2012年09月09日

Horwitz Wallet

最近、ただでさえあまりない空き時間を将棋に費やしてしまっていて、マジックの優先度が下がり中。最近、いい本がかなりいい頻度で出ているようだが、手が出ない。未読の本が山積みという現状もあるが、どうにも盛り上がらないというか何というか。
新商品とかはマメにチェックしているが、どうにも食指が動かない。面白いメンタルマジック発売されないかなあ。ネタ物でもレクチャー物でもいいから(他力本願)。どうもマジックに対する刺激が足りないとしか言いようがない。情熱のある人は、ここでオリジナルマジック考えたりするんだろうけどねえ。私はそこまでは…

そんな中、久しぶりに買い物したのでご紹介。Horwitz Walletである。いやー、マジック用の財布いくつ持っているのかと思うのだが、なぜかついつい買ってしまう。ほとんど使ってないのにねえ。何となく好きなんだどうね。もちろん、それぞれに特徴はあるのだが、使いこなせないうちに次のを買ってしまう。まあ、私のレパートリーにそもそも、定番の「Card to Wallet」がないから使うはずはないのであるが、ついついと。メンタルマジック用のもあって、それはたまに使うけど、たまにだねえ。システムデックが必要だし。

で、そんなに持っているのについついフラフラと新製品でもないのに買ってしまったのはリンク先の現象が魅力的に見えたから。あと、「観客に手渡し可能」というのは捨て難いメリットかなと思い。手頃な大きさなのもいい。普段からポケットに入れて持ち歩いてもかさばらないのは使い勝手がいい。
現象はリンク先の通りなんだけど、「他に必要な道具」がある手順がいくつかあって残念。まあ、現象を考えれば「そりゃそうか」という感じではあるのだが。

ギミックの機構としてはHorwitz Add-a-Number Padとほぼ同じ(これも持っていたはずなのだが、震災以降行方不明…)。メモになっているか、カードや封筒を入れられる構造になっていうかの差でしかない。だから、ちょっと不自然だけど、Horwitz Walletにメモ用紙を入れれば、Horwitz Add-a-Number Padと同じ現象ができる。

「観客に手渡しできる」と言っても調べさせられるわけではない。ここら辺はマジシャンの演じ方はマジシャンと観客の関係にもよるところではあるが、たいていの場合は問題ないと思う。「下手にいじって壊したら大変」と思われる程度のガードはかかっているし、手順として、まあ、観客が調べる間がないくらいにさっと自然に回収できるので。

説明書にある手順で面倒な準備をせずにできるのは「Card to Wallet」ぐらいかなあ。基本現象ではある。パームとか不要で、簡単にできる。その分、手順というか構成を考える必要はあるが。
個人的にはリンク先に説明のある現象の中では「催眠術的ピックポケット(スリ取り)」をやりたかったなあ。でも、これは他に必要な道具があって、かなり厳しい。真面目にメンタルマジックっぽくやっても面白いし、ちょっとコメディタッチでやっても面白いし。ちょっと残念。まあ、「観客に渡すことができるCard to Wallet」ということだけでも満足なので、「失敗した」とは思ってないが。リセットも不要なので、テーブルホッピングでも使いやすそうだし。

使ってない財布が山積みの状態であるが、この財布くらいは有効活用したいものである。

posted by shadow at 09:24 | Comment(2) | TrackBack(0) | レビュー(カード) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月05日

STOLEN CARDS

ゴールデンウィーク中になんとか更新しておこうと思い、書いてみる。
ゴールデンウィークは「結局何だったんだろう」と思うくらい、ほぼ何もしてなくて、それなのに疲れは抜けてなくて、明日、会社かと思うとかなり嫌な気分である。たぶん、大量に仕事たまっているだろうしなあ。まあ、しょうがない。

とりあえず、Max Mavenの「マルチプリシティ」はどうにか見れた。でも、これ何度か見ないと消化不良な感じ。まだ、Max Mavenの言いたいことの半分も理解できてないような気がする。しかし、「スロットマシンカード」は思わず通販で注文してしまった(まだ届いてないけど)。非常に面白く、巧妙でやってみたいマジックだと思ったので。「シュレディンガーのスロットマシーン」だったかな。わかる人にはわかる非常に面白い名前で現象もそうなっているところが面白い。だからと言って、「シュレーディンガーの猫」の説明をしてから、このマジックをやろうとは思わないが…この辺りの意図を伝えるのが難しいので、演出が非常に難しいマジックだという気はするが、その分うまくいくと面白い。そうじゃない、もっと楽な演出にもできるんだけど、せっかく、このDVDを買って勉強するんだから、そういうのに挑戦してみたい気になった。このDVD自体のレビューはもうちょっと頭の整理ができてからしてみたい。

で、今日は軽い感じの話で「STOLEN CARDS」について。昔からあるネタで今さら取り上げるネタでもないんだけど、個人的には最近購入したので。大変気に入っているマジックである。原理はマジシャンにとっては常識に近い原理で、マジシャンが見てもまったく不思議ではないと思うが、現象というか、演出が面白い(リンク先の現象を読めば、わかる人には原理はわかると思う)。「色々なカジノから盗んできたカードを集めたデック」という設定なのである。だからこんな名前がついている。
見た目ももちろん面白い。レインボーデックはそれだけで観客の興味をそそる。そして、このレインボーデックが現象をさらに強烈なものにしている。この原理を使ったマジックは多くあり、私もいくつか持っているが、このマジックはデック1つあれば他に何もいらなくて、リセットもすぐできるのが便利。手順というか、ハンドリングもよく考えられていて、細かい配慮に感心した。

