2015年03月21日

学習塾でのマジックショー

水戸マジッククラブの例会は無期中止中だし、個人的にマジックに割く時間は減っているしという状態だけど、イベントの依頼があれば対応するということで、毎年恒例の学習塾のマジックショーに行ってきたので、備忘録として書いておく。ここ数年はほぼネタ固定になってしまっているのだが。

演じたのは以下の4つ。
(1)フリーダイヤル
(2)クロノログ
(3)テクニカラーバンクナイト
(4)プロスペローの本
まあ、私の中では定番ですな。例年と違うのは最後にフォーシングパッドのやつがないところ。個人的にはメンタルマジックのトリネタとしてはいい感じだと思っているのだが、リフィルがね。いや、単に適当に紙切ってセットするだけなんだけど。それすら面倒になってきて。時間的にもこんなもんかなと思って、今回はやめた。でも、やっぱりインパクトに欠ける感じはあり、復活させるか別のネタを探すか思案中。

演技としては反省点が多い感じで、全体として、不思議さが強調できていなかったなと。何となく淡々と進めてしまった感じがあり、盛り上げるのに失敗した気がする。フリーダイヤルはとっても反応よかったんだけどね。そういう意味ではツカミはよかったんだけど、その後はどうにもいまいち。

レパートリー練り直すかなあ。フリーダイヤルとクロノログはいいと思う。クロノログは自分で道具を作ったということもあり、思い入れがあるし、演技としてもやりやすいと思っている。
テクニカラーバンクナイトは演出としては面白いし、好きなんだけど、なんかうまくいってない気がする。やめるか。他にいい案があるわけじゃにけど。
プロスペローの本はこのトリックに適した本を探すのに苦労したというのもあって、それなりに思い入れがあるんだけど、演出がどう考えても足りていない。でも、お気に入りのネタではあるので、演出をもうちょっと見直してみるか。

というわけで、来年に向けて新ネタの発掘(持っているものからの発掘含む)と演出の検討をしなきゃってところですかね。読心術や予言とはわかりやすいのではなく、何とも言えない不気味で不思議なマジックやりたいなあ。フリーダイヤルの自分の演出は気に入っているんだけど、こういうレパートリー増やしたい。

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2013年03月31日

学習塾でのマジックショー

おぉ、しまった。3月の更新が0になるところだった。電王戦とか見てると週末の時間が本気で無くなる。今日だって12時間生放送だったわけで。さすがにずっと張り付いて見ていたわけじゃないけど、見始めると止まらない感じはあって、あっという間に時間過ぎてる。

というわけで(なにが?)、軽く文字通りの備忘録書いておく。毎年恒例の学習塾でのマジックショーについて。これは本当に備忘録になっていて、毎年、「今まで何やったっけ?」と確認してからその年の演目を考えている。
今年は以下。

(1)フリーダイヤル
(2)クロノログ
(3)アルトロメンタル
(4)テクニカラー・プリディクション
(5)フォーシングパッド

20分くらいだったかな。まあ、そんなもんでしょう。ネタとしてはもっと準備していたが、思っていたよりも時間かかった。説明に手間取ったのと、そもそも手続きというか現象そのものが長いというか、そういうのが多いからまあ、こんな感じかなと。
いつもながら、ここではメンタルマジック全開。「気持ち悪い」と言われることを目指して(いいのか?)、遠慮なくやっている。とは言え、わかりにくい現象になっては意味がないので、その辺りのバランスが難しい。わかりやすい現象だとメンタルマジックって実のところ現象そのものが限られてくるというところはあって…

しかし、どうしても予言にレパートリーが偏る。(5)はちょっと特殊なのでおいておくと、(2)〜(4)は現象としては予言。実はブックテストも用意していたが、やっぱりやり慣れていないのはネックで「時間が余りそうなら」という程度の準備で、結局やらなかった。「せっかく買ったんだからやらないとね」と(3)を入れてみたが、ブックテストの方がよかったかもしれない。
というのは、「観客の受け」という点では予言より読心術系の方が受けるというか、気味悪がられるという感触があるから。(1)が典型的で、私はこれを逆、つまり、「マジシャンがセットした番号を観客が読み取る」という現象にして演じているが、これがとっても受けるというか、驚かれるというか、気持ち悪がられる。手順としては鍵の仕組みを理解してもらった後(番号を自由に設定できて、その番号でしか開かないという当たり前のことなのだが。こういうのに時間がかかるのがネックではある)、マジシャン(私)が番号をセットして、観客に渡して「私が指を鳴らすと、あなたの頭の中に4桁の数字が浮かびます」と言って、指を鳴らして4桁の数字を言わせて、鍵を開けさせるという演出。上記のセリフを言った時点で、観客からは「え〜っ!」と反応あった。鍵が開いたときにはいい反応もらえた。「これはマジック、超能力?」という反応もあったくらい。こういうネタをレパートリーとして増やしていきたいと思うのだが、いいのがない。

演技全般としては(4)は実は失敗した。もう、単純なミス。原理に関わるのであまり書けないが、単純に間違えた。しかし、それが逆にいい感じに(5)の伏線になって、全体で見れば結果オーライという気がする。この辺りがメンタルマジックらしいというか、利点という気がする。ちょっと失敗するくらいの方が逆にリアリティがあるって奴。

大きく反省点はないと思っているが、やっぱり予言にレパートリーが偏っている現状はどうにかしたいねえ。売りネタ中心だとどうしてもそうなってしまうんだよねえ。

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2012年03月25日

学習塾でのマジックショー

3ヶ月も水戸マジッククラブのホームページの更新がないという前代未聞の事態は、ちょっと今週も解消されそうになく(他人事のように言っている場合ではないのだが)、今週は2回の例会および本記事のマジックショーの動画を編集してUPしたということでご勘弁を。中の人にしか関係ない話であるが。
今週末は土曜はマジックショーで、日曜は上記の通り動画編集でほぼ終わり。来週末に時間があればというところ。
で、忘れないうちに3/18に行ってきた学習塾でのマジックショーのことを書いておく。意外と自分でも「以前は何やったっけ?」と読み返していたりするし。今日書かないと3月の更新が0になりそうというのもあって。

この学習塾でのショーはありがたいことに毎年の恒例行事となっている。さすがに去年は震災の影響で行けなかったが。非常にノリというは反応がよく「何をやっても受けそう」な雰囲気でとってもマジックがやりやすく、やっている方もとっても楽しい場である。
今回は私を含めて4名が参加。その内容はそのうち水戸マジッククラブの方でまとめるとして(「先にそっちやれ」という声はとりあえずおいておいて)、自分の演目を整理しておく。

演目は順に
(1)フリーダイヤル
(2)MindCamera(iPadで)
(3)クロノログ
(4)テクニカラーバンクナイト
(5)Giant B'Wave
(6)フォーシングパッド
まあ、毎回のことだが、他にマジシャンもいることだし、好きなだけ「気持ち悪い」メンタルマジックをやらさせてもらった。「気持ち悪い」は語弊があって、実態は「気味が悪い」だと思うのだが、まあ、似たようなもんだし、実際「気持ち悪い」という反応だったので、しょうがない。

(1)と(4)が初物。後は過去に何度か演じている。(1)は今回のような人数や会場の規模でやるマジックではないのだが(道具が小さ過ぎる)、1人ステージに上げて、その人を証人として話を進めればいいかとやってみた。正直、今まで使ってなかったので使ってみたかったというのが本音ではあるが。反応はだいたい想定していた通りでいい感じだった。特にトラブルになることもなく。演出にもよるけど、結構強烈なメンタルマジックだと思う。
(4)は実はマーチン・ルイスの「テクニカラープリディクション」をやろうと思ったんだけど(過去にやったこともあるし)、探したところ見つからなくて(震災後ちゃんと部屋を片付けてないのが悪いのだが)、どうにかこの財布だけ見つかったので、「いいや、これで代用」というわけで使ってみた。現象というか、演出はまったく「テクニカラープリディクション」と同じ。まあ、現象が同じということもあり、想定通りの反応をもらえていい感じ。むしろ、こちらの方がやりやすいのではないかと思ったくらい。道具が自然で扱いやすいので。かさばらないし。

(2)(3)(5)は普段の毎月のマジックショーで散々演じているマジックで、まあ、特筆すべきところはないかなあ。(2)で撮影した写真を後で塾の方にメールで送ったら喜んでくれたらしい。いつも、撮影したその場で渡せないのがもったいないなあと思ってるんだけどね。ちょっと気になるとしたら(5)かな。順番の問題という気もするが、「予言」が続いている中でちょっとインパクトに欠けるというか、反応が微妙だった気がした。今から思えば別のマジックにするか、順番を工夫すべきだった気がする。元々、メンタルマジックのレパートリーが予言に偏っているのは気になっていて、今回もそれが顕著に出てしまっている。
(6)への軽い伏線として、催眠術(と言っても簡単なカタレプシー)に挑戦してみても良かったのではと思っていたり。実は真面目にそれは考えたんだけど、「チャレンジングだなあ。そこまであえて無理しなくても」と無難に行った結果がこれ。
この演目なら「読心術」のマジックを追加しても良かったかなあと思っている(あまりレパートリーにないのが苦しいところだが。ブックテスト辺りが無難か)。

(6)はこの塾でしかやっていないマジックで、毎回「どう演出したものか」と悩んでいるマジック。予め書いて見せた予言が変化してちゃんと当たるという、現象だけ聞くとサッカートリックのように思える現象だが、それをミステリアスに見せたいと思っていて悩んでいる。今回はあまり変な演出は入れずに「え、私ちゃんとそう(当たっている予言)を書きましたよね?」という感じで、観客が「先に見た予言と違う」と言うのが「なぜそう思うのかわからない」という演出にした。ある意味無難な演出。まあ、それなりに大きな反応はあって、一応成功とは言えるが、まだ納得はいってなくて、悩み中。あまりに露骨な演出は不自然だし(前回はそれで失敗)。次回までに工夫したいところ(今のところアイデアはないが)。

この塾でのマジックショーは時間が長いこともあって、遠慮なくメンタルマジックをたっぷりできる珍しい場(まあ、それにしても「やり過ぎ」かもしれないけど…)。それだけに色々と試してみたくなる。いつも書いていることだが、やらないとわからないことは多いし。今回も色々わかったことがあるので、今後の参考にしたい。

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2011年04月29日

特製コインボックス

さて、体調不良のため、不本意ながら、昨日から個人的にはGWなんだけど、とりあえず、一息ついたところで、ブログの更新を。それなりにネタたまっているし。しかし、本当に昨日は体調悪かったなあ。休んでしまったため、色々な仕事を部下に押し付けてしまい悪いことをした。
「体調悪ければ、無理せず休むように」とは多くの人が気軽に言うけど、そのインパクトってものも考えて欲しいなあと思う。休んだからって、仕事が減るわけじゃないし、対処が遅れることで、事態が悪化することだってある。「そんなこと思っているから体調が余計に悪くなるんだ」と言われそうだけど、事実として、そういう実態は少なくとも私の場合はあるし、今はまだ簡単には休めない。とりあえず、私が抱えている仕事を徐々に部下に移していかないと。

さて、今回は3月の2日連続のサロンマジックの話をしようと思っていたのだが、演目はメモしてあるものの、どんな感じだったか、断片的にしかもう思い出せないので、あきらめた。もし、楽しみにしていた人がいたら申し訳ない。
他には、会社の泊まりの合宿(ちゃんと仕事だよ)で、たびたびこのブログに登場する会社の同僚達にマジックを延々と強要された話なんてのもあるのだけど、あまりにあれこれたくさんやる羽目になって、よく覚えてないので断念。

で、今回は表題の通り、「特製コインボックス」について。「特製」と言っても特殊な機構とかそういうわけではなく、既存のコインボックスを別の素材で作り直したという話。経緯は省略して、通常のコインボックスって真鍮製で、長期使用しているとくすんできたりして、メンテナンスが必要だったりする。いや、まあ、メンテナンスすればいいと言えばそれまでなんだけど、メンテナンスがほぼ不要で使いやすい素材だったらもっといいじゃないかということで、知り合いのマジシャンがコインボックスを特注で作ったので、私も分も作ってもらい譲ってもらった(もちろん、ちゃんと代価は払ったよ)。とりあえず、写真で見てみよう。

まずはフタを閉めた状態。右が通常(?)の真鍮製のコインボックス。左が今回の特製のコインボックス。素材はステンレス。色としてどちらがいいかは好みであろうが、すっきりきれいに見えるのは左のステンレス製の方だと私は思う。

次にフタを開けて中も見せるとこんな感じ。私の手入れが悪いと言われれば反論できない面があるが、右の真鍮製の方はやはり汚れがそれなり目につく。まあ、左のステンレス製の方はまだ新品という差もあるんだけどね。でも、たぶん、経年劣化という観点からすれば、ステンレス製の方が圧倒的にすぐれていると思う。
見た目と手入れの楽さから、私のはこのコインボックスが大変気に入っている。

ぶっちゃけた話、このコインボックスはワンダラーサイズのボストンコインボックスで、これ自体がレアである。少なくともマジックランドですら「ワンダラーサイズのコインボックス」と時点で「無い」という回答。私はたまたまネットオークションで見つけたが。それのステンレス製だから、もっとレアというか、他に持っている人は我々以外にはいないと思う。

