2015年01月01日

マジックバタフライ

いい加減、マジックの話でもしておかないと、このブログ何だっけという感じがするので、久しぶりに書いてみる。まあ、既にあちこちでレビューされていることだしあまり書くことないんだけど、まあ、せっかく買ったんだし。

テンヨーの新作「マジックバタフライ」である。目につく範囲のレビューではどこでも絶賛されている名作である。ようやく実演を見ることができたので、実演に感動しつつ買ってきた。
現象がきれいで怪しくないのが素晴しい。付属のカードの仕掛けもバランスがよい感じで、いい感じにクリーンで怪しくないのもいい。蝶々がピンに止まって出てくるのはかなりインパクトがある。また、工夫次第で蝶々以外にも好きなものを出すことができる仕掛けで応用範囲も広そうである。

正直、タネを知ってから実演動画を見ると「あぁ、結構怪しい動きしているなあ」と思ったりもするけど、まあ、それはしょうがない。テンヨーのディーラーブースで見た実演ではそこはもっと露骨なことをしていて、でも、私にはそっちの方が自然に見えたなぁ。この辺りは見せ方を含めて工夫の余地がありそう。

というわけで、さらりとした軽いレビューだけど、お勧めの一品です。

posted by shadow at 16:26 | Comment(2) | TrackBack(0) | レビュー(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月27日

不思議な回り寿司

さて、時間があるうちに4月分の更新(というのも何だが)を。

すっかり下がったままのマジック熱。それでも小ネタを買ってみたり、それなりのネタ物を買ってみたりと、一応、それなりにやってはいる感じ。でもDVDはまず買わない。見る気にならないと思うから。本なら空いた時間にパラパラと見る気になるけど、DVDはちょっと面倒な感じがして手が出ない。
という感じで、ネタ物が増えている感じ。この辺りは揺り返しというか、レクチャー物ばかり買って、ネタ物をほぼ買わない時期もあったし、そういうもんだと思っている。

で、今日は小ネタというか、カジュアルに演じられるマジックとして「不思議な回り寿司」をレビューというか紹介というか。
これは毎年恒例のテンヨーのプラスワンキャンペーンのマジックで、今年(2013年)は「不思議な回り寿司」。正直、年によって当たりハズレはあると思っているが、道具立てが面白く、カジュアルに演じるのぴったり。私のマジック用上着(一応そういうのがあるんですよ)のポケットには「さっかく定規」「ゴーストパズル」「マジカルバーガー」とこの「不思議な回り寿司」が入っている(会社用の上着のポケットに入っていた時期もあったり)。
どれも道具としてのバランスがいいと思っている。「マジックやります」という状況で、つかみに軽く見せるのにぴったり。いきなりカードで度肝を抜くという見せ方もありだと思うし、そういうのもやるけど、それは状況次第だと思っていて、こういうマジックの方が相応わしい場はあると思っている。
そして、ほぼ、道具に仕掛けがないというも使い勝手がいいところ。トラブルになりにくいし、観客のコントロールに気をつかわなくていい。これは結構重要なポイントだと思っていて、初見の人がどういうリアクション取るかはわからないので、この手のマジックを見せて様子を見ることができる。それを見て次のネタ、あるいは次の機会に見せるネタを選ぶことができる。
さらに言えば(まだあるのか)、ほぼセルフワーキングなところもいい。演出に集中できるし、テンポの調整も自由度が高いので、繰り返しになるが、観客の反応も探りやすい。

というわけで非常に重宝しているネタである。
で、ようやく本題。今回の「不思議な回り寿司」も道具には仕掛けがない。演じやすくするために工夫があるが、それは仕掛けと呼べる程のものではない。手順もセルフワーキング。したがって、マジックは原理自体で成り立っていると言っていい。そうした原理(というかハンドリングというか)を寿司という道具立てを利用した演出でより自然に見せてカバーしているという印象。
解説されている手順は3つ。実のところ、どれも私は知っていた原理だが、ハンドリングは工夫されていて興味深い。特に2つ目の手順「どちらがお好き?」はテンヨーの鈴木氏考案の「(3+3)枚カードの原理」と記載があるが、本に収録されている手順(一応伏せます)を簡略化した手順になっている。簡略化されているが、その分演じるのが楽で、私はこちらの手順の方がやりやすいと思う。演出としては読心術で私好みでもあるし。実際に演じて見たがいい感じだった。
手順1「寿司メンタリズム」は正直、演じる気にならない。原理的に面白いものではないのと、あまり不思議ではない気がしてしまうので(「どちらがお好き?」には遠く及ばない気がする)。手順3「回り寿司の大予言」は「回り寿司」という演出がぴったりで、原理としても面白くいい手順だと思う。ただ、「どちらがお好き?」の方が好みだし、より不思議だと思うので、ついついこちらを演じてしまう。あと、「回り寿司の大予言」はちょっと手順が長いというのも気になるところではある。リズミカルにやっていけば、さほど時間がかかるものではないし、その長さが不思議さを強調している気がするので、それが悪いという気はないが、「最初に見せるマジック」として考えるとちょっと辛いかなあという気がする。まあ、「どちらがお好き?」の後に続けて見せるというのもあるとは思うけど。

ということで、大変気に入っており、レパートリー入り確定である。来年のマジックが楽しみである。

posted by shadow at 15:34 | Comment(4) | TrackBack(0) | レビュー(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月24日

The Undercover Wallet

さあ、久しぶりにレビューだ!とは言え、分量が少なくて済みそうなのを。長らく品切れ状態だったあるマジックが再入荷したので、そのついでにいくつか買った。これはそのうちの1つ。久しぶりに買ったなあ。「ネタ」というより道具が中心だけど。「ついでの方がはるかに高い」とかいう話は横に置く。他に買ったものも気に入っているので、ようやくネタができたので順次レビューしていきたい。気長にお待ち下さい。

というわけで、まずはThe Undercover Wallet。本当になぜ、こうついつい財布は買ってしまうのかねえ。使ったことないのに。「限定」というのにも弱いなあ。
でも、とりあえず気に入ったというか、少なくとも手元にある他の財布にはない機構なので、これはこれで使い道がそれなりにありそうだ(だったら、他の財布も使えよという話なんだけど)。

経験的に入って、多機能な奴は単機能というかそれ専用の財布に比べて使いにくいケースが多い。だから、これもかなり悩んだんだけど、二つ折りの財布はあまりないので、「えいっ!」と買ってみた。基本的には満足している。材質や見た目は文句ない。標準的な二つ折りの財布よりは一回り大きいけど、まあ、しょうがないし、妥協できる範囲かな。
説明文の通りで、乱暴に言えば、二つ折りでカップスワレットとマリカワレットの機構を備えているということになる。二つ折りのカップスワレットは持っているし、ヒップポケットマリカも持っているんだけど、思うところがあって買ってみた。

まずマリカワレットとしてということからいくと、これはヒップポケットマリカの方が圧倒的に使い勝手がいい。しかし、これはアンフェアな比較で、サイズが異なる。ヒップポケットマリカは二つ折りじゃなくて大きいので、ハンドリングが楽というそういうことに過ぎない(とは言え、「ハンドリングが楽」というのは大きいのだが)。ちょっと、コツやハンドリングの工夫、慣れが必要だけど、The Undercover Walletも十分実用の範囲だと思う。マリカワレットに関しては特に特別な機構というわけではないと思う。二つ折りの財布の横から(という表現が適切かは不安だが詳しくは動画見て下さい)出すので、通常のマリカワレットとはちょっとハンドリングが異なるが、機構という意味では同じと言っていいだろう。まあ、二つ折りでポーカサイズのカードを扱うのだから、それなりに大変なのはしょうがない。

