非常にノリというは反応がよく「何をやっても受けそう」な雰囲気でとってもマジックがやりやすく、やっている方もとっても楽しい場である。
今回は私を含めて4名が参加。その内容はそのうち水戸マジッククラブの方でまとめるとして(「先にそっちやれ」という声はとりあえずおいておいて)、自分の演目を整理しておく。

演目は順に
(1)フリーダイヤル
(2)MindCamera(iPadで)
(3)クロノログ
(4)テクニカラーバンクナイト
(5)Giant B'Wave
(6)フォーシングパッド
まあ、毎回のことだが、他にマジシャンもいることだし、好きなだけ「気持ち悪い」メンタルマジックをやらさせてもらった。「気持ち悪い」は語弊があって、実態は「気味が悪い」だと思うのだが、まあ、似たようなもんだし、実際「気持ち悪い」という反応だったので、しょうがない。

(1)と(4)が初物。後は過去に何度か演じている。(1)は今回のような人数や会場の規模でやるマジックではないのだが(道具が小さ過ぎる)、1人ステージに上げて、その人を証人として話を進めればいいかとやってみた。正直、今まで使ってなかったので使ってみたかったというのが本音ではあるが。反応はだいたい想定していた通りでいい感じだった。特にトラブルになることもなく。演出にもよるけど、結構強烈なメンタルマジックだと思う。
(4)は実はマーチン・ルイスの「テクニカラープリディクション」をやろうと思ったんだけど(過去にやったこともあるし)、探したところ見つからなくて(震災後ちゃんと部屋を片付けてないのが悪いのだが)、どうにかこの財布だけ見つかったので、「いいや、これで代用」というわけで使ってみた。現象というか、演出はまったく「テクニカラープリディクション」と同じ。まあ、現象が同じということもあり、想定通りの反応をもらえていい感じ。むしろ、こちらの方がやりやすいのではないかと思ったくらい。道具が自然で扱いやすいので。かさばらないし。

(2)(3)(5)は普段の毎月のマジックショーで散々演じているマジックで、まあ、特筆すべきところはないかなあ。(2)で撮影した写真を後で塾の方にメールで送ったら喜んでくれたらしい。いつも、撮影したその場で渡せないのがもったいないなあと思ってるんだけどね。ちょっと気になるとしたら(5)かな。順番の問題という気もするが、「予言」が続いている中でちょっとインパクトに欠けるというか、反応が微妙だった気がした。今から思えば別のマジックにするか、順番を工夫すべきだった気がする。元々、メンタルマジックのレパートリーが予言に偏っているのは気になっていて、今回もそれが顕著に出てしまっている。
(6)への軽い伏線として、催眠術(と言っても簡単なカタレプシー)に挑戦してみても良かったのではと思っていたり。実は真面目にそれは考えたんだけど、「チャレンジングだなあ。そこまであえて無理しなくても」と無難に行った結果がこれ。
この演目なら「読心術」のマジックを追加しても良かったかなあと思っている(あまりレパートリーにないのが苦しいところだが。ブックテスト辺りが無難か)。

(6)はこの塾でしかやっていないマジックで、毎回「どう演出したものか」と悩んでいるマジック。予め書いて見せた予言が変化してちゃんと当たるという、現象だけ聞くとサッカートリックのように思える現象だが、それをミステリアスに見せたいと思っていて悩んでいる。今回はあまり変な演出は入れずに「え、私ちゃんとそう(当たっている予言)を書きましたよね?」という感じで、観客が「先に見た予言と違う」と言うのが「なぜそう思うのかわからない」という演出にした。ある意味無難な演出。まあ、それなりに大きな反応はあって、一応成功とは言えるが、まだ納得はいってなくて、悩み中。あまりに露骨な演出は不自然だし(前回はそれで失敗)。次回までに工夫したいところ(今のところアイデアはないが)。

この塾でのマジックショーは時間が長いこともあって、遠慮なくメンタルマジックをたっぷりできる珍しい場(まあ、それにしても「やり過ぎ」かもしれないけど…)。それだけに色々と試してみたくなる。いつも書いていることだが、やらないとわからないことは多いし。今回も色々わかったことがあるので、今後の参考にしたい。

posted by shadow at 19:20 | Comment(6) | TrackBack(0) | マジック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月29日