マジックをやるという観点で、このコインボックスで何が嬉しいって、トミーワンダーのコインの手順ができること。知っている人はわかると思うけど、あればワンダラーサイズでないとできないところがある。まあ、正直に言うと、トミーワンダーの手順は私はまだ練習してなくて、別のコインボックスの手順を練習していたりするけどね。でも、それにしても、道具って大事で、よく言われることだけど、いい道具が手に入るとなぜかやる気が出てくる。コインマジックはほぼやらない私が最も練習しているのが、このコインボックスを使った手順である。かなりマニアックな手順だけど、練習するにはそれくらいがいいと思っている。

というわけで、大変気に入っているレアアイテムということで、ぜひ活用していきたい。そのためにはもっともっと練習が必要だけどね。

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2011年04月03日

マジックとチャリティー

震災について、様々な対応のまずさとか、まあ、色々言いたくなることがあるけど、そういうのは他の人が既にかなり指摘済みであり、私がここにどうこう書いても影響力があるとも思えないし、書かないでおく。
個人的には私は原子力発電所の専門家ではないか「安全性」については専門家であり、「安全性」について、「その指摘は的外れ、安全性というものを理解してない」と言いたくなることが山のようにあって、そのことを書こうかと思ったが、非常に理解が難しい話であり、誤解を招きやすい話でもあるので、正確にしっかり書き切る自信がなくてやめておく。文章で正確に伝えるのは難しい。

震災の影響について、個人的にはまだ、何かこう現実感がないというか、妙な精神的な疲れがあるのと、会社は一応機能しているが、残業が禁止されていて、仕事が思うようにはかどっていないこととかあるが、大問題は幸いにして抱えていない。
ただ、社会的にはかなり広範囲に影響が出始めていて、今後の日本の社会がどう復興していくのか、それはかなり心配ではある。ニュースでも部品が供給されなくなり、自動車の製造ができないことは報じられているが、関西の鉄道でもこんな話もある。関東じゃなくて、関西である。念のため。雇用問題も当然ある。日本の産業そのものが衰えてしまうと、そのことは自分の生活に影響する可能性は高く、この辺りの話は本気で心配。被災地の人(茨城も一応被災地だけどね)は、そういう心配どころじゃないところがまだまだ多数なんだろうけど、将来的に問題になるのは間違いないと思うんだよね。
そういう先の見えない不安が精神的に疲れるんだろうなあとは思うが、こればかりはどうしようもない。

そんな中で、ようやく本題。マジック界でもチャリティーの動きがあり、私は買う側として一応、それに貢献しているつもり。いくつか「チャリティー商品」なるものを購入してみた。正直、内容的に不満足なものもあるが、「チャリティーだから」と納得することにした。

しかし、中にはちゃんとした(?)商品もあって、現時点、手元にあるので満足度が高いのは三畳半工房の東北地方太平洋沖地震チャリティーレクチャーノートである。ダウンロード販売なのもいい。内容は値段を考えれば十分満足。いくつかレパートリーに入れてみたいマジックがあった。チャリティーかどうか関係なく、十分値段分の価値があると思った。これだけの作品を提供したマジシャンの皆さんは素晴しいと素直に思う。あすぱらさんの東日本大震災チャリティー商品も注目しいて、既に注文したけど、まだ手元にない。これはかなりの量の質のよいマジックが収録されているようでかなり期待している。で、こうした物を購入することで、一応、チャリティーに参加できるというのはありがたいなあと思う。

こうした商品の販売だけでなく、チャリティーマジックショーも企画されているらしいし、マジックがチャリティーに活躍しているのを見て嬉しくなる。自分は間接的にか貢献できないが。

何だか疲れていて、最近あまりマジックに時間割いてないけど、気晴らしを兼ねて、腕が鈍らない程度にはカードとコインは触っている。被災時には趣味で気分転換するのはいいらしいしね。

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2011年03月06日

またテーブルホッピング

どうにか土日連続のマジックショーをこなした。水戸マジッククラブの更新はちょっとおいておいて(すいません)、ブログの方を更新。

「iPod touch カーナビ化計画」は無事完了。ちょっとアプリの挙動に不満というか、「そんなもんなの?」と思う部分がないではないが、たまに(本当にたまに)「カーナビがあるといいなあ」と思うので、あると安心。この話はまた時間があればここで取り上げたいと思う。

今日は2/26に依頼があってやったテーブルホッピングの話題を。実はテーブルホッピングの前に軽くサロン程度のマジックをやったのだが、それについては、この土日のショーの話とまとめて書きたいと思っている(思っているけどいつ書けるかは例によって不明)。

今回のテーブルホッピングは披露宴の二次会で、テーブルの数は4つ。1テーブルに最大7人だったかな。テーブル上で現象を起こすと反対側からは見えにくい状態。私は気にせずテーブル上でやったけどね。マジシャンは私を含めて2人。時間は40分くらいの予定だったので1テーブル10分を目安に2人とも全テーブルを回る予定で開始。

まず、1つ目のテーブル。ここではいきなり「マセマジシャンからマクドナルドの4A」というゆうきとも氏がmMLで解説していた通りのルーティンをやってみる。このルーティンお気に入りでリセットも簡単なのでテーブルホッピングでは愛用している(というのはここの過去の記事からもわかる通り)。で、今回もいきなりこれから。マセマジシャンの時点で既に大受けである。こちらが驚くくらい受けた。「え、なんで!?」とかなり驚いていた。ちょっとテーブルが騒然とするくらい。で、その後マクドナルドの4Aをやるわけだから、もう受けるというかなんというか、歓声というか悲鳴というか、まあ、とにかく大きなリアクションがあって、もう一人のマジシャンが「すごい声が上がっているので、何が起きたのかと思った」と言うくらい、まあ、受けたわけである。
とりあえず、Twitterの方にも書いたけど、「マセマジシャンは受ける」と強調しておきたい。もし、受けないというマジシャンがいたら、それは相手が悪いか(そういう意味では相手に合わせてうまくマジックを選択できてないとも言える)、見せ方に問題があるかのどちらかであろう。どちらもマジシャンのせいなんだけどね。これは自戒を込めて書くんだけど、受けない理由を観客のせいにしてはいけないと思う。受けるマジックを見せれなかったマジシャン側の問題だと思う。そう思わないとうまくならないと思っている。
で、話を戻して、マクドナルドの4Aって意外とやっているマジシャン見かけないんだけど(と言うほどそもそも見てないけど)、これは本当に受ける。説得力がかなりあって、現象は分かりやすく、とっても不思議。まだ、このマジックのタネを知らなかったとき、ビデオで見て、とっても不思議に見えたことを覚えている。

ここで、次のネタに行こうとしたのだが、遅れていた新郎、新婦が到着ということで、ちょっとマジックは中断し、新郎の挨拶や乾杯があって、その後マジックを再開。司会の人の支持もあって、新郎と新婦のテーブルに行く。新郎と新婦は別のテーブルに分かれて座ったのでちょうどいい。
で、2つ目のテーブルということになるのであるが、ここでも上記の「マセマジシャンからマクドナルドの4A」をもう一度。やっぱり手堅いんだもん。やらない理由がない。で、ここでも大受け。新婦はあまり興味ないのか、あまり見てなかったようだけど、他の人がここでも歓声か悲鳴かどちらか分からないような声を上げて大騒ぎ。やっぱり受けるなあ。さらに定番のチョップカップ。これもオチがやっぱりいい感じで受けた。このネタも手堅い。ちょっと時間押してたので、このテーブルはここで切り上げた。

続いて3つ目のテーブル。ここで、ちょっと困ったことが。偶然であるが、新婦がこのテーブルに移動してきたのだ。となるとネタを変えないといけない。というわけで、このテーブルでは、ゆうきとも氏の「北国の5人の仲間」を演じてみる。ESPカードを使うところが、ちょっとカジュアルじゃない感じなんだけど、現象は面白いので、お気に入りの手順である。大受けとはいかなかったが、不思議がってはもらえた様子。ここで、新郎がこのテーブルに移動してきたので、さらにもう1ネタ。「フィルプラスデック」これも、テーブルホッピングでやり倒しているネタである。いい感じで「なんで?なんで?」とかなり不思議がってもらえたようで、いい感触。大受けにもっていけなかったのが残念ではあるが、それなりに楽しんで頂けたと思う。

ここで残り5分で、あわてて最後の4つ目のテーブルへ。ここでは時間を考えて「キャタクリズム(自作版)」をやってみる。自分的にはこれも定番ネタで想定通りの反応をもらえていい感じ。ここでちょうど時間になったので終了。

全体的に途中の中断とかあって、時間配分が思うようにはいかなかったが、テーブルホッピングとしてはそれなりにうまくいった方だと思う。マジシャンが2人いたのも良かった。1人だと全テーブル回る時間配分が本当に難しいし、どうしてもあわただしくなる。

後で、もう1人のマジシャンから聞いたんだけど、新郎から「レギュラーでトライアンフを」とリクエストがあったらしい。「トライアンフ」という言葉を知っているのにも驚くし、「仕掛けのない普通のトランプで」と言うならともかく「レギュラーで」と言う辺り、マジックの知識があると確信できるリクエストで驚いた。後で新郎に聞いたら「マジック好き」とのこと。そんなマジック好きの新郎に1ネタしかお見せできなかったのが非常に残念ではある。

とういわけで、今回は特に冒険することもなく、いつもやっているネタのみで終わってしまった。試してみたいネタもあったのだが、場の空気や時間配分を考えて、それらはやめておいた。でも、結構楽しんでもらえたようで、こちらも楽しかった。やっぱり、お客さんと近いテーブルホッピングはいいね。お客さんとのやり取りも楽しめるし(サロンとかでもある程度は楽しめるけどね)。
機会があれば、テーブルホッピングはどんどんやってきたいと思っている。仕事忙しいけど、ちょっとはストレス解消になっているんじゃないかとも思うし。

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2011年01月17日

ビルチェンジについて

この前、ひどい寝坊をした。原因はよくわからないが、久しぶりに、〆切間際の仕事もなく、打合せの類もない日だったので緊張の糸が切れたのかなあ。来週はまた3日連続東京出張。行く先はバラバラ。素直に東京に2泊の予定(場所は変わるけど)。忙しいのに慣れてきたので、まあ、度を越えない範囲で適度に忙しいくらいがちょうどいいのかもしれないと思ったりする。

iPad欲しくてしょうがなかったんだけど、今はちょっと冷静。というのはiPod touchが思ったよりも使えて、だいたいやりたいことはできているから。
・マジックDVDを持ち出してどこでも見れるようにする。
・Twitter、2ちゃんねる、mixi等の読み書き
・ネット検索
・メールの読み書き
はiPod touchで普通にできている。不便だなと思っているのは、上記の中の「書く」場合。フリック入力を使っているが、キーボード入力のやり安さには遠く及ばない。あとは、電子書籍を読むこと。現実に手元にある電子書籍(自分でスキャンしたんだけど)は漫画ばかりだが、漫画によるけど、さすがにiPod touchの画面では拡大しないと読めないものも多く、やはり限度がある。
という状態で、iPadを買ったとき、どう用途をiPod touchと使い分けるかが難しいんじゃないかなあとか思う。特に2ちゃんねるなんて未読管理を共有できないし。とりあえず、電子書籍を読むのと、文章を書くのにiPadは魅力的。でも、こうして考えをまとめてみると、iPadじゃなくてもいいような気もして考え中。今、正に色々なメーカーが同じコンセプトの商品出しているしね。iPadについては4月に新モデルという噂もあるし、しばらくは様子見かな。本棚のレクチャーノートを電子化したいから、電子書籍リーダーは早く欲しいんだけどね。無駄になってももったいないし、今が考えどきかなとか思っているところ。

さて、いつもながらの長い前置きが終わったところで本題。ビルチェンジについて。mML Vol.47にて、ゆうきとも氏がギミックを使わないビルチェンジを解説されていた。ようやくそれを見て(mMLは溜まる一方)、「なるほど、そういう考え方、手順もあるのか。これはこれでやりやすいかも」と、よくあるギミックを使った手順がスムーズにできない私は(単なる練習不足なんだけど)、解説されている手順に大変興味を持った。
もちろん、手順の詳細はここには書けないが、ギミックなしの手順には1箇所厳しいところがある。しかし、逆にそこさえクリアすれば後は楽にできるという手順で、その1箇所をどううまく自然にできるかという問題だと私は理解した。ギミック使う方も難点は1箇所なんだけどね(少なくとも私の場合)。手順的にはギミックの有無を除けば実はほぼ同じで原理的には同じと言っていい。ただ、ギミックの有無により、苦労する場所、苦労の程度が変わっていると言える(と私には思える)。
で、水戸マジッククラブの例会でちょっと話をしてみた。ギミックなしで、どうやれば自然にできるか。短時間の割には色々なアイデアが出て、どれもそれなりに使えそうな気はした。が、結局、最終的に「これが一番自然で楽そう」と思った方法は、ゆうきとも氏の解説とは異なるが、よくあるやり方だった。ぐるっと1周して、元の場所に戻ったような感覚で「やっぱり先人の知恵はすごい」ということで納得した。