カップスワレット(と言っていいのかどうか)の部分については、今まで見たことない機構。特殊とまでは言わないが、「ロード」の機構というか考え方そのものが異なる。で、逆に説明書に詳しく書いてないんだけど、通常のパームして行う方法がよくわからない。どうやってポケットから出してくるのか。試行錯誤(というほどでもないが)の末、どうにか「こうすれば大丈夫か?」という感じにはなったのでよしとする。これに慣れると普通のカップスワレットよりもロードが楽でいいかもしれない。
パームしない方法の方がこの財布の機構からすれば本命な気がする。個人的にはこちらの方が楽でフェアに見えると思う。かなり楽にロードできる。

ただ、ここらで整理しておきたいのだが、パームしないなら、マリカワレットの機構の方を使ってもいいわけだ。ハンドリングの観点からも大差ない。私はこれは好みの問題であると思う。マリカワレットの二重の財布から出すか、ジッパーから出すかという話(マリカワレットの機構の方にジッパーはない)。と考えると「どちらか1つの機構だけで良いんじゃないの?」という話にもなりかねないのだが、一応、パームして行うこともできるわけで、手順上の制約とかやってみたい演出とかある場合を考えると、2つあって悪いことはないと思う。2つあることで他方に影響があるような機構にはなっていないので。だから「二つ折りのこの手の財布」としてはよくできていると思う。

「ピーク」と「予言」は「そういう使い方もある」程度かなあ。ピークや正直やる気にならないけど、予言の方はこの財布の機構の特徴を使っていて簡単にできるので、何かの手順で使えるかもしれない。

というわけで、またついつい買ってしまったのだが、さすがにいい加減、財布を使ったマジックをレパートリーにしたいなあと思う次第。普通に「Card to Wallet」でいいんだから。

posted by shadow at 13:48 | Comment(2) | TrackBack(0) | レビュー(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月28日

Miller Miracle Wallets

東京で高校のときのクラスメイトに会った(一部違うクラスの人もいたがそんなのは細かいこと)。卒業以来会ってなくて、懐かしいというか、何というか、うまい言葉がない。とりあえず、みんな「仲間」なんだなということは思った。何人かはFacebookでつながっていたんだけど、私の鬱なつぶやきを本気で心配してくれていて、申し訳ないやら、ありがたいやら。でも、まあ、やっぱり嬉しいかな。しかし、関西の高校なのに、東京でそれなりの人数が揃うのはすごいなあと思った。で、みんな関西弁使いまくりで(日常ではほぼ使ってないのに)、ある意味で違和感あるが、ある意味では違和感がない。本当に楽しい時間を過ごした。

さて、マジック熱がガチで下がりっぱなしで、将棋に割く時間増えている。「いい刺激があれば、またマジック熱も再燃するだろう」と言いたいところだが、その刺激をうけるであろう、数々の本が平積みになっていうという現状。いかんともしがたい。まあ、将棋熱が一段落したら戻ってくるんじゃないのということで。とは言え、それなりに新作は購入していたりするんだけどね。

で、今回は新作ではなく紹介忘れというか、結構前に買ったんだけど、珍しく愛用しているWalletなのに紹介していなかったMiller Miracle Walletsを取り上げてみる。「珍しく」と言うのはWalletは色々な機構なものをなぜかついつい買ってしまうのだが、なぜかほとんど使っていない。どれも出来のよい物なのだが、気がつくと使ってない。もったいない限りである。しかし、なぜかWalletには強く引かれるものがありついつい買ってしまう。

今まで色々な道具(ギミック)買ってきたけど、「使えない安いマジックより高くても使えるマジックを」と思う今日この頃。Miller Miracle Walletsもそんな一つ。まあ、何ができるかと言うとリンク先の通りで、タネに触れるから、あまり書けないけど、メンタルマジックには便利なWalletである。「画期的なギミック」とかそういうわけではなく、機構としては既存のものでも似たようなものはあるし、結局のところ「出来が良い」というのがポイントではないかと思う。
値段分の価値があるかと言うと、まあ、ここは人によって評価が分かれるところかな。私は十分値段分の価値があると思う。これを使うことによって、今までちょっと苦労していた部分が非常に楽になっているし、これが活用できる手順はいくつかあってそういう意味でも使い勝手がよい。かなり多用しているけど、不自然がられたこともなく、非常に便利。先日もこれが活用できるマジックを購入したし。

リンク先を見て、何が出来るWalletか分かった上で、使える手順がある人にはお勧めできる道具である。とは言え、安い物ではないので、無条件でお勧めとは言わないが。

posted by shadow at 17:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | レビュー(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月30日

Phantom Knife

おっと。今日更新しないと6月のエントリーがゼロになる。いや、別にいいんだけど。ちょっとくらい書いておこう。

最近、明らかにマジックより将棋の方が優先度が高い。やはり趣味は始めたばかりこ頃が楽しい。調子に乗って将棋ブログ始めてみました。問題は水戸マジッククラブのホームページで更新が完全に止まっている。時間的問題は一番大きいのだが、やる気というか、「えいっ!」とやる状態に気分的になかなかならない。「会長」という肩書を持つ身でこれは問題ではあるのだが、なかなかうまくいかない。ごめんなさい。

さらに愚痴を少々。最近、仕事で孤独を感じることが多い。別に職場で孤立しているとか、職場の雰囲気が悪いとかそういうことではなく、雰囲気はいいし、雑談とか明るく盛り上がっている。孤独を感じるのは仕事の内容そのもの。私が仕事をしていて判断に迷うとき、誰にも相談できないのである。勘違いと言われるかもしれないが、今の仕事に関しては私は「社内一の第一人者」であり、相談を受ける側であってする側ではない。部下達に「どう思う?」と意見を求めることはできても、決めるのは自分。「出世をする」というのはそういうことなのだとは思う。それは理解できるが現実問題としてかなりきつい。何せ少なくと社内では誰も歩いたことのない道を歩いていて、私がつまづくとプロジェクトそのものがつまづくのだから。「こういう考え方、進め方でいいですか?」と問われて、明確な答えを持っていない状況でも私が何か答えないとプロジェクトは進まない。そうした決断をするとき等に孤独を感じる。それが間違っていて「やっちまった」状態になったこともあるしねえ。精神的にかなりきつい。ありがたいことに周囲は「誰もわかってなかったことだからしょうがないよ」とは言ってくれるんだけど。