中学のときの合唱コンクール

忙しい。いや、まあ、いつものことだけど、さらに体調も悪くなってきて、さらに状態が悪化している気がする。土日は水戸マジッククラブの例会に参加するだけで精一杯。
2月にブログ更新なしというのもどうかと思い、推敲もほとんどいらないような軽いネタで更新してみる。マジック色は0なので、マジック以外に興味のない方は申し訳ないですが、次回以降(いつだ?)の更新をお待ち下さい。

Twitterでちょっと触れたけど、140文字では書き切れなかった、中学のときの合唱コンクールについて、思い出を語ってみる。
いや、本当に懐しいんだよ。合唱コンクールは学年別のクラス対抗だったんだけど、妙に力が入っていて、ハイレベルで、卒業記念に3年生の各クラスの合唱の録音テープ(その後CDになったらしい)をもらえるんだけど、聞くたびに「いい歌だなあ。懐しいなあ」と思えたりする。すっかり気に入った母に取られて、大学時代に下宿したときに実家においてきたこともあって、今、そのテープがどこにあるかはもう不明だが。

私の母校の中学はどうやら県(と言っても田舎だけどね)の音楽関係者の間ではそれなりに知名度があったらしく、「音楽が盛んでレベルの高い中学」という評判だったらしい。私が中3のとき赴任してきた音楽の先生がそんなこと言ってた。

合唱コンクール前の練習はガチで、自習の時間でもできようものなら、音楽の先生つかまえて練習するという熱の入れようで、毎年かなり盛り上がるイベントだった。男子と女子で温度差はかなりあって、男子は女子ほど盛り上がってはいなかったが、それでも、「やるしかないなあ」という空気はあった。
1年生は混声二部合唱。2年生と3年生は混声三部合唱というのがルール。1年生はあまり定番の曲というのはなくて、毎年色々な曲に挑戦している感じだった。まあ、入学して早々のイベントということもあったし。
2年生だと記憶にあるので「怪獣のバラード」「空駆ける天馬」が定番だったかなあ。「怪獣のバラード」は合唱コンクールでは別のクラスが歌ったんだけど、今でも男性のパートを歌えると思う。
3年生が激戦というか、ハイレベルで、そこらの音楽部と勝負できるレベル(と聞いた)。定番曲もそこそこあって、その選び方で既に有利不利があるという状態。一番人気は確か「十字架(クルス)の島」。タイトル通りの隠れキリシタンの悲しい歌。他には「消えた八月」。これは原爆の歌。「熱い光の中で 僕は一枚の絵になった」という歌詞が頭にこびりついている。「ひめゆりの塔」も定番だったかな。こちらは難易度が高いからと避けるクラスもあったけど、逆にうまく歌えれば優勝できたから。えーと、あとは「石仏」「親知らず子知らず」辺りもよく聞いた。他にも定番曲はあった気がするが(というか3年生の場合はほぼ定番で埋まっていて、新曲に挑むクラスはあまり記憶にない)、今、ざっと思い出せるのはこんなところ。
知っている人にはわかってもらえると思うけど、結構、難易度高い曲が並んでいると思う。これらを休み時間、放課後とかみんなで一生懸命練習したのはいい思い出。

そうそう、中学の合唱のエピソードとして、修学旅行のとき、ホテルの夕食時に1曲合唱したところ、従業員が驚いて、次の日の朝にわざわざ支配人が聞きにきたという話を聞いた。「朝だからみんな声の出が悪くていまいちだったけど」と音楽の先生が言ってた。

まあ、なんというか、とにかく合唱には力入っていた。小学校まで音楽は嫌いな科目の筆頭だった私が「音楽も悪くないな」と思うくらいに(楽器は苦手のままだったけど)。とっても懐しい思い出である。

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2012年01月14日

iPhone/iPadのマジックアプリ

書き溜めておいた記事投稿。と言ってもこれ1つだけだけど。

前にも書いた気がするが、私が漫画好きと言うと驚く人が結構いる。漫画は読むし、アニメは見るし、ゲームもするし、どちらかというと「オタ」に属する人間なんだけどなあ。まあ、最近はゲームは時間がなくてやってないけど。以前は出張のときの特急の中でやっていたりしたんだけど、今は特急の中では寝てるかiPadで何かしているかで、ゲームをやることはなくなった。まあ、どちらにしろ、時間がかかるゲームは無理なんだけどね。

さて、今回は予定通り(?)、iPhone/iPadのマジックアプリについて。厳密には私はiPhoneは持ってなくてiPod touchなんだけど、問題なく動くのでそこは区別しないで書いておく。
まあ、実のところ、結構適当に見つけたのをダウンロードしていたりして、1つのフォルダに入り切らなくなって、2つのフォルダに入れていたりするんだけど、その中で実際に人に見せたことがあるもの、見せてないけど気に入っているものをピックアップしてみると以下のようなアプリがある(順不同。単に目についた順)。