複数枚のビルチェンジとしては定番(だと思うんだけど)のEXTREME BURNのギミックもようやく作成したし、ちょっとビルチェンジに関して興味が高まっている感じ。EXTREME BURNは大変気に入っているが、まだ使いこなせていない。まだ、練習が必要そう。

お札のマジックはビルチェンジだけじゃないし、とりあえず、買うだけ買って読んでないビル・マジック―お札を使ったマジックを読まないと。

マジックには色々なジャンル、道具があり、たまに今まで手を出してこなかったマジックをやると、いい感じで気分転換になっていいね。

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2010年12月26日

マジックショーやってきた(2回分)

Gmailのアカウントにウクライナからアクセスがあったという警告が表示された。何だこれ?とりあえず、「パスワードを変えろ」と言うので変えてみた。何が起きたんだ。

ボーナス出てから(厳密には出るちょっと前から)、ちょくちょく新ネタ調達。基本的にはサロン規模のマジックのネタやそのための小道具なんだけど、ついつい、ついでに買ってしまうんだよね。あと「限定」という言葉にも弱いね。どうでもいいマジックならいいんだけど、「興味はあるけど使うかどうか微妙」な奴が限定だと買ってしまいがち。まあ、その辺りの話はおいおいと。1つ小出しにしておくと、久しぶりに失敗した買い物があって、原理は想像がついていて「でも、精度がよくて使い勝手がいいと便利だなあ」と思って購入したのが、とても実用に堪えない出来だったりしてがっかり。さすがにこれは実物見て使ってみないとわからん。

今回はサロン規模でマジックショーを2回、さほど間をおかずやってきたので、そのネタを整理しておく。一部記憶に頼っているので、抜けがあるかもしれんが、しょうがない。完全に私の備忘録である。

1回目。観客は子供中心。派手なネタをやりたいなと思い、ミリオンフラワーを使ってみることにした。その他は今までにやったこあるネタ。まずは、もう、何回やったかわからない「サイドウォークシャッフル」。鉄板ネタである。ただ、子供が下に座って見ているので、ちょっと見えてはいけないものが見えたらしい。気をつけよう。次は、本当は子供相手にやるネタではないんだけど「プリディクト・パーフェクト」をやってみる。地味に受けた感じ。
さて、ここからは新ネタのミリオンフラワーである。ミリオンフラワーは30個準備し、Ex-Change Cube-Quick(ダブル)と組合せて使ってみる。ルーティンとしては、まずはEx-Change Cube-Quick(ダブル)を軽く改めて、ギミックを動作させずにコーン状にして左手に持ち、普通に右手からミリオンフラワーを次々とだし、Ex-Change Cube-Quick(ダブル)の中に入れていく。ここの演技が非常に微妙。だって、現象から逆算すれば、どう考えても手に持っているのを出しているだけで、問題はどうやって、それだけの量を手に持っているかという点だけになってしまう。つまり、あまり不思議に見えない。観客の反応もちょっと微妙な感じ。で、手から10個出した後(だいたいこれでEx-Change Cube-Quick(ダブル)は一杯になる)、捨てバッグ代わりの鞄の中に出したミリオンフラワーを全部出す。もう一度Ex-Change Cube-Quick(ダブル)を軽く改めて、今度はギミックを動作させて、一気にミリオンフラワー10個出す。で、また、鞄の中に全部出す。さらにもう1回ギミックを動作させて、もう10個ミリオンフラワーを出して、また鞄に全部出す。この辺りはかなりいい反応をもらえた。一気にたくさん出るインパクトはいい感じのようだ。で、最後にくす玉のレギュラーサイズをスティールして、Ex-Change Cube-Quick(ダブル)から出したように見せて終わり。くす玉は通販で買ったんだけど、レギュラーサイズってあんなに大きいんだね。逆に不自然で、とりあえず、Sサイズを買い直した。使う機会があるかどうかは知らないが。
全体としては悪くなかったと思うけど、上記の片手からミリオンフラワーを出すところは、実際にどうなっているかはわからなくても、想像がついてしまうという意味において、かなり微妙だった。うまい人がやると、もっと、きれいに不思議に見えるのかもしれないが、そういう演技を見たことがなくよくわからない。なので、当面、こういうダイレクトな使い方はしないことにした。

で、2回目のショー。こちらは観客は大人。年配の方が中心。趣向を変えて、お金マジックを導入してみる。正直に白状すると、別のマジックショーで他のマジシャンがやっていたお札ルーティンが非常に面白く、それを自分でもやってみたいと思ったんだよね。かなりそのルーティンをコピーしてます。きっと、ここを読んでいると思いますが、すいません。トリネタとして用意したのはMCプロダクション・カスケット(お札バージョン)。あとはこれに繋げるお札マジックとして紙幣になる白紙。ミリオンフラワーは、ハンキーパンキーで出してみることにした。
当初想定していたのは、MCプロダクション・カスケットをテーブルに置いて、ハンーキパンキーでミリオンフラワーを出して、出したミリオンフラワーをMCプロダクション・カスケットに落としていって、10個くらい出したところで、残りを一気にMCプロダクション・カスケットに落とすというミリオンフラワーの使い方。全部で20個のミリオンフラワーが広がるので、だいたいいい感じ。で、MCプロダクション・カスケットの中のミリオンフラワーを鞄の中に全部出して、お札のマジックをやって、MCプロダクション・カスケット(お札バージョン)のギミックで最後を締めるというルーティン。
ところがである。控室にてトラブル発生。セットアップしたMCプロダクション・カスケットが、触ってもいないのにギミックが動作してしまったのである。ショー開始直前(というか既に始まっていた)ので、再セットアップは不可能。ルーティンの組み直しが必要だった。MCプロダクション・カスケットそのものは入れ物としての使い道があるので、空にしてとりあえず、ステージへ。
ステージに立ってから、頭の中をフル回転。どう順序を変えて、どこで時間を調整するか。とりあえず、幸いにして、私の後に他のマジシャンがいたので、最終的なショーとしての締めは他力本願として、「ミリオンフラワーが大量に出る」を私の演技のトリにすることにした。あとは時間調整。
前半は予定通り進めた。やっぱり「サイドウォークシャッフル」から。使いやすいマジックだ。代わりになるマジックが見つからない。次に今回用に用意したもう1つのネタアァ・プレディクション。動画を見て、自分でも不思議だなあと思っていたマジック。お客さんを一人ステージに上げて、サッカートリック風で演じてみた。初めて使ってみたけど、なかなかの好感触。このビジュアルさは捨て難い。今後も使っていこう。ここで、予定になかった「スーパーマインド」をやる。あまり時間がかからないマジックで、時間調整になるかと。大受けとはならないが、まずまずの反応。
で、ここから、予定を変えたマジックをやっていく。MCプロダクション・カスケットをテーブル上に置いて、まずは、お札マジックとして定番とも言えるヒンバーワレットを使った、白紙を本物のお札に変えるマジック。やっぱりお金のマジックは受ける。この後「今度は見えるようにやりましょう」と上記の「紙幣になる白紙」をやる。これもなかなか好感触。紙幣はMCプロダクション・カスケットの中にどんどん入れていった。そして、ミリオンフラワーのハンキーパンキーをやる。最後に一気に出して、MCプロダクション・カスケットの中がミリオンフラワーで一杯になったところで、私の演技終了。トラブルのため、一番やりたかったネタができなかったのが残念だが、演技としては、とりあえず、どうにかなったかなと思っている。

この2つのマジックショーでは、自分の演技の「締め」についてあれこれ試行錯誤した。そういう意味においては、1つの方向は見えてきた気がする。MCプロダクション・カスケットが正常に動作してくれれば。後日談ではあるが、MCプロダクション・カスケットのロックが緩くなっていることが確認され、購入元にも相談しつつ、対策し、少なくとも簡単にはロックが外れない状態にはなった。次の機会があれば、当初考えていたルーティンでやってみたい。そうすれば、サロンにおける私なりの締めのルーティンが見えてきそうな気がしている。
以前はシルクマジックで締めてたんだけどね。シルクの手入れや準備が面倒で。上記のルーティンでも準備はそれなりに面倒だけど、私としてはシルクよりは楽。なんとか、この方向で締めのルーティンを完成させたい。

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2010年11月03日

友人の披露宴にてマジックを

iPod touchのこと一杯書こうかと思ったのだが、その前に軽く、この前の友人の披露宴での話など。

10/31は会社の同期の結婚式で、なぜか挙式から出席して欲しいという話で(私だけでなく呼ばれた同期、先輩みんな)、8時20分集合という、少々休みにしては早起きな状態での参加。さらに運が悪いことに、前日の夜(というか当日というか)に、うちのPCにトラブルが発生し(どうもHDDが危険な死に方したみたい)、OSの再インストールから必要最小限の環境構築をやっていて、徹夜になってたんだよね。妻に何度も「明日、朝早いんでしょう。もう、あきらめて、次の休みにやれば?」と言われたのだが、どうしても、その日のうちにだどりついておきたい環境があって、「せめてそこまで」と必死にやってしまったんだよね。で、そこまでたどり着いたのが朝の7時。というわけで、結局徹夜。軽く朝食食べて、礼服着て、あわてて出掛けることに。

ホテルに着き、同期、会社の先輩たちと合流。同期を言っても久しぶりに会うのもいたり、先輩にいたってはいつ最後に会ったかわからない人もいて、少々懐しい気分に。で、挙式から無事に参加できた。幸いにして、披露宴が終わるまで眠気とかはなく、助かった。

新郎には事前に「余興でマジックやろうか?」と、一応聞いておいたのだが、「いや、別にいらない」という話だった。披露宴に出て思ったんだけど、確かに必要ない感じで、余興というものが無い非常にシンプルな披露宴だった。これはこれでストレートでわかりやすい披露宴だと思った。通常はある、どこかの偉い人の挨拶なんてものもなく、いい感じの披露宴だと思った。

ところが、この余興がないはずの披露宴にて、私はなぜかマジックをやる羽目に。その経緯を書いてみる。
同期はみんな、私がマジックをやることを知っていて、集合時点で「何か今日やらないの?」と聞いてきていたが「何も頼まれてないからやらないよ」と答えていた。実際に、準備は何もしていなかった。
そんな状態だったのに、披露宴の開始前、ホテルの人に声をかけられて「前に結婚式で挨拶されたことありますか?」と聞かれる。「いや、ないですよ。あ、マジックやったことはありますが」と答える。で、ホテルの人「あ、それだ。それで覚えてるんだ」と。偶然なんだけど、別の知人の披露宴にてマジックをやったんだけど、同じホテルだったんだよね。まあ、それはいいとして、それを横で聞いた会社の先輩が「え、何?マジックなんてできるの?じゃあ、今日も何かやるの?」と、ものすごいいきおいで食い付いてきた。「いや、やりませんよ。頼まれてませんし」と、ちょっとあせりながら答える私。でも、引かない先輩「今、何かできないの?」と。ここで「何も無いです」と言えばそれで済んだ気もするが、真面目に「トランプしか持ってないですよ」と答えたのがまずかった。単に常備しているだけで、私に会ったことある人は知っていると思うけど、ベルトにタバコケースを通して、そこにデックを入れて、常備しているんだよね。暇なときに練習するためと、「何かやって」と言われたときの用意なのだが。
「じゃあ、今日、そのトランプで何かやってよ」としつこい先輩(既にそこそこ酔っていた気はする)。私は冷静に披露宴の会場を指差して、「この状況で、どうやってトランプマジックやって、どう見せるんですか。無理ですよ」とこの場は逃げる。
で、披露宴は始まって、淡々を進んでいく。ちなみにその会社の先輩は乾杯の役をやったのだが、その前に「軽く」と言いながら、しゃべり過ぎるというよくあるパターンにはまり、会場を見事に引かせていた(やっぱり、既にかなり酔っていたように思う)。
で、淡々と、結構いい雰囲気で進み(最初の乾杯の挨拶以外は)、食事のメニューで見ても、「もう、そろそろ終盤だな」と思える頃、その先輩が「本当にマジックやらないの」と思い出したように言い始める。「だから、やりませんって。トランプしかないんですから、とても見えないでしょう」と冷静に答える私。実際、会場は横長になっており、トランプに限らず、非常にマジックを見せにくい位置関係にあった。しかし、なぜかあきらめない先輩。司会の人に勝手に「実はマジックができる人がいるんですが」とか言いに行く。司会の人がすぐに私のところにやってきて、「余興でやって頂けます?」と。丁重にお断わりしたのだが、「実は新郎、新婦共に時間がなくて、食事をほぼ食べられてないんですよ。なので、少し、余興で時間を取ってもらえると、新郎、新婦が食事できるので、お願いできませんか?」ときた。これはちょっと断わりにくい。まあ、通常、新郎、新婦は食事する暇もないものだが、「それはそういうものなのでしょうがない」と言ってしまうのも気が引けたのも事実で、レギュラーデック1つで、この会場の状況でマジックやるのは無謀であるが、単に時間を稼ぐだけと割切って、たぶん、近くの人しか現象伝わらないのは承知で、承諾。「テーブルとか、用意しますか?」と聞かれたが、どうせ立ってやるし、少しでも遠くの人に見えるように見せたいので、テーブルなしでやることにした。
司会の人は喜んでマイクに戻り、「本日、実は素晴しい人が参加されているそうです。なんとマジシャンで、これからマジックを見せて頂けるそうです。急なお願いを快く承諾して下さりました」と、「快くじゃないよ」と思いつつ、席を立ち、中央に。こうなった以上、やるしかない。せっかくいい雰囲気の披露宴の空気を悪くしたくないし。前にも書いたけど、実はテーブル無しでできるネタは少ない私。その数少ないレパートリーの1つである、トライアンフをやる。時間を稼ぐのが目的なので、ゆっくりと、一応、できる限り、遠くの人にも見えるようにじっくりやってみる。マジックとしては一応、成功で、最後にデックを立てて、広げたときには、どよめきが起きた。で、無事にカードも当たっていて成功。この1ネタだけやって席に戻った。当の先輩は自分で無茶振りしておきながら「いやー、実は自分で言っておきつつ、心配だったんだよねえ。期待以上のマジックで驚いた。場慣れしている感じがしたし。」とか言ってた。そんな状態で無茶振りしないで下さい、先輩。