という暗い話はこれくらいにして、Phantom Knifeについて軽くレビューしてみる。現象が動画もあることだし、リンク先参照(いつも通りの手抜き)。動画を見たときはとっても不思議に見えたし、「古典」と言われても知らなかったし、とりあえず買ってみた。
買ってびっくり。確かに言われてみれば古典。それがこうアレンジされるのかあと感心しきり。古典を現代風に見事にアレンジしている。動画を見てもらうとわかるけど現象が非常にクリーン。2回目のカバーしている紙をちょっと取ってみせるところはマニアもびっくりだろう(少なくとも私はびっくりした)。
そして、さらに驚くべきことはほぼセルフワーキングであるという点である。少々ネタバレすると全部が貫通する3段目はちょっとしたシークレットムーブが必要であるが、この流れでやれば違和感なく比較的簡単と言える(のは私が初心者ではないからか。初心者には簡単ではないかも)。何と言ってもリンク先にも書いてあるが、スイッチも必要なく、何かギミックを扱う必要があるわけではなく、貫通する布、このナイフ、カバーする紙があればできる。さらに見えている刃先は常に本当にナイフの刃先(この辺りがマニア殺し)。つまり、準備が楽で、怪しい動きはほぼなしでできるということである。個人的には大変気に入ったので、レパートリーに入れていきたい。テーブル不要でカバーする紙さえ数枚用意しておけば、テーブルホッピングでもできるし。

欠点を上げるなら、ナイフが小さいこと。動画は撮り方がうまいのか、私の錯覚かもうちょっとナイフが大きいように見えたのだが、実物見るとかなり小さい。刃先は3〜4cmくらい?まあ、元がそういうナイフなので、それに違和感はないのだが、動画のような形式で見せるにはちょっと小さいと思う。
あとは借りた物でやるのはリスクが高い。できなくはないが、選び間違うとしゃれにならない事態になる(ちょっとネタバレ)。ちなみに私が普段使っているハンカチ(ダイソーで買ったもの)では問題なくできた。なので、基本的には自分のハンカチを使おうと思う。
カバーする紙は動画ではお札を使っているが、まあ確かに1ドルくらいなら使ってもいいけど、日本じゃねえ。でも、タネの関係でちょうどお札くらいの大きさの紙が必要。普通にメモ用紙でいいんだけど。大きさは要注意。

というわけで、欠点がないわけではないが、そうそう欠点のないパーフェクトなマジックなどないわけで、このマジックは十分実用的だと思う。何より色々な意味で楽。それでいて、現象のインパクトは十分。使える場面が結構ありそうで気に入った。

posted by shadow at 15:14 | Comment(2) | TrackBack(0) | レビュー(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月14日

iPhone/iPadのマジックアプリ

書き溜めておいた記事投稿。と言ってもこれ1つだけだけど。

前にも書いた気がするが、私が漫画好きと言うと驚く人が結構いる。漫画は読むし、アニメは見るし、ゲームもするし、どちらかというと「オタ」に属する人間なんだけどなあ。まあ、最近はゲームは時間がなくてやってないけど。以前は出張のときの特急の中でやっていたりしたんだけど、今は特急の中では寝てるかiPadで何かしているかで、ゲームをやることはなくなった。まあ、どちらにしろ、時間がかかるゲームは無理なんだけどね。

さて、今回は予定通り(?)、iPhone/iPadのマジックアプリについて。厳密には私はiPhoneは持ってなくてiPod touchなんだけど、問題なく動くのでそこは区別しないで書いておく。
まあ、実のところ、結構適当に見つけたのをダウンロードしていたりして、1つのフォルダに入り切らなくなって、2つのフォルダに入れていたりするんだけど、その中で実際に人に見せたことがあるもの、見せてないけど気に入っているものをピックアップしてみると以下のようなアプリがある(順不同。単に目についた順)。

(1)MindCamera
(2)iForce
(3)Magic Watch
(4)MagicShuffle
(5)MagicHat
(6)Rising Card
(7)Street Magic
(8)Duplicity

個々の説明の前にiPhoneアプリとiPadアプリについて説明しておきたい。詳しいわけじゃないので間違いがあれば指摘して欲しいが、私の理解は以下の通り。アプリには単純にいって「iPhone用アプリ(これはiPod touchでもほぼ問題なく動く。GPSが必要だったりとかカメラ系のは無理なものもあるが)」、「iPad用アプリ」、「iPhoneとiPadの両方向けのアプリ」がある。
前者2つはその名の通り、iPhoneとiPad用のアプリである。iPhoneとiPadでは画面の大きさが違うので、それぞれ専用のアプリがあったりする。ただし、iPad用アプリはiPhoneでは動かないが、逆は可能。つまり、iPhone用アプリはiPadで動く。ただし、通常はiPadの大きい画面の真ん中辺りにiPhoneサイズで表示されるだけ。それを2倍に拡大することができて、2倍にしてほぼ画面一杯になる。ただし、単純に拡大しているだけなので文字のフォントとかは粗くなる。
3つ目もまあ、その名の通りなのだが、ダウンロードするアプリは1つなのだが、iPhoneで動かすとiPhone用の動きをし、iPadで動かすとiPad用の動きをするというものである。大変ありがたい。iPadで拡大の必要もなく、きれいに表示されるので気持ちよい。中にはiPhoneの場合とiPadの場合でまったく異なる動作をするものもあるが、たいていはインターフェースや表示が違うだけで機能としては同じように動く。
で、個別の説明の前の上記アプリを分類しておくと(1)〜(7)は「iPhone用アプリ」で(8)は「iPhoneとiPadの両方向けのアプリ」である。だから、(1)〜(6)をiPadで使うときには注意が必要で、動くのは動くがマジックとして成り立たないものもある。

さて、ようやく、ざっと個別に思うところを。
(1)は大変気に入っていて、iPadで動かしてマジックショーでかなり使っているアプリである。現象としては「念写」で「観客が思っていることがカメラに写る」という現象になる。ジャンボESP5枚を観客に見せて1つを思ってもらうとそれがカメラに写るという手順を好んでやっている。拡大しているのでカメラの映像が実は若干粗いのだが、気になる程ではなく特に問題なし。原理的には他のアプリでも使われている原理で(まあ、そんなに使える原理があるわけでなく、どうしても同じような手法になるのは当然の結果)、特筆すべきものではないが、適切に演じれば違和感を感じられることはないマジックと思っている(今のところ基本的にいい反応をもらえている)。余談ではあるが、このアプリ、iPad2が発売される前にリリースされ、特にバージョンアップもしていないのに、iPad2で何事もなくカメラを認識して動いたのには驚いた。何に驚いているのかわからない人もいるだろうが、これはすごいこと。

(2)もお気に入り。まあ、そんなに人には見せてないがTVでRYOTA氏が演じていたのを見て購入したもの(実は以前の記事のコメントでミステリィさんに教えてもらったんだけど)。あまり演じてないのは、たまに失敗する可能性があるから。原理的には本来、失敗するような原理ではないのだが、私の扱いが悪いのか、たまに失敗する。結構練習して、ほぼ失敗しなくなったのだが、一抹の不安はある。現象としては予言で(読心術のような演出も可)、基本的に観客の言うこと(より正確に言うならマジシャンの質問の答え)を観客が言う前に書いたように見える。これもiPadで問題なく使えるし、使える場面は多いと思う。また、自分で自由に予言を自作できるところもいい。ぶっちゃけ(1)は用意されているものしか念写として出すことはできないが(まあ、そりゃそうかという気はする)、こちらは自分で手書きで自由に作成できる。なので、好きな演出というか手順を構成できる。私はRYOTA氏がTVでやっていたような3つの質問をして、その答えがすべて予言されているという演出を好んでやっている。