(1)MindCamera
(2)iForce
(3)Magic Watch
(4)MagicShuffle
(5)MagicHat
(6)Rising Card
(7)Street Magic
(8)Duplicity

個々の説明の前にiPhoneアプリとiPadアプリについて説明しておきたい。詳しいわけじゃないので間違いがあれば指摘して欲しいが、私の理解は以下の通り。アプリには単純にいって「iPhone用アプリ(これはiPod touchでもほぼ問題なく動く。GPSが必要だったりとかカメラ系のは無理なものもあるが)」、「iPad用アプリ」、「iPhoneとiPadの両方向けのアプリ」がある。
前者2つはその名の通り、iPhoneとiPad用のアプリである。iPhoneとiPadでは画面の大きさが違うので、それぞれ専用のアプリがあったりする。ただし、iPad用アプリはiPhoneでは動かないが、逆は可能。つまり、iPhone用アプリはiPadで動く。ただし、通常はiPadの大きい画面の真ん中辺りにiPhoneサイズで表示されるだけ。それを2倍に拡大することができて、2倍にしてほぼ画面一杯になる。ただし、単純に拡大しているだけなので文字のフォントとかは粗くなる。
3つ目もまあ、その名の通りなのだが、ダウンロードするアプリは1つなのだが、iPhoneで動かすとiPhone用の動きをし、iPadで動かすとiPad用の動きをするというものである。大変ありがたい。iPadで拡大の必要もなく、きれいに表示されるので気持ちよい。中にはiPhoneの場合とiPadの場合でまったく異なる動作をするものもあるが、たいていはインターフェースや表示が違うだけで機能としては同じように動く。
で、個別の説明の前の上記アプリを分類しておくと(1)〜(7)は「iPhone用アプリ」で(8)は「iPhoneとiPadの両方向けのアプリ」である。だから、(1)〜(6)をiPadで使うときには注意が必要で、動くのは動くがマジックとして成り立たないものもある。

さて、ようやく、ざっと個別に思うところを。
(1)は大変気に入っていて、iPadで動かしてマジックショーでかなり使っているアプリである。現象としては「念写」で「観客が思っていることがカメラに写る」という現象になる。ジャンボESP5枚を観客に見せて1つを思ってもらうとそれがカメラに写るという手順を好んでやっている。拡大しているのでカメラの映像が実は若干粗いのだが、気になる程ではなく特に問題なし。原理的には他のアプリでも使われている原理で(まあ、そんなに使える原理があるわけでなく、どうしても同じような手法になるのは当然の結果)、特筆すべきものではないが、適切に演じれば違和感を感じられることはないマジックと思っている(今のところ基本的にいい反応をもらえている)。余談ではあるが、このアプリ、iPad2が発売される前にリリースされ、特にバージョンアップもしていないのに、iPad2で何事もなくカメラを認識して動いたのには驚いた。何に驚いているのかわからない人もいるだろうが、これはすごいこと。

(2)もお気に入り。まあ、そんなに人には見せてないがTVでRYOTA氏が演じていたのを見て購入したもの(実は以前の記事のコメントでミステリィさんに教えてもらったんだけど)。あまり演じてないのは、たまに失敗する可能性があるから。原理的には本来、失敗するような原理ではないのだが、私の扱いが悪いのか、たまに失敗する。結構練習して、ほぼ失敗しなくなったのだが、一抹の不安はある。現象としては予言で(読心術のような演出も可)、基本的に観客の言うこと(より正確に言うならマジシャンの質問の答え)を観客が言う前に書いたように見える。これもiPadで問題なく使えるし、使える場面は多いと思う。また、自分で自由に予言を自作できるところもいい。ぶっちゃけ(1)は用意されているものしか念写として出すことはできないが(まあ、そりゃそうかという気はする)、こちらは自分で手書きで自由に作成できる。なので、好きな演出というか手順を構成できる。私はRYOTA氏がTVでやっていたような3つの質問をして、その答えがすべて予言されているという演出を好んでやっている。