というわけで、まったく想定していない状態で、本当の無茶振りでマジックをやる羽目になったが、外さなかったようで一安心。後で、何人かの人にお礼言ってもらえたし、まあ、いいかなと。ある意味、開き直ってできたし。
しかし、本当に油断ならないというか、「マジック」ってそれだけの魅力というか、人の興味を引くものなのだなと改めて思った。

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2010年08月22日

2Cupルーティンについて

またまた忙しい日々が戻ってきましたよっと。7月から夏休みにかけてはデスクワークが忙しかったんだけど、夏休み明けは、また、出張や会議の山で、スケジュールの隙間あれこれ詰め込んでいる感はぬぐえない。「ここに1時間空きありますけど」「じゃあ、そこでお願いします」みたいなやり取り多数。来週は4日間東京出張(案件は全部別)。その内1日は午後に茨城に戻って会議だったり(午後も空いてないって嘘言えば良かった…)、もう何が何だか。とりあえず、2週間の予定はびっしり隙間なくうまった。

twitterの方であれこれつぶやいているけど、iPadも欲しいがiPod touchもまた欲しくなってきた。どちらも新モデルの噂が飛び交っているので、いつ買うかが非常に難しいんだよね。この手の物は常に新モデルが出続けるので、待っているといつまでも買えないから「欲しいときが買いどき」なんだけど。とはいえ、買ってすぐに新モデルが出るとさすがに悔しいからねえ。悩ましい。しかし、そう考えると、新モデルの噂はAppleにとってマイナス要因のはずなんだけど、その辺りのマーケティングの考え方はどうなってるんだろうね。

で、マジックの話。昨日の水戸マジックの例会で色々見せて、色々アドバイス、コメントもらったので軽く。今回のメインは表題の通り、2Cupルーティンで。その他にも新ネタとして、今話題の「Kyotoデック」「フェニックス・S.U.M. デック」も見てもらった。Kyotoデックはまだ使いこなせてない感満載。単なるフォーシングではなく、ACAAN的(あくまで「的」)手順が気に入っているので、これをさらりとやるのはまだ練習がいる感じ。S.U.Mデックはなかなかいい反応をもらえた。ギミックデックだけど、ギミックがよくできていて、なかなか使い勝手が良い。実は同じようはギミックデックは既に持っているが、S.U.Mデックは付属している手順も面白く、なかなかいい買物したと思っている。この辺りは今日の本題ではないので、そのうち、別途ブログネタにしたいところ。

ようやく本題に、今日は「2Cupルーティン」について。とは言え、そんなに詳しいわけではなく、私が知っているのは、このブログの中で何回か既に書いているが、David Williamsonの手順とTommy Wonderの手順(Youtube)の2つのみ(他にいい手順があれば教えて下さい)。なので、この2つについて思うところを。
まず、「Cupが2つであること」について、これについてはTommy WonderがDVDの中でMax Mavenからの質問の答えとして述べている。簡単にまとめると「3つでは複雑過ぎる。1つでは現象が限られる。2つがちょうどいい」ということらしい。個人的には「3つだと確かに色々できるが、場所を取ることと、時間がかなりかかることから、演じる場所がかなり限られそう」という思いがあり、「1つでやるならチョップカップの今の手順でそれなりに満足しているので、1Cupの手順にはあまり興味がない」ということもあって、「演技の幅を広げるなら2Cupかな」と思って練習している。もっとも場所という意味ではTommy Wonderの手順はそれなりの広さがないとやりにくいので、そこが実際にやろうと思うと問題だったりするんだけどね。
現状の正直なところ、Tommy Wonderの手順をこのまま練習して出口というのだろうか、演じられる状態になれるか不安がある。「Tommy Wonderが実際にやっているのだから、練習すればできるようになるはず」と言いたいところだが、練習すればするほど、色々な問題、難しさが見えてきて、Tommy Wonderのような名人の境地までいかないとできないのではないかと思うと、ちょっと絶望感があるんだよね。

Tommy Wonderの手順の難しいところは、まあ、言い出すとキリがないんだけど、わかりやすいところで、「ボールの大きさ」がある。手順の制約上、通常のCup&Ballのボールより一回り大きいボールを使う必要がある。したがって、「フラッシュしやすい」というのある。動画で見ても、人に見てもらってもフラッシュしまくっている。もちろん練習次第で、角度も考慮した動きを体に覚えさせてカップの持ち方、角度、体の向き、手ののばし方等々、ちゃんと考えて、確認しながら練習すれば解決できる問題のはずなんだけど、そうは言っても大変。
1つの対処方法として、水戸マジッククラブの例会で出たのは「スポンジボールを使えば?」というもの。確かに、これならフラッシュしにくいし、手順上、都合のよい点もある。しかし、一方で都合のわるい面もあり、若干手順の構成を考え直さないといけない部分もある。でも、試してみる価値はあるかなと思った。ちなみに例会のときにテンヨーのスポンジボールを持ち合わせていたので、試してみたが、テンヨーのは柔らか過ぎて、扱いにくかった。もうちょっと硬いスポンジボールで試してみようかなと思っているところ。
他に難しいところは、本当にキリがないんだけど、ミスディレクションが非常に重要なマジックなので、タイミング、話術等、手先の技術ではない部分で難しいところが多い気がする。
しかし、こうした難しさがあっても魅力的な手順であるのは間違いなく、「できればやれるようになりたい」と思う。何と言っても「楽しい」。意外性があり、観客の予想を(いい意味で)裏切る現象がうまく入っていて、それが非常にユーモラス(この辺りはTommy Wonderの個性によるところが大きく、簡単にコピーできるものではないが)。あとは、準備が楽。すべての道具は袋にセットされていて、リセットも楽。クライマックスの物まで含めて特に準備がいらないところは色々と便利。
まだ、あきらめずに、あれこれ試行錯誤してみたい。

そういう点からいくと、David Williamsonの手順は従来のCup&Ballを踏襲していると言っていい手順で、比較的難しくなく、やりやすい手順と言える。ちゃんと(?)最後には大玉3つ出せるし。使う技法もあまり特別な技法はなく、Cup&Ballでよく使う技法で構成されている。一部、ちょっと私には難しいところがあったので、そこは自分のやりやすいように変えていたりするけどね。
Tommy Wonderの手順に比べて狭い場所でもできるのもいい。基本的に2つのカップを置ければできる手順になっている。まあ、広い方がやりやすいけど。
ちょくちょく練習しているけど(ここしばらくは実はやってなかったが)、気合い入れて練習すれば、見せれるレベルにはどうにかなりそうな気はする。大玉を仕込む(というほどでもないが)必要があるが、まあ、普通のCup&Ballではそうなので、そういうものだと思えば、これはいい手順だなと思う。大玉のロードも比較的やりやすいし。

で、どっちの手順を練習するかっていうのが悩みだったりするんだけど、今はTommy Wonderの手順の方に力が入っている。やっぱり楽しいから。David Williamsonの手順が悪いわけじゃないけど、「できるようになりたい」のはTommy Wonderの方。最終的にはあきらめるかもしれないけど、今は頑張ってみたい。

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2010年08月08日

シックス・センスを自作してみた

あと少しで夏休みだ。特に何かするつもりもないけど、たまったマジックの資料、道具の整理ができるといいなあ。例によって夏休みに入る前に終わらせないといけない仕事が結構あるんだけどね。

妻の誕生日はとっくに過ぎているのだが、特に何もあげなかったので(いや、それでいいという話になってたんだよ)、「誕生日プレゼントもらってないから、これをそれということで買ってもらっていい?」とかいう交渉が始まったりして。まあ、それはいいんだけど、「あなたの誕生日にも何か買ってあげるから」とか言われて、それなりに考えてしまう。まだ先の話だが。
ここに何度も書いているが、今一番欲しい物はiPad。しかし、誕生日プレゼントとしてもらうには値段がちょっと。iPod touchならグレードによっては見合う気がしたが、iPadを使うシーンは想像できても、iPod touchを使いたいシーンは想像できない。以前はiPod touchは本当に欲しかったが、iPadがある今、iPadの方が欲しい。携帯電話がそろそろ買い換えどきな気もするが、最近の携帯電話は多機能過ぎて「そんな機能いらないんだけど」と思えて食指が動かない。通話とメールが出来て、iモードで列車の乗り換え検索ができて、適当な解像度で写真が撮れればそれでいい。機能あれこれつけるより、薄くて軽い方がありがたい。そう考えると今ある携帯は無駄に高価に見える。
誕生日までに何か考えておこう。

さて、本題。twitterでつぶやいてみたりしたので、知っている人は知っていると思うが、シックス・センスを自作したのでその辺りの話など。私は買ってないので、原案がどうなっているか詳細は知らない。以下はあくまで私が自作した物についてであるからそこは注意願いたい。

現象はリンク先にある通りで、動画もあるし、そちらで確認下さい(いつもながら手抜きな…)。かなり不思議に見えるマジックで、マニアにも知らない人には通じるというか不思議がられるマジックである。
原理としてはたった1つの原理によって成り立っており、その原理はカードマジック事典にも載っているくらいポピュラーな原理である(ネタバレになるので、原理名は伏せさせて頂きます。すいません)。しかし、この原理の名前、この原理を使ったマジックを知っていても、この原理を正しく理解していないマジシャンは結構いるようで、そういう人にはこの「シックス・センス」は十分通じるマジックになる。
で、原理で成り立っているということは、セルフワーキングであるという意味であり、そういう意味でもよく出来たマジックと言える。現象のインパクトを考えると、かなりコストパフォーマンスが良い。演出に集中できるのはありがたい。
ちなみにこの原理、マックス・メイビンはかなり気に入っているらしく、この原理をうまく使ったマジックを多く発表している。私自身はそのうちの1つの解説を読んで、突然、この原理を理解した。それまでは私も「知っているが理解していない」マジシャンだった。理解した今も人にうまく説明できないのだが…

話を「シックス・センス」に戻そう。1段目も2段目も使っている原理は同じ(少なくとも私の自作バージョンでは)。1段目は動画がなく文章のみなので「こんな感じか?」と自分なりの工夫も入れて構成してみた。マジシャンに見せてみたが好評だった。演出として面白い。
2段目は一応、動画通りの現象を再現できたのでよしとする。この動画の観客への混ぜ方の指示はとっても勉強になった。この混ぜ方なら観客を選ばない。この原理を使うネックの1つはそこにあり、それなりカード扱いに慣れた観客を選ばないと困ることになる。そこを見事に解決していて、この原理を使う他のマジックにもそのまま応用可能な混ぜ方で、大変参考になった。また、この混ぜ方の説得力も素晴しい。どう見てもぐちゃぐちゃに混ぜている(実際混ぜてるんだけど)。こういう細かいところが、結構重要なんだよね。
ギミックデックであるが、どこかのショップの宣伝文句に「カードに特殊加工無し」とか書いてあった記憶がある(今探したら見つかったけど、まぁいいや)。そういうのが私の好きなマジックで、加工があるとその加工に気がつかれる可能性とか、その加工が劣化する可能性とか考えないといけなくて、そういうのが好みに合わない。その点、「シックス・センス」は確かにカードそのものは完全にノーマルなので、気が楽というか使いやすい。とは言え、当然ながら「レギュラーデック」ではないのだが。でも、加工はないので、自作は楽。そんなに時間かけずにできた。ちなみに1段目だけならレギュラーデックで可能。これだけでも十分面白いかと。
欠点は1段と2段合わせて、デックのセットアップが必要なこと。1段目はともかく、2段目のセットアップは結構面倒。ましてやリセットなんてとてもできない。そういう意味ではテーブルホッピングとかでは無理で、ショー形式用のネタと言える。それに見合う効果はあるので、それはしょうがないと思うしかないんだけど、これができるショー形式の場面ってあんまりないんだよねえ。形式だけで言えば、内原イオンで毎月やっているショーでやってやれないことはないけど、こういう「現象が起きるまで時間がかかるマジック」ってああいう通り過がりの人に見せる場には不向きなんだよね。ちょっとしたサロンでやるのがベストかなあ。「どういう場面で演じるか」それが難しいマジックだと思った。