(3)も人にはあまり見せてないがよく出来ている。現象はいわゆる「タイムマシーン」で、現象はそのまま。つまり、マジシャンが竜頭を回して時刻をセットした後、観客が自由に決めた時刻を確認すると、時計がその時刻を指しているというもの。実物(という表現も何だが)のタイムマシーンでは「最悪のケース」のときに辛いというのはよく言われていることだが、このアプリではそういう問題はない。実物のタイムマシーンよりはるかに使い勝手がよい。とはいえ、それなりにしっかり練習しておかないと微妙にずれたりするんだけどね。その辺があまり人に見せてない理由だったりする。そんなたいした話ではないのだが。実物の方でも同じ問題はあるので。iPadでも動くと思うけど、画面が腕時計だし、色々不自然な気がするのでやってない。

(4)、(5)はテンヨーが開発したアプリで以前に書いてあるので省略。よく見たら上記の(3)も書いてあった…

(6)はTwitterで前田知洋氏が紹介していたので入れてみた。名前の通り、現象としてはライジングカードで、観客が自由に選んだカードがライジングするという現象。現象としては、まあ、それだけと言ってしまえばそうなのだが、このアプリはライジングする画面がきれいなところがポイント高い。また、ライジングするときに観客に持たせることができるところもいい。些細なことのように思えるかもしれないが、見た目は結構重要で、それでリアリティも違ってくると思う。無料アプリとかだと、原理的には悪くなくても見た目が悪くて使う気にならないのもあったりするし。観客が手にもった状態でライジングするのも不思議さを増す効果があると思う。デックを用意しなくてもできるし、お手軽でお勧め。まだ人に見せたことはないけど。

(7)はDavid Blaineのマジックで意味というか使い方がわからない人には使えないアプリ(だからレビューがひどい)。そういう意味で微妙なアプリとも言えるが、私は気に入っていて、ときどき人に見せてもいる。「さすが電子機器」と言いたくなる絶妙な精度で動くので、よく出来ていると思う。ここで詳しく書けないのが申し訳ないが。ただ、アウトも用意しておきたいマジックでもあり、そういう意味でもやっぱり微妙かなあ。

(8)はまだ人に見せてないが、大変面白いと思っているアプリ。今日あげたアプリの中では一番高いのだが、私はこの値段分の価値があると思う。現象としてはAny Card at Any Numberを実現しようというアプリである。この時点で「アプリでどうやってやるの?」と思っている人もいるだろう(実は私がそうだった)。しかし、買って説明を見て納得。デックを別途用意する必要があり、このアプリは「ただの電子メモ」という扱いでマジックに使う。「アプリで何かしている」感が出たら失敗と言えるだろう。そういう意味で初心者にはちょっと難しいかもしれない。
基本的に「アイデアの勝利」と言える(マジシャンは不思議に思わない手順だけど)。手順と演出次第で、実のところこのアプリ無しでも現象は達成できたりするんだけど、ぶっちゃけ、ごちゃごちゃ計算しなくて済むのは正直かなり楽。デックをカットしてからこの現象を自力でやろうと思うとかなり大変。また、基本手順の他に収録されている応用手順も興味深い。どちらかというと個人的には応用手順の方が気に入っていて、やるとしたら応用手順の方だと思っている。基本手順は人によっては通じない(不思議に見えない)可能性が高いので。
このアプリはクロースアップでもiPadで使う方がカモフラージュが効いていいと思う。iPod touchやiPhoneでできないわけではないが。

数があるので長くなったが、現状ではこんなところ。他にも小ネタとかあるんだけど、そういうのはまたの機会にでも。iPod touchだけあればできるマジックは準備が特にいらないので本当に便利で、使い勝手がいい。(8)のように結構本格的なマジックができるのもあるし。検索して探すのは結構大変なんだけど、気が向いたら、また探してレパートリーを増やしていきたいところ。他にお勧めのアプリがあれば、ぜひ教えて下さい。

posted by shadow at 03:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | レビュー(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月31日

マイクロサイキック

年が変わる前にあと1回は更新しておこうと。特に年末年始に予定はないし。
未読の本、見てないDVDはあいかわらず減ってなくて増える一方だけど、「あまり練習せずにできそうな売りネタ」はちょくちょく買っていたりするので、そこからピックアップして。

話題のマイクロサイキックマイクロサイキック/パワーアップオプションと共に購入したので、まだ人に見せてないけど、手に取ってやってみた感想を書いてみる。

このブログを見てもらうとわかる通り、私はメンタルマジックが好きである。しかし、レパートリーはかなり「予言」に偏っており、「読心術」が少々という感じである。そこで、「念動」系のマジックをレパートリーに入れたかった。一時期、スプーン曲げを練習していて、今でも軽く人に見せるくらいはできそうだが、正直、最近は真面目に練習してない。そんな中、このボルトとナットの現象は魅力的で前々から興味を持っていた。
で、この手の商品はいくつかあるんだけど、私の知る範囲では「準備が楽で値段もそこそこ」という風に思えたので「マイクロサイキック」を買ってみた。安いとは思わないが、ギミックの構造を考えるとこの値段は納得できる。

結論から言うと、大変満足している。いやー、本当によくこの機構がこれだけで実装できているよなあと、その技術力に純粋に感心する。ギミックの動作のオン/オフも簡単で(とは言え、ここが工夫のしどころなんだけど)、使い勝手はかなりいい。ギミックを動作させれば、きれいにナットが外れていく。その安定感も素晴しい。
「パワーアップオプション」(2011/12/31現在品切れ)も使い勝手がいい。内容そのものはそんなに特別なものではないけど、あると便利。特に観客の手の上にグラスを置いてナットを外せるというのは魅力的。

さて、このマジックを実演するに当たって考えないといけないのが、ギミックのオン/オフを行う方法。もちろん、その方法は「マイクロサイキック」の方でも「パワーアップオプション」の方でも説明されている。しかし、悩ましいのはこのマジックを単体で演じるときであれば、どうとでもなるのだが、ルーティンに組込もうとすると、「それ」が他のマジックに悪影響する可能性があり(ルーティンを工夫するというのも当然ありなんだけど)、できることなら、このマジックが終わったときにうまく「処理」したい。とすると、途端に難易度が上がる。いや、本当に「影響しないようにルーティン組めばいいじゃないか」と言われればそれまでなんだけど、「うっかりやってしまう(何を?)」可能性とか考えると、ルーティンで演じるときは、できれば処理しておきたい。そこで、冬休みに入ってから、半日くらいあれこれいじって、服装制限はあるもの「こうすれば、現象は実現できて処理もできそう」というところにどうにか落ち着く(暫定的に)。ただ、今のところ現象は「パワーアップオプション」の現象のみで考えている。つまりグラスの中でのみ動く。通常の「マジシャンが手に持って…」のところは考えてない。こっちもできるようにして、「処理」も可能にするハンドリングを思いつけてないから(無理矢理やれないこともないけど、かなり怪しい状態になりそうで)。そういう意味では現状はやっぱり暫定版で、ハンドリングはもっと工夫したいところではある。