実際にやってみて、レインボーデックであるが故のインパクトは無視できないなと思った。「この原理をレインボーデックに適用してマジックにする」という発想自体が賞賛に値すると思う。
セルフワーキングなのもいい。セルフワーキングなのに、ここまでのインパクトがあるマジックはそうそうないと思う。私のレパートリーがメンタル寄りで地味なせいもあるが、セルフワーキングという条件を付けると、私が普段やっているレパートリーの中で、ここまでインパクトがあるのは思い当たらない。ちょっと誉め過ぎな気もするが、かなり気に入ったのは事実。テーブルホッピング用のネタ鞄に入れたいのだが、既にスペースがないので、どれを抜くか悩み中。どれもそれなりに気に入って、それなりに使っているネタだからねえ。

このマジックはほぼ自作は不可能なので、久しぶりにカードマジックを購入したが、大当たり(原理知った上で買っているから当然と言えは当然だけど)。いい買い物ができて満足。

posted by shadow at 17:54 | Comment(4) | TrackBack(0) | レビュー(カード) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月05日

missing

「落ち着く」って何だろう、「休む」って何だろうと思う今日この頃。ブログの更新なんて、やめてボーっとしていたら休んだことになるのだろうか。とか何とか思ってみたり。とりあえず、まだ何をやるか確定はしてないが、来週のマジックショーはどこまで頑張るか(無理するか)次第という状態で、まあ、最悪の場合は「まったく無理をしない」というのでもいけそうな状態になった気がするので、ブログの更新をすることにした。

珍しく、発売直後のマジックについて。まだ、演じてないのでレビューというのには早い気がするが、解説やデモ動画を見て思ったところを素直に書いてみたい。

表題の通り、新沼研氏の新作「missing」についてである。リンク先のmMLより購入。あまりに早く届いて驚いた。土曜に注文して、日曜の午前に届くとか信じられん。別の荷物が届いたのかと思った。ついでに来週のショーで使えそうなネタも購入してたりするんだけど、その話はショーが終わった後にでも。
さて、missingであるが、メーリングリストを購読されている方はご存知の通りで、リンク先にもある通り、実は「古典的原理」に基づくマジックなのであるが、そうとは知らずに、この原理に辿りつき、手順として完成させたのは賞賛に値すると思う。古典的とは言え、そう有名でよく使われる原理でもないので、知らないマジシャンには通じるし、もちろんマジシャンでない人にも十分不思議。私は知っていたので、デモ動画を見たときに「あぁ、古典的原理ってあれのことか」と気がついたが。気がついたけど、具体的にどうなのか考えるのが面倒で、素直に解説書読んだんだけどね。

というわけで、残念ながら、原理そのものは古典だったので、そこはちょっと物足りないところではある。少なくともデモ動画は私には不思議ではなかった。が、それでも、値段分の価値は十分あったと私は思う。
というのは、まずは舞那遊氏によるmissingの演出が秀逸であること。missingはラビリンスと比較すると観客にややこしい操作は要求しないし、観客の負担は軽い。トラブルも起きにくい。演出上、マジシャンが当てるまで時間がかかるので、その間に忘れないように注意してもらわないといけないが、まあ、メモに書いて覚えておいてもらったり、そちらは対策できるでしょう。ただ、通常にように「適当に引いてもらう」というわけではなく、覚えるカードの決め方はやっぱり特殊なので(難しい操作はいらないが)、その理由付けをうまくしないと、解説書の中にも書いてあるけど「ルーティンワークに見える」恐れがある。その辺りの演出および、その考え方が書いてあるのは参考になる。そして、当てるのに若干時間がかかるのだが、そのときの時間かせぎの自然な演出とかも興味深い。ただのカード当てが、強烈なメンタルマジックに早変りという気がした。

あと、応用手順が素晴しい。解説書の中にある「hunter」、メルマガボーナスの「mirror」の2手順は動画で見て「面白い!」と素直に思った。どちらもやっぱり時間がかかるのが気になるところであるが、mirrorは強烈なメンタルマジックだし、hunterは演出が面白く、それでいて不思議でインパクトがある。missingもそうなんだけど、デモ動画を公開しないのはもったいない気がするんだけどなあ。既に十分売れているから、そこまでアピールする必要もないし、タネが推測されてしまうリスクを考えると公開しないというのは理解できるけど、動画を見れば欲しくなる人結構いると思うんだけど。どちらも本当に素直にレパートリーに入れたいと思った。特に「mirror」は気に入った。メンタルマジックらしい「気持ち悪いマジック」だと動画を見て思った。

欠点を上げると、どれも1つだけ準備が必要なこと。たいしたことではないが、本当の即興でやろうとすると、どうやるかは考える必要がある。準備した状態から始めても即興に見えるんだけどね。「借りたデックでやる場合」ということで解説があるが、逆に借りない場合に即興でやる方法は何か考えたいなあと思った。
あと、手順によってはエスティメーションが必要だったりする。何度かトライしたところ、できなくはない気はしたが、失敗に気がつかず、後でトラブルになるリスクとか考えると、演出を工夫して、うまく逃げたいと思って思案中だったりする(エスティメーションのいらない手順の方が多いので、できない人はその手順、演出ににこだわるかどうかという問題かなという気もする)。

他に気になったのは、初回限定の「Distance」は同じ原理を他のマジシャンが発表しているの見た記憶がある。まあ、この手の問題は避けようがないんだろうね。発表されているすべてのマジックを知ることなんてできないんだから。

とりあえず、結論としては、大変気に入ったし、勉強になった。確かにこの原理を応用した手順を考えてみたくなる(現時点、何も思いつかないが)。まずは「mirror」を自分なりにやりやすいようにアレンジすることから始めてみようかな。

posted by shadow at 22:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | レビュー(カード) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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