現象としてはサイキックフォースも、まあほぼ同じなんだけど、説得力は圧倒的に「シックス・センス」の方が上だと思った。その代わり「サイキックフォース」の方はセットアップが楽でレギュラーデックでできる。リセットだってできる。正しくトレードオフの関係。「サイキックフォース」は好きなマジックの1つだけど、説得力の弱さは気になっていたので、演じられるのなら「シックス・センス」の方を演じたい。ただ、上記のようにどういう場面が適切かというのは難しい。

とりあえず、「シックス・センス」はいい刺激を受けた。「この原理をこう使うのか!他にも面白い使い方ないかなあ」という観点と「この現象、もっと他の方法で実現できないかなあ」という観点から。そこを思いつけないのが私のオリジナリティの無さなんだけどね。

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2010年08月01日

マジックショーの話(言い訳の山)

なんだか言い訳の山でえらく長文になってしまいました。すいません。

また仕事が忙しさを増してきた。仕事の〆切と自分のスケジュールを見て「無理じゃん…」と思うことしばしば。で、睡眠時間を削って仕事して、寝坊して出張に遅刻とか、もう何が何だか。寝坊と言っても寝たのは5時間だけどね。よく起きたものだと逆に思う。

最近のマジック以外に関心があるのは前から書いてるiPad。iOS4に対応したら買おうかなあと思って様子を見ているところ。

他に関心があるのは、公衆無線LAN。というのは東京とかの出張で微妙に時間があいたときにDSのWi-ifで遊びたいなあと。で、これが調べてみるとかなりやっかい。DSのネットワーク関係の機能が貧弱なのが原因と言えるが、たいていの有料の公衆無線LANではDSのWi-fiのゲームはできない。ややこしいことに各社「DSも接続可能」とか宣伝文句書いてあったりするが、それは「ニンテンドーDSブラウザーで接続可能」という意味でしかないというパターン多過ぎ(というのは正直最近気がついたのだが)。多くの場合、WEPだけでなく、各社のプロバイダのアカウント認証が必要で、DSの通常のゲームはそのアカウント認証に対応してなく、ニンテンドーDSブラウザーのみがその認証に対応しているというわけ。それを「DSも接続可能」と宣伝するのは詐欺的な気がするのは私だけか?
ちなみに、livedoor Wirelessは通常のDSのゲームで接続可能っぽい。「MACアドレス認証」なるもので認証するから、アカウントの入力とかいらないので。ただ、ちらりと見た範囲では、対応エリアが私の行動範囲とあまりかぶってないようだ。うーむ。あとはFREESPOOTは接続できることは確認した。こちらも接続可能エリアが問題であまり都合の良い場所は見つけられてない。
素直に「ポータブルWi-Fiルーター」みたいな物買えってことなんだろうけど、月々の料金がねえ。iPad買ったらこういうの買おうとは思ってるんだけど。
有楽町のヨドバシカメラは私の行動範囲に近く、DSステーションのところに椅子があってちょうど良かったんだけどなあ。この前行ったら配置が変わっていてダメだった。もちろん立ってやればいいんだけど、それはちょっと。

と、完全にマジックに関係ない話が長くなったところで本題。マジックショーに言ってきたので、そのレポートいうか、自分で自分に言い訳というか、とりあえず、多くの反省点を含みながら書いてみたい。今回は本当は30分で2名の予定だったのが、諸事情により1人でやることに(これはどうしようもない事情だったのでしょうがない)。30分を1人というのは以前のショーでも経験があったり、何とかなるかと思ってやったんだけど、正直満足のいく内容ではなかった。

まずは演目
(1)屏風(スクリーン)とキューブ
(2)シルクセレナーデ
(3)Snack Alive
(4)紙のスプーン曲げ
(5)サイドウォークシャッフル
(6)マジシャンズローズ
(7)20世紀シルク
あれ?少ないな。何か忘れてないか?これで30分はもたない気がするのだが。それだけもたついていたということなのか。他には「NO TEAR Torn & Restored Newspaper」「クリッターニッター」「スーパーマインド」と用意していたがやらず。

状況はお祭りのステージ上でのマジック。小学生140人と聞いていたのでステージ規模だなあと思っていたが、着いてみると、どうやらステージ前には20人〜30人程度しか席がなく、あとは後ろの方から適当に見ているか、回りのお店辺りにいるかという感じだった。まあ、お祭りだし、マジック以外に色々他にもイベントあったみたいだし。
当初、2人でやる予定だったときは、(1)(2)(5)(6)(7)+αぐらいで考えていたのだが、1人になって演目増やす必要があり、メンタル系というか、上記の「クリッターニッター」「スーパーマインド」辺りを入れれば、時間調整にもなって、コミュニケーションもはかれてちょうどいいかなと思っていた。で、そのときは必要に応じて、何名かステージに上がってもらえばいいかと思っていたわけだ。人数多そうだから、何とかなるかなとか思っていたんだよね。

しかし、思惑通りにはいかず、「ショーを楽しんでもらう」という意味ではたぶん成功したと思うけど「マジックの不思議を楽しんでもらう」という意味では不十分だったと思っている。後で主催者の方から感謝のメールももらったけど、自分として納得いく演技ではなかった。その辺りを順を追って。

まず、つまずいたのは準備。家を出てしばらくして、20世紀シルク用のグラスを忘れたことに気がつく。戻っている時間はない。途中に100円ショップでもあれば買おうかと思ったが(実際にあったし)、時間に余裕がなかった。迷う可能性、後述するマイクの問題の確認、そもそもネタの仕込み等のリスクを考えると、既にギリギリの時間だった(だいたい前日家に帰ってきたのが午前1時を回ってからという時点で既に問題だったんだ)。ギリギリの時間になったのは単純に準備の時間がなかったから。起きて、食事して直ぐに鞄に道具を入れ始めたのだが、その時点でギリギリな感じ。だからグラスも入れ忘れたんだと思う。一応、頭の中で手順を確認しながら荷造りしたのだが、やはり頭の中だけでは限界だった。
つまりは、演技そのものの練習も十分やってなかったってこと。主催者の方にはそういう意味で申し訳ないけど、最近、そんな時間はとてもなかった。一応(1)は新ネタだけど、(2)〜(7)はやり慣れたマジック(というかそうせざるを得なかった)という油断があった。本当は(6)(7)辺りはまだ完成度が十分でなく、もっと練習する必要があったんだ。自覚はしていたが、何回かやってそれなりにできていたという慢心があったのは間違いない。
で、お祭りだから、コップの1つも借りようかと思ったが、準備に入る前に頼み忘れて、バタバタと他の準備をしているうちに時間になってしまい、シルクハットを代わりに使うことにした。

で、問題はマイクにもあった。主催者の人に確認してスタンドマイクしかないという話だったので、簡易ワイヤレスマイクセットを購入して(別に今回のために買ったわけではなく、前から欲しかったので)、今回初めて使ってみたんだけど、うまく機能しなかった。家で十分試してみる時間すらなかったんだよね。動作確認程度はしたんだけど、実際に使ってみると、ハウリングするし、急に無反応になったりするし。で、しょうがなくスタンドマイクでやることに。
実は後でこのワイヤレスマイクセットの方は、受信機の電池を新品に交換すると、いい感じで動いたので、それだけの話だったのかもしれない。つまり、その程度の確認すらできてなかったというのが問題ということになる。今から思うと、動作確認したとき、受信機のLEDが若干不安定だったような気もするし。

で、スタンドマイクとなると、道具を持ったまま客席に移動するのはほぼ不可能。立つ位置が限定され、動きをミスディレクションにするのも難しい。さらに、主催者の配慮なんだと思うけど(他のイベントのこともあったと思うし)、ステージと客席の間にはロープが張ってあり、観客席に移動するのも、観客をステージに上げるのも手間というか、ちょっと無理がある感じ。いや、やろうと思えばできたけど、「じゃあ、何のためのロープ?」という話になりかねないので(特に子供の意識として)、やめた。
その結果、この時点で、「クリッターニッター」「スーパーマインド」は難しくなり、あきらめた。まあ、元から子供相手に「スーパーマインド」は厳しいかもしれないとは思っていたが、「クリッターニッター」はやりたかったなあ。これやるだけで、空気がちょっとは変わったと思うんだよね。

演技としては(1)は新ネタでこの前マジックランドで買った、キューブのプロダクションのギミック。プロダクションの割には「屏風」という名前がついている通り、薄い物で、携帯性も良く、4つプロダクションできるので気に入って使ってみた。これは結構いい反応。この手のパズルをよく知っている人にはあまり不思議に見えない可能性はあるギミックだが、今回はいい反応だった。で、このときキューブと一緒に3枚のシルクも出して、(2)につなげてみた。(2)はやり慣れたネタで特に問題はなかったと思う。
(3)はやり慣れたとは言い難いが、ギミックはシンプルでトークが重要なマジックで、比較的好きなマジックである。ただ、やっぱり、助手というか、もう1人マジシャン欲しいマジックではある。くしゃくしゃに丸めたした紙袋はそれなりの距離投げたい。今回は軽く投げて近くに置いておくしかなかった。効果半減な気がする。この辺りから、空気が怪しくなったのは自分でもわかった。
大袈裟な表現であることを承知で書くが、マジックを見てもらうときは観客を「マジックの世界に引き摺り込む」必要があると思う。お祭りの1イベントでそこまでは、まあ無理として「なんだかよくわからないけど、すごいぞ。次は何が起きるんだ」という意識のまま見て欲しいと思う。(3)の終盤までは、こちらの思惑通りだったと思う(私の感蝕では)。(3)で紙袋を丸めて軽く投げたときはいい反応で、このマジックは成功していたと言える。が、オチまでいった後「あの紙袋が怪しい」と言い出す子供が出てきて、空気が変わってしまったと思った。そして、その空気を元に戻すことは結局できないまま、ショーは終わってしまった。本当はここで「クリッターニッター」をやりたかった。本当にそう思う。
(4)はロープ越しに紙にサインしてもらい演技し、演技そのものはいつも通りだったのだが、やはりタネを推測する空気はそのままで、あれこれ言い出す子供数名。原理的には当たっていたりして、やはりあまりいい雰囲気じゃないまま進行することになってしまった。「原理的にそうだったとしても、具体的にどうやったかわからんだろう!」と言いたくなる話なんだけど、そんなこと言ってもしょうがないし、意味もないので、軽く流したけど、空気が変わらないという点では問題だった。
(5)はそういう意味では、ここでちょっとは持ち直せるかなと思えるネタだったのだが、途中で手順を間違えるという、普段ではやらないようなミスをして、やっぱり空気は変わらずというか悪化したかもしれないという状態に。オチがそれなりに強いので、どうにかこのマジック自体は成立させた(つもり)だけど、どうにも空気がよくならない。
(6)と(7)は1つのルーティンとしていつもやっている構成だけど、ここでも、手順というか段取りをミスする。元々グラスを忘れているので、手順を微妙に変えざるを得なかったのだが、それ以前のところで手順を間違えて、あたふたする状態になる。怪しいことこの上ない。(6)では「あ、見えた」と何回か言われるし。オチでどうにかごまかしたけど(一応、オチの反応は悪くなかった)。
で、問題の(7)。通常はグラスを取りに行く動作で「処理」してたんだけど、シルクハットにシルクを入れておくとそれができない。なので左手をミスディレクションに、ポケットに「処理」しようと思ったのさ。そしたら、ここで、この長い文章の中、読んでいる人も忘れかけているであろう「NO TEAR Torn & Restored Newspaper」にやられる。まあ、自業自得なのだが。「NO TEAR Torn & Restored Newspaper」は演出上、道具はポケットに入れておきたい。で、今日のショーで着ていた上着は薄くて、ポケットの数が少なく、ポケットは新聞紙で一杯の状態だった。「NO TEAR Torn & Restored Newspaperを演じた後にはポケットは空だから…」とか思っていたのに、「NO TEAR Torn & Restored Newspaper」を演じるの忘れてたんだよね。存在そのものを忘れていた。で、ボケットに処理しようとしたそのときになって、ようやくそのことに気がつく。完全に手遅れ。しょうがないので、無理矢理シルクハットに処理。でも、その動作には何の理由付けもなく、どう見ても怪しい動作で、やっぱり子供からツッコミが入る。空気は悪くなるばかり。最後にチェンジングバッグを使って派手に終わらせたけど、チェンジングバッグも「怪しい」と散々言われ(まあ、冷静に見ればどう見ても怪しい道具なんだけどね)、オチが決まったかと言われると微妙な感じ。

原因は明らか。練習不足、準備不足。「お前やる気あるのか?」状態。油断、慢心もあった。この時期にこんなに仕事が忙しくなるとは予想してなかった(というのが最大の言い訳)。
まあ、「いい勉強になった」と思うことにする(主催者に人には本当に申し訳ないが)。長文を最後まで読んで下さり、ありがとうございます。

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2010年07月10日

twitter始めました(とシルクマジックの話少々)

表題の通りです。今のところ、どう使ったものかよくわからないのですが、とりあえず、気ままにつぶやいてみてます。IDとかって、こういう場所に書いていいものなの?よくわからないので、とりえず、伏せておく。今なら「シックス センス 自作」で検索すると見つかるかも。まあ、つまり、今日はヘンリー・エバンスの「シックス センス」を自作していたわけで。この話についてはそのうち、ここで掘り下げてみるかもしれない(掘り下げないかもしれない)。