さて、ここまであえて触れてこなかった「音」について。確かにナットが回るとき音が出る。「マイクロサイキック」に補足資料的に音に関してどう考えるか資料が付いていたが、私はこの資料に書いてある考え方に基本的に賛成。私自身は上記の通り、まだ人に見せたこともないし、どういう状況でどれくらい聞こえるものなのかはまったく把握していないが「音については気にする必要はない」と考えている。
「そういう現象だ」と思ってもらえればいいと思うのよ。実際のところ、聞こえている音は厳密に言えば「ギミックの動作音」ではなく、「ボルトとナットが当たっている音」なわけで(というのは上記の資料にも書いてあるんだけど)、「何だかわからない不思議な力でナットを動かす(回す)」という現象において、ナットが回転するときに音がするのは不自然なことではないと思う(回転してないときに音がするとかなり怪しいことになるが)。もちろん、ほぼ音がしない売りネタが他にあることは知っているし、そっちの方がより自然で不思議に見えるであろうとは思う。しかし、マジシャンが神経質になる必要はないと思う次第。
と今は思っていても、実演を重ねていくと、そのうち「音が気になる」と思うようになっている可能性は否定しないが。

少なくとも現時点では、扱いやすく、安定感があって、よく出来たギミックだと思うし、ハンドリングをうまく工夫してどんどん演じていきたいマジックだと思っている。

posted by shadow at 11:39 | Comment(6) | TrackBack(0) | レビュー(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月23日

ザ・サードアイ

季節の変わり目のせいか(気温の変化が激しいからねえ)、単に仕事が忙しくて疲れているのか、最近、体調が悪い。マジックも本やDVD見てないし、練習もしてない。いかんなあと思うのだが、なかなか気力が出ない。とういうわけで、とりあえず、書き溜めた記事をupしておく。

それでも一応、出張のついでにテンヨーのディーラーさんのところの寄って、今年の新作を買ってみたので軽くレビュー。

とりあえず「ザ・サードアイ」。大変気に入った。先に言っておくが「マジックとして不思議か」と問われると微妙である。明らかにカードに仕掛けがあるとわかるし、「第三の目」がどういう働きをしているかも想像がつく。「なぜ選ばれたカードがわかるのか」という点においてはマジックとして成立していると思うが、不思議さは通常(って何だろう)のマジックに比べると劣ると思う。そういう意味ではメンタルマジック好きの私の好みからはずれたマジックであるはずである。

しかし、そんな話がふっとぶほど、このマジックは面白い。マジシャンがカードを当てるのは当然として、「第三の目」を観客に渡すと観客も選ばれたカードがわかるのである。これは楽しい。場の空気を読まないといけないが、場を盛り上げるネタとしてはかなり使えそうだと思った。「観客にカードを当てさせる」というマジックは他にもあるが、これはビジュアルでわかりやすく受けやすいと思う。思わず笑いたくなるくらい。使えそうな場面では使ってみたいマジックだと思った。

「おしい」と思うのは水戸マジッククラブの例会でも話題になったけど、5枚から選ぶのであれば、ESPカードバージョンも作って欲しかったところ。ちょっとカードがネタ過ぎるというか、最初からパーティグッズ的な使い方を想定していたんじゃないかと思うけど、そこはもうちょっとマジックとしての雰囲気も残して欲しかった。付属のカードでは、トランプ以外では角度の問題が生じる可能性があり(囲まれてはできない)、そこがおしいと思う。現状ではトランプ以外を使う気になれない。で、トランプだと当てる頃には忘れられているというリスクがあるのも気になる。

というわけで、ギミックそのものには満足している(原理はわかってないけど)。ただ、付属のカードはもうちょっと考えて欲しかったと思う。でも、うまく使うと確実に場が盛り上がるので、うまく使ってみたい。

posted by shadow at 04:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | レビュー(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月25日

Wワレットwith紙幣キット

忙しいのはいつものことだが、最近は目に見えて忙しい。3週間連続で2泊3日の出張で、その内海外出張が2つとか、ちょっと普通じゃない感じ。もちろん、仕事によってはそういうのが普通な人はいるんだろうけど、私の仕事を考えると、ちょっと普通じゃない事態だと思う。
先週は台風の中、京都に出張で、絶妙のタイミングだったらしく、浜松の手前で4時間以上、新幹線の中にいる羽目に。まあ、逆にもうちょっと遅く出発していると、運休になって、京都に着くことすらできなかったので、それよりはマシだったんだけどね。遅れを想定して予定より早めに出たのが正解だった。4時間は想定外だったけど(2時間くらいの遅れは想定していたんだけどなあ)。
新幹線の中の暇潰しにはiPadが活躍。たまった動画見て、スキャナで取り込んだ漫画読んで。そのせいでバッテリーがやばかったけど。

さて、今日は軽くレビューでも。マジシャンに見せても好評だったので。Wワレットwith紙幣キットについて。
正直なところ、Wワレットが発売になったとき、「別にヒンバーワレットでいいじゃん」と思い、興味を示さなかった。しかし、某所にて、このマジックが紹介されていて、動画を見て「これならWワレットの特性をいかしているし、見た目にクリーンだな」と思い購入。正直、Wワレットの機構は知っていたし(どこで知ったんだっけ?)、動画を見て、どういうギミックか想像はついたが、想像がついたが故に、「どういう状態で商品として売っているのだろうか。そのままだと違法な物のはず…」と思い、現象の面白さとギミックへの興味から購入。この手のお金のマジックが受けることは身をもって知っていたし。
届いたギミックは正直に言って、期待外れだった。「これならWワレットだけ買って、自作すれば良かった」と思うくらい。というか、正確に言えば、ギミックは自分で作ることになっていて、その材料と道具が付属していただけだった。「まあ、そうしないと違法だしねえ。しょうがないか」とは思ったが。「このマジックを演じる権利を買った」と思えば、まあ悪くない。Wワレットだけの販売との差額は千円ちょっとだし。

早速、ギミックを作成して、水戸マジッククラブのショーで演じてみる。ちょっと失敗したが、問題になる失敗ではなく、結構いい反応もらえて満足。演じ方そのものに反省はあるが、それはこのトリックには関係ない話だし。
テーブルが必要なのがマイナス要因だが、角度にも強く、ちょっとしたサロンなら十分使えるし、使える場面は多そうなマジックである。で、今、「リセットはすぐできないが」と書きかけて、手順というか演出を工夫すればそうでもないことに気がついて、より使える場面が増えた(気がする)。
現象自体がわかりやすく、受けやすいネタで、それでいて、特に難しいことはないいいマジックだと思う。上記の通り、使える場面も多いし。

あと、小川心平のWワレットDVDがリンク先からも紹介されていて、動画を見ると確かに強烈な現象で、Wワレットの特性をうまくいかした興味深い手順だと思った。ただ、動画は初見で追えてしまったので、この値段でこのDVD買うのは正直、躊躇してしまう。まあ、当面は上記の紙幣のマジックに使うことになり、こちらのカードの手順はしばらくはやらないと思うので、やりたくなったときに考えることにする。

まあ、結論としては、ちょっとしたサロンと、クロースアップのレパートリーが増えて満足。いい買い物したと思う。

posted by shadow at 20:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | レビュー(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月12日

菅原茂のリングとリボン

最近、めっきりブログの更新頻度が下がっているし、頑張って更新してみる。頻度が下がっているだけでなく、内容もマジックじゃない話が増えている気がするし、今回はちゃんとマジックの話を。

最近買ったマジック(そもそも最近あまり買ってないんだけど)の中で個人的に大当りと思った菅原茂のリングとリボンをレビューがてら思うまま書いてみる。
記憶によると、確か去年の年末頃に発売になって、すぐに売り切れて「あれ欲しかったなあ」と思っていたところ、4月頃だったかに再販されて購入したもの。
動画を見て、あまりに鮮やかに現象が起きるので、動画を見た瞬間に「欲しい!」と思ったマジック。