(3)も人にはあまり見せてないがよく出来ている。現象はいわゆる「タイムマシーン」で、現象はそのまま。つまり、マジシャンが竜頭を回して時刻をセットした後、観客が自由に決めた時刻を確認すると、時計がその時刻を指しているというもの。実物(という表現も何だが)のタイムマシーンでは「最悪のケース」のときに辛いというのはよく言われていることだが、このアプリではそういう問題はない。実物のタイムマシーンよりはるかに使い勝手がよい。とはいえ、それなりにしっかり練習しておかないと微妙にずれたりするんだけどね。その辺があまり人に見せてない理由だったりする。そんなたいした話ではないのだが。実物の方でも同じ問題はあるので。iPadでも動くと思うけど、画面が腕時計だし、色々不自然な気がするのでやってない。

(4)、(5)はテンヨーが開発したアプリで以前に書いてあるので省略。よく見たら上記の(3)も書いてあった…

(6)はTwitterで前田知洋氏が紹介していたので入れてみた。名前の通り、現象としてはライジングカードで、観客が自由に選んだカードがライジングするという現象。現象としては、まあ、それだけと言ってしまえばそうなのだが、このアプリはライジングする画面がきれいなところがポイント高い。また、ライジングするときに観客に持たせることができるところもいい。些細なことのように思えるかもしれないが、見た目は結構重要で、それでリアリティも違ってくると思う。無料アプリとかだと、原理的には悪くなくても見た目が悪くて使う気にならないのもあったりするし。観客が手にもった状態でライジングするのも不思議さを増す効果があると思う。デックを用意しなくてもできるし、お手軽でお勧め。まだ人に見せたことはないけど。

(7)はDavid Blaineのマジックで意味というか使い方がわからない人には使えないアプリ(だからレビューがひどい)。そういう意味で微妙なアプリとも言えるが、私は気に入っていて、ときどき人に見せてもいる。「さすが電子機器」と言いたくなる絶妙な精度で動くので、よく出来ていると思う。ここで詳しく書けないのが申し訳ないが。ただ、アウトも用意しておきたいマジックでもあり、そういう意味でもやっぱり微妙かなあ。

(8)はまだ人に見せてないが、大変面白いと思っているアプリ。今日あげたアプリの中では一番高いのだが、私はこの値段分の価値があると思う。現象としてはAny Card at Any Numberを実現しようというアプリである。この時点で「アプリでどうやってやるの?」と思っている人もいるだろう(実は私がそうだった)。しかし、買って説明を見て納得。デックを別途用意する必要があり、このアプリは「ただの電子メモ」という扱いでマジックに使う。「アプリで何かしている」感が出たら失敗と言えるだろう。そういう意味で初心者にはちょっと難しいかもしれない。
基本的に「アイデアの勝利」と言える(マジシャンは不思議に思わない手順だけど)。手順と演出次第で、実のところこのアプリ無しでも現象は達成できたりするんだけど、ぶっちゃけ、ごちゃごちゃ計算しなくて済むのは正直かなり楽。デックをカットしてからこの現象を自力でやろうと思うとかなり大変。また、基本手順の他に収録されている応用手順も興味深い。どちらかというと個人的には応用手順の方が気に入っていて、やるとしたら応用手順の方だと思っている。基本手順は人によっては通じない(不思議に見えない)可能性が高いので。
このアプリはクロースアップでもiPadで使う方がカモフラージュが効いていいと思う。iPod touchやiPhoneでできないわけではないが。

数があるので長くなったが、現状ではこんなところ。他にも小ネタとかあるんだけど、そういうのはまたの機会にでも。iPod touchだけあればできるマジックは準備が特にいらないので本当に便利で、使い勝手がいい。(8)のように結構本格的なマジックができるのもあるし。検索して探すのは結構大変なんだけど、気が向いたら、また探してレパートリーを増やしていきたいところ。他にお勧めのアプリがあれば、ぜひ教えて下さい。

posted by shadow at 03:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | レビュー(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月08日

セルフワーキングはやっぱりややこしい

「食べログ」のニュースの報道のときに「ステルスマーケティング」という言葉が使われ「ステマ」と略されて2ちゃんねるでかなりはやっている。何かあれば「ステマ」と呼ばれている、そんな感じ。このブログも「ステマ」扱いされないかと心配になるくらい。こんなアクセス数の少ないマニアックなブログにそんな力はないし、心配するようなことではないのだが。