という話題だけで終わるのも何なので、シルクマジックに関して1つ話題を。今月末にステージ規模のマジックをやる予定があって、まあ、正直、本格的なステージマジックはシルクしかできないという状態はまったく変わってなくて(他のマジックは練習まったくしてない…)、精度というか、安定感というかを上げたいなと思った次第。
何が気になっているかというと、「20世紀シルク」がルーティンに入ってるんだけど、そのとき30cmのシルク3枚を消さないといけない。今まではこれをスライハンドでやっていて、どうにかなっていたのであるが、手の状態によっては厳しかったり、それなりに難しかったりして、ここをもうちょっと楽に、安定してできないものかと思ったわけだ。
常識的に考えると「ハンカチーフボール」がそれ向きのギミックということになると思う。で、この前東京に行ったとき時間があったのでマジックランドに行って、聞いてみると「あら、今はないわね。仕入れておかないと」とママさん。残念。まあ、その後、他のステージ向きのギミックとか、珍しくコインあれこれ買ったんだけどね。ハンカチーフボールの代わりになりそうなギミックとして別の道具を勧めてくれたので、一応それも購入。安かったし。で、その足でトリックスに行くと「今はもう扱ってないねえ。改良版のこういうのあるけど、値段が結構するんだよね」という話で、確かに結構な値段だったし、その改良部分に魅力を感じなかったので、「ネットで探した方が早いんじゃない?」と思い、買わずに帰宅。
帰宅後、ネットで検索すると、簡単に見つかる。Handkerchief Ballボールギミック大・小+解説DVD辺りがそれっぽい。で、とりあえず、両方購入。前者がいわゆる昔ながらのハンカチーフボールだと思う。で、届いて、30cmのシルク3枚を消す動作をしてみると、私としては後者の「小」が使いやすい。もちろん手順によるのだが、私は単に消したいだけなので、あまり制約がない。前者はちょっと口が小さくて、演技が若干もたつく。まあ、ちょっとした差で前者でもまったく問題ないのだが。ちょっと鏡の前で練習する必要はあるが、これで自分なりにちょっと安定感が出るような気がしている。

会場の状態や、観客、時間配分等が条件に合うのなら、メンタルマジックやりたいんだけどねえ。今回はどう考えても無理。さて、シルク以外に何やろうかなあ。サロンのレパートリーの中から(一応リストにして整理しているので)、使えそうなのをピックアップしてみるか。

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2010年07月03日

飲み会にて

iPadが欲しいが、その目的は本、漫画をスキャンして読んだり、DVDを取り込んでサクサク見れるようにするため。問題は、本、漫画をスキャンする環境を整えてiPadまで購入するだけの予算がないこと。DVDの取り込みは少なくともiTunesで再生できるのは確認できたので、これでいけそうなんだけど、当然ながら、メニュー画面がなく、マジックのDVDを見ることを考えると結構不便。どのチャプターが見たいチャプターなのかすぐにわからない。
本、漫画のスキャンについては「自炊」等という言葉が使われるくらい、普及しつつあり、これだけやる人が増えてくると、それに合わせて色々な商品出るんじゃないかなとか思って、しばらく様子を見ようかなあと思っているところ。動画のメニューはそういうのが出せるアプリ出たりしないかと秘かに期待するけど、こっちは無理だろうなあ。
というわけで、iPadはかなり欲しいのだが、もうちょっと様子を見ていいかなと思っているところ。そもそも予算的に厳しいし。

さて、本題。飲み会でのマジックの話。今回は少なくともマジックそのものは調子にのってなかったと思うが、色々と話が盛り上がったのでその辺りの話も含めて。
幸いにして、私の仕事関係の知り合いにはマジック好きな人がそこそこいて、飲み会で「何かやって下さいよ」というのは結構ある。今回は「もう、3年くらい見せてもらってないですよ。今日は久しぶりに見せて下さいよ」とかなり強く希望されたりして、あれこれ悩みつつやってみた。
何を悩んだかというと、何をやるかの前にどう見せるか。状況はテーブル2つが長い方に並んでいて、真中にちょっと立って何かできるくらいのスペースはあるが、両端は壁でスペースなし。1つのテーブルには6人いて、どちら側も背中は壁。つまり、真中に出口があって、その左右にテーブル2つがある壁に囲まれた狭い部屋(わかるかなあ)という状態。全員に見せるとしたら、出口のところに立ってやるしかスペースがないが、そうすると、半数の人はほぼ真横から見るし、正面近くから見れるのは数名ということになる。角度に強いマジックはいくつかやれたと思うが、この状況では、そもそも現象が見えない人多数と思われた。テーブルも使える状況じゃないし。
なので、しばらくはその強いリクエストに「この状況でどこに立って何やれっていうんですか(笑)」と逃げ続けたのだが、中盤辺りで、「ちょっと席変わってこっち来て」と言われテーブルを移動して、「で、ここで何か」ときた。つまり、テーブル1個で5名相手に(6人掛けだが1人は私なので)何かやってという、まあ、現実的なリクエストになったわけだ。状況さえ整えばマジックのリクエストはwelcomeなので、何かやることにした。

ここで、ようやく何をやるか悩み始めるんだけど、やっぱりテーブルは使えない状況なので、ちょっと悩む。飲み会でそこそこ見ている人は酔っているし、あまり時間がかかるのもどうかと、シンプルなマジックがいいなあと考える。手持ちはレギュラーデック1つ、コイン数枚と思い、考え始めたが、財布にパケットが2つ入っていることを思い出し(本当に普段、普通に使っている財布)、そのうちの1つB'Waveをやることした。お気に入りのマジックで、角度に強いし、そこそこの人数でも見せられるので重宝している。
B'Wave自体はもう、何回やったから数えられないほどやっているし、まあ、無難に受けをとれて無事終了。

そして、なぜか、ここからマジックに関する雑談が延々と続く。私が熱く語るからというのもあるが、なぜか話題は尽きず。最初は「マジックというとラスベガスのイメージがあるけど…」という話題から。「うーん、ラスベガスはショーの街で、マジックの街ではないですからねえ。マジックで成功しているのはほんの一部で、確かに1つの夢かもしれませんが、ラスベガスを目指すマジシャンは少ないと思いますよ。それよりも、ロサンゼルスにマジックの殿堂と言われる、マジックキャッスルというところがあって、そっちの方を目指す人の方が多いんじゃないですかね。そこの会員というのは1つのステータスですし。あと、ステータスというとイギリスに古くからあるマジッククラブの会員というのもステータスですね。入会審査とかありますし」とか、マニアックな答えをしてしまう。
次の話題は「何か消して、消した物を人のポケットとかから出せる?」という話で、「まあ、ぶっちゃけ、消した後、好きなところから出せますね」と答えると「おネエちゃんの胸のところに手を入れて出せる?」という完全に酔っ払い状態の質問に発展。「そりゃ、技術的にはできますけど、そこに手を入れさせてもらえるかは別問題でしょう?」とシラフで答える私。
で、「消えて、出てくるってどんな感じに見えるの?」と話がまた現実的なところに戻り、「ちょっとやってみせましょうか」とハーフダラーを出して、リテンションで消して、ワイプトクリーンして、ロードして出すという、まあ、ワンコインルーティンの基本現象をやって見せる。「うわ、これ絶対におネエちゃんに受ける!」と、そういう反応で大受け。何か違う。冷静に「消えたように見えても、物理的に手のどこかにあるわけですよね。半袖ですし。でも、どこにあるかまったく想像がつかなかった」と言った人もいたけど。「でも、これできるようになるのに1、2年練習いりますよ」と言ったら「それはちょっと厳しいなあ」という話に。
で、さらに「おネエちゃんの(ってそればっかりかい!)手を自然に握れるのって何かないの?」という質問がきたので、「定番物ではスポンジボールマジックですね。今持ってないのでやって見せられませんけど、スポンジを握ってもらうときに、普通に手を握れますね。色々なやり方があって、簡単じゃないのもありますが、ミスターラビットっていうウサギ型のスポンジ使ったマジックが売っていて、あれは確か簡単にできたと思います」と紹介しておく。
さらに「携帯番号とかを知ることができるマジックない?」とまあ、不純な動機の質問が続く。観客に電話をかけてもらうマジックがあった気がしたが、詳細思い出せなかったので、それには触れず「携帯で不思議な写真を撮って、それを証拠としてメールで送ってもいいですがと言って、メールアドレスを聞くというのはできなくはないですね」とだけ言ってみる。「疑り深い人なら案外教えてくれるかもしれませんよ。私はやったことないのでよくわかりませんけどね」と補足して。

そうそう、そもそも、私がマジック始める前に「マジックやっているともてるでしょ?」という質問あったんだった。全力で否定したけど。「マジックやってももてないというのは、マジシャンの間では定説です」と。「マジックやってもてる人は、たぶん、マジックやらなくてももてますよ。きっかけくらいにはなるかもしれませんが、結局はその人のパーソナリティによる部分が多いですよ」と説明してみる。
で、B'Waveを演じた後、ここら辺に関する私の熱弁が始まるのだが「そもそも、マジックって簡単じゃないですよ。手先の技術の話じゃなく、マジックをどう楽しく、不思議に見せるかはその人のパーソナリティによるところは大きいし、そこがうまくいってないと、『それで?』って言われるだけですよ。そういう意味で、マジックの見せ方、コミュニケーション能力は重要で、さっきのマジック(B'Waveね)だって、ぶっちゃけた話、手先の技術は一切使ってないんですよ。でも、不思議に見えたし、それなりに楽しんでもらえたと思うんですよね。しかし、あの見せ方、タネに関係ないところなんですけど、話のもっていきかた、言い方とか結構工夫していて、2年くらい悩んでようやく辿りついた見せ方なんですよね。最初、妻に見せたときは、あっさりダメ出しされましたからね。『怪しい上につまらない』と」という、まあ、何ともマニアックな話を熱く語ってしまった。
「マジックってエンターテイメントであって、芸ですから、それなりに見せ方とか、うまくならないと受けないです。だから、マジックやってもてようっていうのはそもそも簡単な話じゃないですよ」と言って、「マジックやってもててみたい」という願望は捨ててもらった(つもり)。ちょっと言い過ぎたような気もするが…

この話の流れが出てきたのは、この飲み会は海外対応チームの飲み会だったというのも背景にある気がする。途中で「マジックって言葉を越えて伝わるじゃないですか」とか言ってたし。海外でそういう(どういう?)お店に行って、もてたい、あるいは好印象を与えたいと思ったときに、マジックは効果的に見えたのかなと。そういう意味では確かに悪くないとは思うけどね。私も何人か日本語の通じない外国人にマジック見せたことがあるけど、いい反応もらえたし。

確かにコミュニケーションの導入とか、印象の底上げにはマジックは効果的かもしれない。でも、「簡単じゃない」というのは理解して欲しいと思ってついつい熱く語ってしまった。この手の話だけで1時間くらいしゃべっていた気がするが、大丈夫だったかなあ(色々な意味で)。
「そうかあ、そうやって人を騙してるんだ。それで○○なんだ(○○にはある役職名が入るのだがそれはさすがに秘密)」と私のことを指して言った冗談はあまり笑えなかったが。

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2010年06月27日

ブックテストを整理してみる

昨日は最悪。朝9時頃に目を覚ますが、眠くてもう一度寝る。12時前にトイレに行きたくなって目を覚ますが、やっぱり眠くてまた寝る。次に気がついたのは夜9時前。1日がほぼ終わってしまっていた… 妻は私の疲れ具合を知っていたので放置しておいてくれたのだが、それにしても寝過ぎ。
きつい1週間だったからなあ。奇跡的に出張や会議はほとんどなく、珍しくほぼ自分の席にいたのだが、その代わりというか何というか、資料作りでバタバタ。逆にこれで出張とか有ったらどうにもなってない。世の中うまくできているものだ。とりあえす、〆切が近い資料が3つあり、3つとも幹部が見る資料ということで厳しいチェックが入る。納得いかない修正指示にストレスがたまるし、色々と時間かかるし、本当に疲れた。
自分で言うのも何だが、愚痴はあまり言わない方なんだけど、さすがに色々と愚痴がこぼれた1週間だった。

さて、それはさておき、月2回の更新という最低ラインを維持するために更新しておく。今日は、最近凝っているブックテストについて。
本当は話題の「マッドブック」についてレビューするつもりだったのだが、既に売り切れで再販の予定もないということから、「入手困難なマジックのレビューは避ける」という私の勝手なポリシーにより詳細なレビューはやめることにした。
で、その代わりに、ブックテストそのものについて、あれこれ思うことを書いてみたい。書くことによって自分の考えが整理されるという面もあるので。