買って非常に満足している。非常にシンプルなギミックなのだが、そういうのほど使いやすいというのがよくあるパターンで、このギミックは非常に使いやすく、錯覚が強い。deceptiveなギミックと言えよう(deceptiveって日本語でうまく表現しにくい)。
通常のいわゆる「リングとロープ」の手順もできるのだが、そこまでやると、演技が長くなり、だれてしまうかなという気がする。現象としては、リングにリボンが通るのと抜けるのしかないわけで、その見せ方(見え方)が違うだけだから。そういう意味では説明書通りの手順がバランスがよいと思う。ギミックのおかげで楽にできるので、演出に集中できるし。
本当に「溶けるように」リボンがリングから抜けるし、「えっ」と思うくらいさっとリングに通ったりする。非常にビジュアル。
角度と距離はちょっと気をつけた方がよいが、サロンでやるなら問題なし。サロンのレパートリーに困っている私には非常に使い勝手のよいマジックである。
悪いところとしては上記の「角度と距離はちょっと気をつける必要がある」程度しか思いつかない。

しかし、こういう名作があっさりと絶版になるのがマジックの世界。恐しいなあと思う。そういう意味で再販されて入手できたのは運が良かったと思っている。うまく活用していきたいネタである。

posted by shadow at 19:39 | Comment(2) | TrackBack(0) | レビュー(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月30日

ニューマジックサイフ

自炊した電子書籍(ほとんどが漫画だけど)が溜まってくると、電子書籍リーダーが欲しくなる。iPadが今のところ本命だけど、電子書籍リーダーに特化した、薄くて軽いデバイスがあってもいいんじゃないかなあと思ったりする。調べてみると色々開発はされているようなので、iPadを買うのはしばらく控えて、世間の動向を見た方がいいような気がしている今日この頃。いつまで待つかは難しいが、自分なりに「これなら」と思えるものが出るまでかな。

さて、前回に続き、お札マジックの温度が上がっている中、軽く小物をレビュー。
ニューマジックサイフ(どこにリンク張ろうか悩んだがとりあえずここで)を入手。トリックスで売っているのを見た記憶がないので、絶版か品薄なマジックなのかな?
現象はEXTREME BURNを財布の中でやっているようなもので、これはこれでインパクトがあって面白そう。ギミックと手順がよくできていて、秘密の動作は冷静に見ると矛盾しているというか、おかしい動きなのだが、流れで自然にやると大丈夫そうな気がする(まだ、誰にも見せてないが)。
マニア的視点かもしれないけど、よく出来ているなあと思うのは、よくあるヒンバーワレットと違って、サイフが怪しくない(何も仕掛けがないように見えるし、実際何もない)。リセットを考えなければ、お札の手渡しも簡単にできるし、ギミックも比較的簡単に処理できるので、財布を改めるのもそう難しくない。手渡ししなければ、リセットがすぐできるのも便利。ルーティンとして、これをやった後「お札に変わる瞬間がサイフの中で見えなかったのがご不満な方もいるでしょうから、今度はサイフなしで…」とか言いつつ、EXTREME BURNに続けてもいいかもしれないし(やり過ぎにならないように空気を読む必要はあると思うが)。
本当に手順としてよく考えられていると感心した。解説書通りの動きで、ちゃんとお札に変化したときは「よく考えられているなあ。この動きでこうなるとは」って思ったくらい。ギミックも本当にシンプル。シンプルだけどよく考えられていて、使いやすい。この手のマジックとしては隠れた(私が知らないだけ?)名作じゃないかなあと思った。

マジックって当たり外れが大きくて、知らないマジックを買うのはそれなりのリスクがあるが、これは手頃な値段だったので買ってみた。で、大正解。いつもこうだといいんだけどねえ。

posted by shadow at 23:01 | Comment(6) | TrackBack(0) | レビュー(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月20日

ミニットマン・キー &  ユニバーサルキー

PCが故障中で、修理に出していて、今は捨てずに置いておいたPCでどうにかネット生活を維持中。で、この古いPCでは動画編集環境を構築できないため、水戸マジッククラブの例会のデータ整理、ホームページの更新はしばらく保留。ご了承下さい。「既に修理は終わったので、準備でき次第発送します」という連絡はあったので、遅くとも来週末には手元に届いていると思う(と勝手に期待)。まあ、「ちゃんと直っているか」という心配はあるのだが。どうしても遅れそうなら、今の環境で頑張ってみます。

来週にまた、テーブルホッピングの依頼があるのだが、何やろうかなあ。いつも通りでもいいんだけど、せっかくだし、新しいネタやってみたいしなあ。
最近、Cupにすっかりはまっているのだが、人に見せれるレベルはまだ遠い。まだまだ手順が手になじんでいない。

とまあ、悩んでいるところで、その候補となりそうな2つのマジックをレビュー(というほどではないが)してみたい。どちらも実は絶版でかなり古いマジック。どちらも名作とされていたが、それでも絶版となるのがこの世界。こういうのが悔しくてねえ。運良く、私は両方とも新品を手に入れることができた。とは言え、復刻したわけではなく、当時の在庫がまだあるところにはあるという話なのだが。私は絶版物のように既に手に入らない物はここで取り上げない方針なのだが、「私が手に入れることができるのなら、他の人にも可能性はある」ということで取り上げてみる。本当に手に入れたのは最近なので。2つとも実演してみたが、マジシャン、非マジシャン共に好評であった。

ミニットマン・キーはこのリンク先のマジェイア氏のサイトが詳しい。何と言っても、現象がわかりやすくて、いかにもマジックっぽいところが素晴しい。「鍵山のない鍵をマジシャンがなでるだけで鍵山ができる」と一口で現象を説明でき、何がどうと聞かれてもうまく説明できないが、「マジックっぽい」現象だと思う。また、ギミックが素晴しい。非常にシンプルで、非マジシャンが見れば「な〜んだ」という反応になるのは確実な物であるが、その精度、大きさ、形状が非常によくできていて、「こういうギミックだよ」と説明されてから物を見ても「どこが?」と言いたくなるくらいの精度がある。その上、ハンドリングが楽で、非常にクリーンに見せられる。
現象から真っ先に疑われるのは「鍵をすり替えた」であるが、その疑いを持つ余地がないくらい、きれいなハンドリングで、もう一本の鍵を持っていないことはかなりクリーンに示すことができる。リセットは必要だが、さほど難しくない。マジックが終わった後、観客の意識が緩んでいる間に堂々とリセットして、次のテーブルに行くことも可能だろう。
ただ、実のところ、もう一本の鍵、つまり仕掛けのない方の鍵は何のためにあるのかよく理解してなかった。で、実際に演じてみて反応を見て、その後、他のマジシャンと色々お話して、もう一本の存在の効果がよくわかった。やっぱり、よく考えられているなあと思いつつ、まだまだ、自分が「見ている人の意識」というものの理解が浅いなあと思った次第。