本当は、iPod touch/iPadでのマジックアプリについて書こうかと思っていたのだが、忘れないうちに最近思ったことをまとめておきたい。

以前の記事でもセルフワーキングの悩みと言うことで書いたことがあるんだけど、「やっぱり、ややこしいなあ」と最近、改めて思ったことがあるので、その話など。


今回の題材は某メルマガで取り上げられていたPit Hartling氏の「CHAOS」。このブログは基本的に否定的なことは書かない方針であるのだが、敢えて、自分の考えの整理も目的の1つとして、ちょっと否定的なことを書いてみる。もちろん、反論は大歓迎(感情的な反論は困りますが…)。とりあえず動画を見て欲しい(Youtubeなのでいつ削除されるかわからないけど)。
英語じゃないので、現象をちょっと補足しておくと「これから数理トリックを見せる」と言い、観客2名に1名には黒のカード、もう1名には赤のカードを選んでもらい、その位置を入れ替えてもらう。あとは動画の通りにカードを操作して、入れ替えたカードを当てるというマジック。

策略として「数理トリックである」と言い切ってこの手順を見せるというのは面白くて、そう言い切ることで、いくつかの問題を解決している。「なぜ、カードを入れ替えるのか」とか「なぜ、8個の山に配るのか」とか、そういうのが全部「数理トリックだから」という説明でそれなりに説得力を持たせられる。
ただ、私が気になるのは、相手によっては、「あぁ、確かに数理トリックだ」と思われる可能性が十分あること。確かに途中からでたらめに山に分けているように見えるし、最終的に分けた山を1つにまとめてしまうのだから、「数理トリックに見せかけた別のトリック」に見えるかもしれない。しかし、人によっては(特に毎度このブログに登場するうちの「会社の同僚」みたいな人には)、「あぁ、確かに規則性があって、数理的に解決できそう」と思われる可能性を否定できていないと思う。少なくとも私は初見で「ある規則性を崩していない」ことは分かった。だから「数理トリックである」と言うのは諸刃の剣で、確かにたいていの人にはうまくいく策略だろうが、逆効果になる可能性もあって、危険だと思う。少なくとも私はこのマジックをこの演出でレパートリーに入れたいとは思わない(まあ、それ以前にセットアップが面倒でやる気にならないという話もあるのだが)。

もうちょっと具体的に言うと、この手のマジックを見て、タネを推測しようとする人の思考は消去法的考え方なのである。
これは私の妄想でも想像でもなく、実際に別のトリックで会社の同僚がその原理を見抜いたときに、その思考の過程を説明してくれたという実経験に基づく。彼らは、こういうトリックを見ると「そういう一見ランダムに見える操作をしたとしても、何らかの規則性が維持できているのではないか。となると、そういう操作を行ったにも関わらず維持される規則性は何か」と思考してくる。その結果、このようなマジックの基本原理となっている規則性を見抜いてしまうのである。つまり、一見ランダムに見える複雑な操作がタネを推測する材料になってしまうのである。
したがって、このマジックを「数理トリックである」と言って見せると、「確かに」と言われてしまう事態を招いてしまうリスクが上昇すると考える。
もちろん、見せる相手によることはわかっている。ただ、前々から書いているが、初対面の人に見せるとき、その人がどういう人かはわからないので、やっぱりレパートリーには入れにくい。

この辺りがセルフワーキングの悩みであり、いかにセルフワーキングであることを隠すかというのは重要な問題。どうしても論理的思考が得意な人、パズル等が得意な人には原理に気付かれやすい。その1つのアプローチとして「CHAOS」は面白いアプローチであるが、上記の通り、危険は方法でもあると思う。
やっぱりセルフワーキングをレパートリーにするなら、マジシャンでも理解しにくいような原理を巧妙に使ったトリックをレパートリーにする方が安心。演出である程度カバーできるのはわかるが、限度がある。

とまあ、そんなことをこのマジックを見て思った次第。セルフワーキングってうまくいくと、とっても不思議に見えることは承知しているが、やっぱり難しい。

posted by shadow at 03:57 | Comment(2) | TrackBack(0) | マジック(考察) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月04日

2012年最初のマジックショー

ふと「SIMフリーのiPhone」に興味を引かれて、購入を真面目に考えたりするが、「少なくとおLTE対応になってからにしよう」と自制する。何を考えたかというと、SIMフリーのiPhoneを購入して、ドコモのSIMを契約して、デザリングすれば、現状の「iPod touch+ポータブルWifi」相当の環境になって、iPod touchより高機能なiPhoneが使えるのは魅力的だと思ったわけ。iPod touchに大きな不満があるわけではないが、ときどき「高精度のカメラ」と「GPS」は欲しいときがあって、「できればiPhoneが欲しいなあ」という思いはある。まあ、現実には安い買い物ではないし、上記の通り、今買うならLTE対応は待ちたいし、現状は様子見ということで。ただ、今年でポータブルWifiの2年縛りの契約が切れるので、インフラを見直すチャンスではある。