ブックテストは私の好きなマジックの1つで、レクチャー、ネタ物、あれこれ持っている。最近までは、長谷氏のDVD「レイター・クリエイションズ」に収録されている「プロスペローの本」を漫画ではなく、本で演じるのが自分なりのブックテストの答えだったのだが、ここのところ、「マッドブック」を初めとして、あれこれさらに見直しを行い、色々と思うところがあった。
メンタル好きな私であるが、ネタはかなり「予言」に偏っており、その中で、ブックテストは貴重な読心術ネタであり、演出も自然にできるので気に入っている。それだけに、自分なりにこだわりもある。
「プロスペローの本」ができる本を見つけたとき、これはレパートリーになると確信した。実際に演じてもみたが受けは良かった。が、2冊の本が必要で1つは都合によりハードカバーの本で、かさばるのが気になっていた。さらに2冊準備していくのに現象は1つというのも若干不満であった。1つでも十分不思議だから、それはそれでいいと思うし、演出次第と思いやってみたが、どうせ準備した本でやるのなら、もっと演技に幅を持たせたいという思いがあった。あと、できればかさばらない本がいいなというのもあった。
そんな状態だったので「マッドブック」は現象と本の大きさの両面から理想的なマジックに見えて、いい値段だとは思いつつ即購入した。で、内容には満足している。値段分の価値は十分ある。このギミックの自作は不可能。その一方で、完成度が高いからこそ、細かいところで気になる面もある。考案者の演技(説明書通りの演技と言ってもいい)なら問題はないんだろうけど、あまり余分な道具は使いたくないという私の好みというかわがままから、私は使う道具を減らして演じているので、若干演じにくい部分がある。「このギミックがこうなっていれば、ここも楽に演じられるのにな」という気がしてしまう。これはギミックの問題ではなく演じ方の問題であり、繰り返すが説明書通りの演技なら問題にならない部分である。ただ、個人的に「惜しい」という気がして、ちょっと残念。でも、ブックテストとしての完成度は高く、2段の現象のどちらもかなり不思議なので、当面はブックテストをやる機会があるのなら、マッドブックを演じると思う。

という、ほぼ結論が出た状態であるが、それ以外にも思うところを少し。
即興で本を借りてやる場合にはホイ式が一番優れていると思う。しかし、過去、そんな状態でマジックをやる機会はなかった。ただ、ホイ式は本を選ばず使えるやり方で、ギミック本を使うルーティンの中にも簡単に取り入れられるので、そういう意味で押さえておくべきやり方だと思う。「マッドブック」のルーティンの中に入れるつもりはないが。
少人数を相手にするなら「ブックテスト最終兵器」は本当に最終兵器だと思う。単語を当てるというレベルではなく、そこに書いてある状況をすばすばと当てることができるのだから、非常に(いい意味で)気持ち悪いマジックである。過去に演じた経験から自信を持ってそう言える(「ブックテスト最終兵器」で検索すると、当ブログのページがトップに来る(2010/6/27現在)。Googleはどういう基準でランキングしているのかとっても気になる…)。しかし、最近はそういう少人数相手に演じる機会がないので演じてない。覚えないといえないことがあるのだが、正直すっかり忘れた(なんて適当な…)。今探したら無事に説明書は見つかった。一安心(いや、正直、説明書が見つからないマジックとか、そもそも道具そのものが見つからないマジックがいくつかあるんだよねえ。本当にどこにやったかなあ)。
でも、ちょっとしたクロースアップのショーとか、サロンとかを想定すると、「単語を当てる」程度がちょうどいい。というのは単語をスケッチブックなり、ホワイトボードなりに書いてそれなりの人数にわかるように示すことができるから。最終兵器では本を手に持って読んでいる人以外には、現象が伝わらない。
さらに、そのときこだわりたいのが、「マジシャンは最後まで、その本を手にしない」という点。色々なギミック、手順があるが、単語を覚えてもらった後、当てる前にその本をマジシャンが手にしたのでは、相当、うまく演じないと「どうにかして盗み見た」という疑念を避けるのは難しいように思えるから。もちろん、多くの場合、その点についても工夫されていて、そんなことは不可能に思えるようになっているのだが、「よくわからないけど、どうにかして見ているのだろう」的なことを思われて不思議さが半減するのは損という気がする。なので、できれば、単語を覚えてもらった後、マジシャンはその本に触ることなく当てたい。そういう意味でも「マッドブック」はやっぱりよくできていて使いやすい。

話は変わって、某所で「しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術 (新潮文庫) 」のうまい使い方を教えてもらう。この本について説明は不要だと思うけど(知らない人はぜひ買うべき。この値段で、このギミックが手に入るのは驚異的と言える)、この素晴しいギミックをどう活用すればいいのかわからず、未使用だったのが、一気にレパートリーになる。1冊ですべてできるのが素晴しい。マジシャンが本を持ったまま演じるという点、マジシャンが用意した本であるという点がマイナス面であるが、そういうのが気にならないくらいのクリーンさがあるので、ちょっとした場で演じるにはいいマジックだと思った。

というわけで、「TPOで演じるブックテストを適切に選ぶべき」というのが1つの結論であるが、たぶん「マッドブック」を演じる機会が多いと思う。そういう場面が多いから。でも、他のマジックも上記のように状況次第で効果を十分持つので、そこは適切に演じられるようにしたい。
「マッドブック」のレビューはしないと言いつつ、結局「マッドブック」の話が大半を占めたのは、このマジックをそれだけ私が気に入ったから。本当に使いやすいと思うよ。携帯性もいいし。

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2010年04月03日

調子にのった話(その2)

腕時計がまた壊れた。保証書に店の判子と日付けがないので、面倒になって新しいのを買う(安物だけど)。まあ、これはこれで満足。さらにPCがまた不調になった。起動しない。前回の原因が「メモリの接触不良」だったので、メモリを抜き差ししてみる。直った。何なんだろうか。

というわけで「その2」である。これは会社関係での飲み会の話。

飲み会というと「何かマジックやって」という展開は結構ある話なのだが、正直今回は油断していたと言える(最近、そういうリクエストなかったし)。想定してなかったわけではないが「何とかなるだろう」くらいの認識しかなく、実際その場で何をやるか結構困った。
状況が厳しい。持っていたのは数枚のコインとレギュラーデック。テーブルは物が一杯置いてあるし、遠くの人に見えないので使えない。また、一番近い人は目の前というか足元にいて遠い人は5〜6m先。自分は立ってやるしかない状態。ある程度の距離でわかる現象で、下からの角度も含めて、角度に強いマジック。道具も限られている。テーブル使えるなら、立った状態でもいくらでもできるマジックあるのだが。
結論としては、軽くアンビシャスカードやって、完全に手順を忘れていた立ってでいるトライアンフの手順を復習して(ここでちょっと時間をもらったりしたのでグダグダ)、どうにか無事終了。アンビシャスカードはオチを何も用意してなかったので、そこもグダグダ。せめてカードをポケットに飛ばすくらいはすれば良かったかと後悔したりもしているが。まあ、サインしてもらうペンもなかったしねえ。
後で、他のマジシャンに相談したところ「インターセプトはいけるのでは?」と言われ、「あぁ」と思ったり。あと、あの距離で見えたかどうか微妙だが、スペルバウンドという手もあったかもしれない。無難にカードのサンドイッチ現象でも良かったかも。メンタル系のカードマジックならいくつかあったかもしれないなあと思ったり。さらにあとで、テンヨーのディーラーさんと雑談したところロープとシルクを勧められるが、それはそういう場での話であって、カジュアルに「何かやって」という場面じゃないと思う。
まあ、こういう状況を想定してネタの整理をしておく必要があると思った次第。意外とカジュアルなネタって整理していないことに気がついた。

で、以上は飲み会でのマジックの話に過ぎない。本題の「調子にのった話」であるが、私は最近はテイクワン系、つまりカードを選んでもらうときには、常にクラシックフォースを練習として試みることにしている。で、最初のアンビシャスカード。ボトムカードをピークしたところスペードの8だったので、これをフォースしてみることにした。見事成功。で、ここから調子にのり始めるのだが「ここで普通はそのカードのペンでサインしてもらうのですが、ペンは今はありませんし、そのスペードの8に黒でサインしても見にくいのでやめておきましょう」と私がカードを見ていない状態で言ってみる。周囲の何とも言えない反応。「えっ!なんで?」と口に出す人がいたり、何が不思議なのかわからず周囲の反応の方に驚く人がいたり。ちょっと騒然とする。私は何事もなかったかのようにそのスペードの8を受け取って、「じゃあ、このカードを真中に入れます」とアンビシャスカードの演技に入る(ここまではまだアリだと思うんだけどね)。
続いてトライアンフのとき。やっぱりボトムをピークしたところ、そこにはスペードの8が。これはまったくの偶然だったのだが、ここで完全に調子にのって、スペードの8のクラシックフォースを試みる。で、無事成功。で、場はちょっと騒然。「おかしい!」と。私はカードを見てない状況なので「うん?どうかしました?」とすっとぼけながら、トライアンフの演技に入る。

ごめんなさい、完全に調子にのりました。二度としません。

しかし、最近、クラシックフォースの成功率はかなり上がってきている。ここ最近では7勝2敗。いい数字だと思う。失敗する場合はだいたい同じパターンなので、対策方針も見えていて、練習すればもっとうまくなれるのが見えている気がしていい感じ(錯覚かもしれないが)。

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2010年03月28日

調子にのった話(その1)

何かが限界を越えている気がする。でも、今日(正確には昨日)はmixiの某コミュニティのイベントでカラオケに行ってくた。久しぶりをカラオケを満喫してきた。J-WALKの「思い出に手を振って」が入ってなかったのが軽くショック。やっぱりメジャーじゃないんだ。大好きなんだけどなあ、あの曲。でも、これで、ストレスが少しでも抜けているといいなあ。

それはさておき、ついつい調子にのってしまうというのはよくある経験だと思うが、そういう話をちょっと。「その1」ということは少なくとも「その2」があるんだけど、それはまたそのうちに。

出張帰りに寄った、とあるマジックショップでの話(ついこの前にも行ってきたばかりだが、これはさらにその前のときの話)。私が店に入ると、メンタル好きのお客さんらしく、あるピーク用のギミックを買いにきていたのだが、残念ながら品切れ。限定品で再販の予定は不明(私は既に無事に入手)。で、「他にお勧めありますかね?」的な話が。で、そこで、調子にのって、店員さんをさしおいて「○○はお勧めですよ。同様のギミック3、4個持ってますが、これが一番気に入ってます。いい値段するのが欠点ですけどね」とか言い出す私。
「他にメンタルでお勧めありますかね?」と聞かれて「私が最近よくやってるのはこれですね」と商品紹介したり、「あ、これもよくやりますが外したことないネタですよ」とか、もう調子にのりまくって、あれこれ偉そうに説明し始める。「あ、やべ、ちょっと調子にのってる」と自分でも思ったが、そのお客さんとの会話は楽しかったので、色々と話した。このブログのことも紹介したが見てくれてるかな?
で、結局、そのお客さんは私のお勧めの意見を取り入れて色々とお買い上げ。ちょっと責任を感じるが、本気でお勧めのマジックなので、きっと問題ないと思う。

私自身はお目当ての商品をギリギリというか、ちょっとお店に無理(と言うほどでもないが)してもらい入手。その他にも小物で前から探していたちょうどよい物を見つけたので、たいした物は買ってないが満足。

お店によるんだろうけど、私はこういうお客さん同士の交流っていうのも結構好き。初対面の人でも共通の趣味があるから話は合うし、楽しい。

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2010年03月21日

学習塾でのショー

「忙しい」という言葉では、今の私の状況は表現不可能ではないかと思う今日この頃。だからこそ、マジック関係のイベントは大切にしたい(そうしないと精神が持たない…)。

最近、レビューが減っているのは「気に入った商品を買えてないから」が理由。そもそも買うのはレクチャーものばかりになってきていて、そのレクチャーもいつも見るのがわからない状態だったりするしね。買ったはいいが微妙というのもあるし。
とはいえ、実演経験の方でネタがたまってきたので小出しにしていこうかと。

最早、毎年好例となっている学習塾で今年もマジックショーをしてきたのでそのときのことを例によって覚え書きがてら書いておく。塾長さんがマジック好きらしく、毎年の卒業パーティーに呼んで下さっている。色々な手配、心配りなど、大変ありがたいお客様である。去年の様子はこちら。一昨年の様子はこちらをどうぞ。

ショー全体の様子は水戸マジッククラブのページを参照して頂いて、ここでは私の演技について。全体の今回も去年同様3名で、時間がたっぷりありそうなので、私は今回もメンタルをやることにした。演目は「インターセプト」、「Giant B'Wave」、「ブックテスト」、「プリディクト・パーフェクト(自作版)」、「フォーシングパッドを使った予言(?)」。読心術と予言しか現象がないので(私の場合)、そこはそれなりにバランスをとったつもり。「インターセプト」、「Giant B'Wave」は、まあ、いつもやっている感じで、特筆すべき点は特にない感じかな。
「プリディクト・パーフェクト(自作版)」は現象としては特に問題なかったのだが、最後の合計数字の計算をお願いするところで、想定以上に手間取り時間がかかってだれてしまったのは私の段取りミス。そこを除けばまあ、想定の範囲。
ブックテストはレイター・クリエイションズに収録されている「プロスペローの本」を初披露。原案は漫画を用いるのであるが、普通の本で、この原理に使える本を見つけたので(というのはここにも前で書いた気がするが)、やる機会を狙っていた。で、ちょうど良さそうな状況なのでやってみた。無事、想定通りの反応をもらい、いい感じだった。後で、他のマジシャンから「あの表現がいいと思ったのですが、アドリブですか?」と聞かれたがアドリブだった。でも、今後はアドリブじゃなく、演技に取り入れていきたい。問題は本2冊はかさばるんだよねえ。鞄のかなりの領域を占有してしまう。