ユニバーサルキーは「○○○ムーブ」という言えば、昔「ユニバーサルキー」という名作があったんですよみたいな話を知り合いのマジシャンから聞かされていて、「それ欲しいなあ」と思っていたところ、ふとうまいタイミングで見つけることができ、無事に購入できた。「○○○ムーブ」は鍵という素材を考えるとマニアなら想像つくと思うが、起きる現象がそれに直結してない(と少なくとも私は思う)ので、かなり不思議に見えるマジックだと思う。
実際、「○○○ムーブ」は知っているけど、マジシャンではないという、ある意味、非常にやっかいな人に見せたときにもかなり不思議がっていた。リセット不要なのもいい。こらも現象は非常にわかりやすい。うまく補足しながらやらないと現象がうまく伝わらない可能性はあるが、さほど問題にはならないであろう。

というわけで、鍵のマジックも最近お気に入り。この2つのマジックを同じテーブルでやることはないだろうけど、テーブルホッピングのレパートリーとしては十分候補になるし、特に問題なければ、次回試してみようと思っているところ。

しかし、絶版マジックがうまく手に入ったものだと我ながら運が良かったなあと思っているところ。こういう名作はぜひ復刻して欲しいね。

posted by shadow at 13:33 | Comment(6) | TrackBack(0) | レビュー(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月23日

パズルマジックいくつか

あぁ、書きたいことが一杯たまっている。トラブっていたPCの復旧の話は自身の備忘録も兼ねて書いておきたいし、ようやくたまっていたmMLを3つ見て、あれこれ刺激受けて練習しようとしていたり、その影響で買っただけで読んでなかった本を読んだり、新しく買った本を読むのに苦労していたり、何となく見た本で「あ、こんな手順あったんだ」と面白い発見をしたり、マイミクさんとメンタルマジックで盛り上がったり、水戸マジッククラブの人が面白いギミックを作ったり(私が頼んだのだが)…現状、仕事の忙しさはあいかわらずで(もう、本当にどうしようもない)、結局のところ時間が無いということなのだが、その中でもどうにかこうにかマジックを楽しんでいると言えよう。
そうそう、ネット上の人達に大変助けて頂いた話もあったりするのだが、まだ途中だし、完全解決したら、この話はぜひここで紹介したいと思っていたりする。

さて、本題。
レビューを書くのは結構久しぶり?レビューと呼べるかは微妙な気もするが。最近、偶然(なのか?)パズル的マジックを2つ購入したのでその話を。
購入したのはワープナインパズル・プレディクションの2つ。どちらもmMLより購入。商品としては、どちらもマジックランド製らしい。似たようなマジックとして、確か2004年のテンヨーのプラスワンキャンペーンのマジックで「ゴーストパズル」というのがあったので、まとめて書いてみる。
結論から言えば、私は3つとも大変気に入っている。パズル・プレディクションとゴーストパズルは原理的にはほぼ同じなのだが、現象としてはまったく違っていて、与える印象もまったく違うし、どちらも「この原理をこう使うのか!」という驚きと、プレゼンテーションの完璧さが素晴しい。

ワープナインであるが、現象はリンク先を見て頂くとして、「どうやったら、こんなの思いつくの」という自分でやっていても不思議なパズルである。これは純粋にパズルであるのにマジックに見えると言うべきか。「そもそもパズルとマジックの境界ってどこ?」と言いたくなるような物である。この商品を語るなら「よくできたパズルはマジックのように見えることもある」が正確な表現か。パズル好きな人に見せたら、奪い取られてしばらく戻ってこないだろう。
問題はプレゼンテーション。まあ、無難にいくなら、手順通りにやって、1段目は「あれ、1ピース間違ってますね」という感じで、「裏面も確認してみましょう」的なよく考えると意味不明なこと言って2段目に行き、「あれ、さっきと違いますね。何かおかしいような…」と悩み始めて、「もう1回表でやってみますね」とか言って、「よかった。ちゃんとできました」とその前の1段目と2段目は無かったかのように終わるという感じかなあ。あまり凝った演出を思いつかないし、見ているだけで十分不思議なので、これくらいのあっさりした演出でいいかなあと思っている。リセットも何もなく、何かを追加したり、抜いたりする必要もなく、そういう意味でもマジシャンの負担は軽いというか、ほぼ0というありがたいマジック(?)なので、相手を選びながらうまく使っていきたいと思っている。
実のところ、泡坂妻夫 マジックの世界 という本で原理は知っていて、面白そうだと思ってはいたのだが、とても自作する気になれず、商品として発売されているのを知って飛びついたというのが本当のところだったりするんだけどね。

パズル・プレディクションは実は結構前から気になっていたのであるが、「原理はあれだよねえ」と思った時点でちょっとテンションが下がって放置していた。しかし、ワープナイン買うときに、何となくついでで買った。で、大正解。面白い。非マジシャンにも見せてみたが非常に好感触。こういうちょっとしたギャグに見えて、実はすごいオチがあるという系統大好きなんだよね。リセットも楽というかほぼいらないし、テーブルホッピングにも使えそうだし、何より現象の意外性が楽し過ぎる。そして、現象に矛盾がない。非常に不思議で面白くきれいなマジックだと思う。技法を使うのがネックではあるが(カードマジックをやる人なら普通にできるだろうけど)。で、その技法を使わないアイデアを思いついた気がしたのだが、別の問題が発生することに気がついて現在練り直し中。演出上の問題なんだけどね。
パズルのピースを入れておくちょうどいいサイズの封筒が見つからなくて、画用紙で自作した。透けて見えると興醒めだし。自作嫌いの私がたかが封筒とは言え自作するのは珍しいこと(と自分で言うのも何だが)。それくらい気に入ったということだ。

ゴーストパズルは元々限定品なので、今はオークションとかにでも出ないと入手できない代物なので、ここで紹介するのは酷な気がしないでもないが、大変気に入っているマジックである。テンヨーのプラスワンキャンペーンって結構いいマジックがあるのだが、ゴーストパズルはベスト3に入るかなという気がするくらい気に入っている(「残り2つは?」とは聞かないように。決めてないから)。テンヨーらしい配慮で、ちゃんとパズルを持ち歩くための入れ物も付属しているのもいい。で、完全にセルフワーキングというか、パズルの原理のみで成り立っているが、その使い方というか見せ方が大変面白く、見ている人の興味を引く。単にこの原理である「隙間ができたのに面積は同じ」というだけではない、演出が秀逸。カジュアルな場でちょっと見せるのにはかなりいいマジックである。実は私の上着のポケットに常備されている(夏は上着着ないから関係ないけど)。
パズル好きの知り合いに見せたら、やっぱりしばらく戻ってこなかった。しばらくして「なるほどねえ。これはよくできてる」と感心してから返してくれたけど。私はこのマジックは知られて困る原理というわけでもないので、パズル好きな人がその謎を解きたいと思ったら止めないようにしている。その方が楽しいと思うから。

というわけで、パズルなマジック3つまとめて書いてみた。本当にどれも気に入っていて、TPOに合わせて選べば、3つとも活躍の場は色々ありそうでいい買い物したと思っているよ。

posted by shadow at 03:51 | Comment(5) | TrackBack(0) | レビュー(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月05日