さて、今日は2012年最初のマジックショーを1月3日にやってきたので忘れないうちに反省点含めて書いておく。まあ、読み返す可能性はほぼゼロなのだが、書くことで整理されるということもあって。
状況は典型的なサロン。一番近いお客さんが2mくらい。遠い人でも5mくらいで角度は160度くらいというところか。角度がそこそこあるので、演目と見せ方にちょっと気をつけた。

演目は以下の通り(のはず)。

(1)カメレオンシルク
(2)シルクセレナーデ
(3)フォーナイトメアーズDX
(4)アァ・プレディクション
(5)Giant B'Wave
(6)アストロメンタル
(7)Ex-Change Cube-Quick(ダブル)
(8)紙幣になる白紙
(9)MCプロダクション・カスケット(お札バージョン)

あれ?9個もやってたんだ。今数えて気がついた。30分という時間を考えると9演目は多い気が。でも、実は3分ほど余ったんだよねえ。
正直、何も考えてないに等しいルーティンだけど、一応考えたのは、まずは最初はわかりやすく、トラブルになりにくくて、お客さんの手伝いを必要としないものを2、3個やる。その後、メンタルマジックを中心にお客さんとのからみを入れて時間調整して、最後にお札のプロダクションで締め。

まず、構成上悩んだのは上記でいうと(7)〜(9)の流れ。オチは(9)で確定で、これがどれだけ受けるかはよく知っていたので外したくなかった。しかし、この「ケース」を出す理由付けが欲しかった。そのために入れたのが(7)で、(7)でミリオンフラワーをプロダクションして、そのミリオンフラワーを入れるための入れ物という位置付けで机の上に出した。考え方としては悪くないと思っているのだが、(7)自体の受けが悪かった。以前にやったときには同じようにやっていい感じだったのだが。何だろう。動画を撮ってないので違いが分析できないが今回はかなり反応が悪かった。ミリオンフラワーのプロダクションについては、手順の見直しも含めて検討を要すると感じた。新しいギミックの購入も考慮しつつ、考えたいところ。

構成上の次の悩みはメンタルマジックをどうルーティンに入れるかというところ。やっぱりメンタルマジックって他のマジックと現象が異質で、下手に入れるとそこだけ浮いてしまう。今回は実のところあまり深く考えずに(4)が軽いクッションになるかなあと思った程度で、(5)(6)とメンタルマジックを入れてみた。どちらも不思議だけど気持ち悪いほどではない現象なので、悪くないかなと。演出もわざと軽めにしてみた。結論としては悪くなかったと思う。そこそこいい反応もらえた。ここら辺は今回の大きな収穫。
正直なところ、私1人で30分のショーとなるとメンタルマジックを入れないと時間が足りない。逆にメンタルマジックを入れるとどうしても時間がかかるので、うまく使うと時間調整にちょうどいい。反省するとするなら、(6)が終わった時点で(7)に行くと3分程度余ることはわかっていたのだが、そこで、ちょうどいいネタがなかったこと。3分以上かかりそうなネタしかぱっと思いつくのはなく、どうしようかとちょっと躊躇して、「少し余るがあきらめよう」と(7)にいった。この辺りは準備不足というか、想定不足というか、もうちょっと余裕のある準備をしておきたかった。今から思うと鞄の中に使えるネタがあったと思うので、やっぱり想定が足りなかったというところか。

技術的な反省点は(1)で肝心の動作である「アレ」を抜き取るときにちょっともたついたところか。やっぱり練習のときよりも緊張しているんだろうね。手が固くなっていた気がする。
構成で気になったのは(1)と(2)が連続していること。どちらも軽いサッカートリックになっていて、そういう意味においては「オチ」が似ている。続けてやるのはちょっとまずい気がした。演じている途中で気がついたので遅かったが。

場の雰囲気としては、マジック開始前から待っていてくれたご夫婦が非常にいい反応をしてくれた。ときには、マジシャンが「こう思って欲しい」と思っていることを口に出して言ってくれたりして、とってもありがたかった。そういう意味ではお客さんに恵まれた部分はあったと思う。上記のように反省すべき点はいくつかあり、まだまだサロンは安定感がないが、少しは前に進んでいる気がして収穫はあったと思う。引き続き、レパートリーをうまく整理していきたいところである。

posted by shadow at 04:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | マジック(サロン) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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