ポケット・フジチン

この前、TVで前田知洋氏が、カップからレモンを続けて2つ出す場面をやっていた。それを見た妻が「2つ目はどこから出したの?カップには入らないよね?」と私に聞いてきた。どう答えていいかわからない私。さて、どうするか。ちょっと考えた末、「僕も同じようなことできるけど、やってみせようか」と言ってみたところ「じゃあ、見せて」という珍しい展開になったので、いつものチョップカップの手順をやってみた。
受けた受けた。「え、なんで?」という感じの反応。「それ面白いから、ぜひやりなさい」と言ってくれた。まあ、既にかなりやりまくっている手順なんだけどね。やっぱり、この手のマジックは受けが良い。
テーブルホッピングの依頼が入っているので、このチョップカップの手順も取り入れたいのだが、このカップ当然ならがポケットには入らないしなあ。リセットもどうさりげなくできるか微妙。というところで、ちょっと悩み中。

という、関係のない前振りの後に、今日はポケット・フジチンのレビューをしてみる。
最近、メンタルマジックにはまっている私が、なぜかフラフラと購入し、実は結構気に入っているマジックである。リンク先にも書いてある通り、客いじりがしやすいし、演出しやすいマジックで使い勝手がいいと思っている。それでいて、結構不思議なのがいい。
このマジックの気に入っているところは、本当に道具の完全改めが可能であるという点。なので、この手のマジックを知っているマニアでも不思議がらせることができる。ロック式とかではなく、ぶっちゃけた話、道具には仕掛けがない。なので、安心感がある。
とすると、どこかで秘密の動作が必要なのであるが、これが意外に楽。説明書を見て、「どうなんだろう?」と思ったが、鏡の前で少し練習したおところ、すぐにいけそうな気がした。動画にも撮ってみたが、その秘密の動作はほぼ見えなかった。「よく考えられているなあ」と感心した。
まあ、さらにぶっちゃけると、このマジックが届いて、説明書を見る前に道具を調べていて「もしかして、こう?」と思い、実は本当にその通りだったという経験もあるので、勘が良い人にはばれる可能性は0ではない気がするけど、それにしても秘密の動作がほぼ見えないので、不思議は不思議じゃないかと思う。そう気がつく人がいても、現象を見るととてもそうは見えないという気がする。
この手のマジックやったことある人にはわかると思うけど、かなり受けるマジックである。それが完全改め可能で、秘密の動作も楽にできるのだから、正直、現時点ではこれと言って、欠点をあげることができない。それくらい私は気に入っているマジックである。
問題はどういう状況でこのマジックやるかだねえ。客受けはするけど、客を選ぶのも事実で、どういう状況でやるのか実は悩み中。カジュアルな状況で見せるのか、ショー形式で間にギャグっぽく取り入れるのか、どういう風に使おうかなあ。

posted by shadow at 23:24 | Comment(2) | TrackBack(0) | レビュー(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月01日

ナナズ・ネックレス

あ、全国オフまであと2週間しかない。まだ、5分間コンテストの手順決まってない。「奇術入門 メンタルマジック」の方が原理は理解したけど、練習してない。演出も考えてない… 間に合うか?まあ、何とかなるでしょう。5分間コンテストの方は何をやるか決めるだけで、基本的に無理はしない方針だし。

さて、今日もレビュー。メンタルがマイブームの私が、あえて、最近よくやっているナナズ・ネックレスのレビューをしてみる。かなり気に入っている。テーブル無しでもできるし、ちょっとしたサロン規模でもできるので使える場面も多いのがいい。
リンク先にもある通り、古典トリック「おばあさんの首飾り」のバリエーション。現象としては同じ。違いは初期状態。まあ、ぶっちゃけた話、「おばあさんの首飾り」の方は、最初からセットした状態で始めなければならない(つまりビーズは最初から紐に通っている)、それに対して、ナナズ・ネックレスは観客の前で紐にビーズを通すことができる。
この差をどう評価するかは人それぞれの考え方で、どちらがいいと簡単に言える物ではないと思っている。実際に私も「おばあさんの首飾り」と同じ原理(というか何というか)のネタをダイソーで買って、ちょくちょくやっていた時期があって、それはそれでいつもいい反応をもらえた。普通に受けるマジックである。
ナナズ・ネックレスは観客の前で紐にビーズを通すので、よりクリーンになってはいるが、そのためにギミックが必要になっており、ぶっちゃけた話(ぶっちゃけ過ぎ?)、完全改めはできない。ただ、これも個人的経験から言うと、「そこ」の改めを求められたことはない。
というわけで、どちらもマジックとしては完成度が高く、「受ける」という意味では問題なく、好みと考え方でどちらを選ぶかという問題でしかないと思う。
で、私はナナズ・ネックレスの方を気に入って、最近よくやっている。その理由は「観客とからめる幅が広い」という理由による。マジックを始める前の軽い改め、ビーズを手渡しして、ビーズを通すのを手伝ってもらったりできるのは、結構観客参加型な感じがして楽しい。そして、結果として「疑いようのない」マジックになっていると思っているので、かなり気に入っている。
もちろん、難点もある。基本的にギミックのおかげで難易度は高くないマジックであるが、他のレビューサイトでもよく触れられている通り、最初のビーズを通すところは若干難しい。最悪の場合、そこでマジックをやめなければならない事態になる場合もあり、結構神経を使う。私もこの部分のハンドリングをどうするかは結構悩んだ。
フレンチドロップの動画はこの部分が非常にスムーズできれいなので、それを真似ようと思ったのだが、何度か試してみると、ギミックの状態によっては、うまくいかない場合があることもわかってきた。ギミックの状態を調整することも考えたのだが、その動作も結構怪しい気がする上にスムーズにいかなかったので、この方式はあきらめることにした。
で、次に、ギミックの状態によらず、確実にいけるハンドリングを考えてみた。これもあれこれ試行錯誤して、今やっているのは、「そこ」までビーズを持ってきたら、持ち替えて、反対側から押し込むという非常にダイレクトなやり方。しかし、かなり確実な方法なので、今はこのやり方でやっている。ただ、一応、じっくり見られてもタネは見えないと思うけど、かなり怪しい動きには違いない。なので、当然のようにミスディレクションをかける。
基本的な見せ方はビーズ3つ手渡しして、1つ返してもらい、2本の紐に通して、半分くらい(紐全体から見ると1/4程度)のところまで通したら、紐の端と真中を持って、間違いなくビーズが2本の紐に通っていることをじっくりアピールする。その後は、さも、当然というか、なにげなく、真中辺りまで(いわゆる「そこ」まで)、すっとビーズを通す。で、ビーズを持っている観客に「ビースはあと2つありますよね」と声をかけつつ、上記の「押し込む」動作をする。という感じ。
考え方としては、1つ目を半分程度通したところで、しっかり見せることで油断を誘い、その後をオフビート状態にして、さらに声をかけることでミスディレクションをかけて、秘密(というほどでもないが)の動作を行うということ。意図している通りになっているかは知らないが、とりあえず、変なツッコミはまだ受けていない。
実はこの前やったときにが「絶対手元から目を離さないぞ!」という気合を持って、手元を凝視している子供がいて、上記の「ビースはあと2つありますよね」では視線を外さなかったのだが、さらに「一応、それももう1度確認してもらえます」と言ったときに、そちらに意識がいったので、その隙に押し込んだ。それでも、意識をそらせなければたぶんそのまま強引にやっただろうけどね。一応、その辺は気をつけているつもり。
現象がシンプルでわかりやすいのに、ありえないインパクトがあるマジックでお気に入り。

posted by shadow at 04:10 | Comment(2) | TrackBack(0) | レビュー(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。