さて、問題は一昨年の演技でやった「フォーシングパッドを使った予言」の今年バージョンである。一昨年は書いてある通り、ある種のサッカートリックで、予言が外れたように見せて実は当たっているという現象で、そのときに「最初から予言は当たっていた。外れたと思ったのは観客が別の何かを予言として見たからだ」という演出。従来のサッカートリックの演出を踏襲しているとも言え、観客にもわかりやすく、受けが取りやすく、本当にちゃんと確認したはずの予言が変わって当たっているのを見たときの観客の反応はこちらの予想を越えたものだった。
で、今回は、これを逆にできないかなと思いやってみた。現象としては「予言は合っている。が、実はマジシャンは予言を間違えていて、合っているように見えるのはマジシャンが観客の記憶を書換えたから。その証拠として予言の紙を見るとまったく違うカードが書いてある」とういうもの。「記憶を書換える」という現象というか、説明は何というか私好みで、メンタルマジックとしてはやってみたい演出だったので取り入れてみたかった。結果としては成功とは言い難い。不思議がってはもらえたが、一昨年のような驚くような反応はなかった。難点は何と言っても何が起きたのか現象がわかりにくい点にあると思う。こうして文章にしても、どう見てもわかりにくい。後は説得力の不足。やっぱり現象として無理がある気がしないでもない。さらに「外れた予言をどうにかして合ったことにする」というマジシャンの文字通りの「演技」が難しい。
しかし、やっぱり、この「記憶を操作する」という演出は捨てたくないので、もっとわかりやすい現象に整理して、またチャレンジしてみたいと現在、あれこれ思案中。

というわけで、また、実演を通じて色々なことを学べたので、これらのことをぜひ次回にフィードバックしてよりよいマジックをできるようになりたいと当たり前のことを改めて思った次第。こういういい機会を毎回提供して下さるこの塾の方には本当に感謝している。

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2010年02月28日

いつものテーブルホッピング

また、いつものジャズバーにてテーブルホッピングやってきたので、忘れないうちに覚え書き。まあ、覚え書きと言いつつ、後で見直しているかというと、実はあまり見直してないのだが、ふとしたときに見直すこともあるし、文章にすることで、記憶に残るという面もあり書いておく。

今回は3名マジシャンがいたことから、1つのテーブルを長目にしても大丈夫そうで、時間は45分程度だったことから、3テーブルを目安にして、ほぼ予定通り3テーブル回れた。やっぱり私のスタイルというか、やり方では15分くらいがちょうどいいみたい。

1つ目のテーブル。男性2名。隣りのテーブルから1人のぞきこんでいるという状況。かなりできあがった人が一人いたが、好意的に迎えてくれて、まずは「マクドナルドの4A」をやる。mML Vol.50を見て以来、やってみようと狙っていたマジック。リセットも比較的楽にできるし、専用デックさえ作っておけばテーブルホッピングで使いやすいと思って。非常に好反応。ものすごく不思議がってもらえて、いい反応だった。
次にいつものチョップカップ。今回は試しに1段目を抜いてみた。特に問題なし。いつも通りの好反応。しかし、やっぱり1段目か2段目のどちらかを抜くべきではないかと思っている。まあ、この辺りは今後の検討項目ということで。ここで次のテーブルにいく。
前回も同じようなことがあったが、このテーブルで「水戸マジッククラブってどういうクラブ」的な話を聞かれて結構話して時間がたってしまったというのもあって、さっと切り上げた。。

次に2つ目のテーブル。女性2名。ここで傾向を変えて、以前あきらめた、カラーチェンジングナイフに挑んでみる。結構いけた。一部、観客のコントロールに失敗したのだが、それはタネがばれるとかそういう話ではなく効果が薄れるという程度の話。でも、そこは本当はうまくコントロールしたかったところで、いい勉強になった。オチにインパクトが欲しいところだが、そのためには準備も必要でとりあえず、当面(っていつまでだ?)は今の手順でいいかなと。ちなみに今のオチはナイフが消えるだけ。
続けて、これまた傾向を変えてリンキングピンをやってみる。これは前々から準備していて、ずっとやり忘れていたマジック。反応はまあまあ。バカ受けというところは遠いが、そこそこ不思議がってもらえた様子。まあ、正直こんなところでしょう(私の力量では)。
で、最後に自分の中では実験状態である「リプログラフィーファンクション」を試してみる。某ショップで限定発売された読心術に使えるメモ帳である。この手のギミックを探していたところ、限定発売ということで購入してみた。このギミックそのものの話はおいておいて、マジックの受けとしてはまあまあ。これもバカ受けというわけではないが、そこそこ不思議に見えた様子。ハンドリングどかタイミング、セリフ等々、まだまだ練るべきところが多数あるが、使えそうなマジックな気がした。

最後に3つ目のテーブル。女性2名。ここでも傾向を変えて、まずは「北国の5人の仲間」。自分としては定番の鉄板マジック。やはりいい感じで受けた。ただ、ちょっと観客のコントロールを失敗してオチが弱くなったのは反省事項。やっぱりうまく主導権握らないとダメだよね。
「北国の5人の仲間」の反応が悪くなかったので、「フリーウィル」をやってみる。このマジックは場数踏まないとうまくならないマジックだと思うし。今回もどうにかうまくいった。「え、あそこでこうしてなかったら、この予言通りになってなかったってことですよね?」としきりに不思議がっていた。たった3枚のチップであるが、完全に全部自分で結果を決めているという印象が強く残るので受けるんだなと思う。「なんで、ああしたんだろう。そうしなければ予言通りにならなかったのに」とかなり不思議がっていた。
で、最後。気持ち悪いマジックが続いたので、最後はすっきりと不思議なマジックということで、もう1度「マクドナルドの4A」をやる。やっぱり受けるねえ。非常に受けて、いい感じで終了。

これで、45分くらいたっているのだから、やっぱり私のマジックは時間がかかる傾向なんだと思う。それを悪いこととは思ってないが、それを意識して時間配分しないとうまくいかない。今回は新ネタいくつかあえて入れてみたが、大きくは問題なし。うまく育てていきたいと思った。しかし、観客のコントロールの甘さを痛感したのはいい勉強になった。こういうのはやってみないと勉強できないからね。
ぜひ、また機会をもらってやらせてもらいたいところ。

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2010年02月14日

チョップカップ

すっかり、更新が滞ってまして…単純に忙しいのと「これは書かないと!」と思うネタがあまりないのが理由だったりするのだが。
一応、カードとコインは暇を見つけて触ってはいる。カードは練習中の技法が複数あって、カードを弄ぶ感じで、それらをコツコツ練習中。コインは特に何かを練習しているわけではないのだが、基本技法とかはやっておかないと、いざというとき指が動かないかったりするかなと、一応手は動かしている。あぁ、カップ&ボール練習してないな。まとまった練習時間取るの結構厳しくて。mMLも本当に山積みだなあ。いつから見てないんだっけ?それ以外にも見てないDVD、読んでない本が山積みという状態はあいかわらずで。一応、少しずつ消化してはいるのだが。

さて、今日の話題はチョップカップ。どうやらこのブログ、メンタルマジック好きの人が愛読してくれているので、そういう意味では期待外れかもしれないが、ここは私は書きたいことと、書きたいように書くところなので、そこはご理解頂きたい。
チョップカップはこのブログでも何度も登場しているように、愛用しているネタで、何回やったか数えられない。そこそこの距離でも見せられるし、スタンディングでできるし、演技時間もいい感じで使い勝手がよく、本当によく演じている。

まずは道具から触れてみる。私が愛用しているのは、ここでも何度か話題にしているがセンシティブ チョップカップである。理由は「ギミックの精度がいいから」である。このチョップカップに出会うまで、3つくらいチョップカップを買ったが、どれもギミックの精度がいまいちで、色々加減が難しくお蔵入りになっていた。で、センシティブ チョップカップを購入したところ、その精度の良さに感動。非常に扱いやすく、ようやくチョップカップがレパートリーとなった。見た目が普通なのもいい。どうやら、普通に市販されているカップを改造しているようで、見た目は本当に普通のカップ。カップの中を見てもまったく怪しく見えずいい感じである。チョップカップとして見ると、かなりいい値段と言えるが、個人的には十分値段分の価値があると思う。
最近、発売になったのではコーヒーマグ チョップカップはちょっと気になった。説明通りなら、センシティブ チョップカップのような精度が期待できることと、見た目がより自然だから。買おうかどうか実は結構悩んだのだが、冷静な自分が「センシティブ チョップカップで十分だろうよ。何が不足だ」と言うので、踏み止まった。
チョップカップにおいては、「ギミックの精度」は非常に重要な要素だと思うので、できれば実物を確認してから買いたいところ。あるいは、上記のようにそこを調整済みとはっきり買いてあるのを選びたい。でないと、買っても結局お蔵入りという結果になりがちじゃないかと思う。

次に手順であるが、チョップカップの基本的な手順はこちらのチョップカップの動画にあるような感じだと思う。ポケットに入れたボールが何度かカップの中に戻って、最後に何らかの派手な物が出てくるのが普通の手順だと思う。リンク先の動画では、カップの底の貫通とかの現象を入れている手順もあるが、個人的にはやり過ぎなような気がする。もちろん、そこは演者の力量次第ではあるのだが、私はそこまで引っ張る自信がない。
で、私がいつもやっている手順であるが、現象としては以下の5段の現象になっている。
(1)軽く、ポケットに入れたボールがテーブル上のカップの中に戻る
(2)同じく、ボールをポケットにしまうが、ポケットにボールがあって、カップの中が空であることを示してから、お呪いをかけると、カップの中にボールが戻る。
(3)同じく(しつこく)、ボールをポケットにしまうが、カップは観客の手の平の上に置く。お呪いをかけると、観客の手の上にボールが戻る。
(4)同じく(本当にしつこく)、ボールをポケットにしまうが、お呪いをかけると、テーブル上のカップから大玉が出る。
(5)観客に手を出してもらい、カップの底をポンと叩くともう1個大玉が観客の手の上に落ちる。
という感じ。詳細は動画で見ないとわからないかと思うし、申し訳ないけど省略。だいたいこれで2分半くらい。トーク増量して3分越えるときもあるけど。最後に立て続けに大玉2つ出てくるので、そこで確実に受けが取れるので、かなり気に入っている手順である。
問題は(3)のところで、ここにいくつかリスクがある。観客が思いもよらぬ動きをして、ギミックが想定していないタイミングで動作してしまう可能性、手の平の上にボールが戻るときの感蝕からタネを推測されやすいというリスク。が、その一方で非常に受けるところでもあり、うまくはまると、全体としての不思議度をかなり上げることができると思っていて、リスクは承知の上であえてやっている。
が、実は本音はそこではなく、実は(4)のためのミスディレクションのためというのが(3)をやる一番の理由だったりする。「そんなミスディレクション必要ない。話しながら意識をそらしてやれば大丈夫」というご意見もあろうかと思うし、それはそれで私も正しい意見だと思う。しかし、マジシャンの手元を凝視して、目を離さない人も結構な割合でいる。話かけようが、オフビート状態にしようが、手元を凝視している。手順上、ポケットに入れた手を怪しむ人は珍しくないし、やっぱり、強力なミスディレクションは欲しいと個人的に思っている。少なくとも(3)をやって、観客の手の平の上を見ない人はまずいないので、非常に楽に(4)の準備をやっている。
細部は微調整しているが、この手順は2年以上使ってるんじゃないかと思う。で繰り返すが何回やったかは数えるのが不可能なくらいやっている。

ところが、最近、このブログでも何回か書いたが、前半部分で微妙な反応されることが増えてきた。(2)の辺りで「あぁ、なるほど、こうなっているんだ」と言われることが増えてきた。(3)で言われるのはある程度覚悟していたのだが、(3)の後なら、その後の(4)で帳消しというか、挽回できるので印象としては悪くないと割切っている。しかし、(2)の辺りで言われると、(3)が霞むので結構痛い。まあ、それでも(4)までいけば十分受けるので、最終的には一応「受ける」という意味ではどうにかなっているのだが。
で、困ったことに、なぜそう言われるようになったのか理由がわからないのだ。最近(ここ半年くらいかな?)、急に増えた。単なる演じる回数の問題という可能性も一応ある。テーブルホッピングで以前はリセットがうまくできずに1回しかやってなかったのが、最近、リセットしやすいように工夫したことで、テーブルホッピングの各テーブルでやるというように頻度がかなり上がったので、そういう風に言われる数も増えただけという楽観的な見方もある。他の可能性としては、私の演技が荒いというか、どこかに慢心があるというのもありえる。しかし、動画で確認してもよくわからない。「ギミックの性質上、気がつく人が気がつくのでしょうがないですよ」と言ってくれる知り合いのマジシャンもいるし、それは確かにその通りではあるのだが。この問題をどう考えるべきかはまだ悩んでいる。
なので、2Cupルーティンを練習し始めたのだが、上記の通り、最近、すっかりさぼっている。やらないと、せっかく練習したのにやり直しになってしまう。

というわけで、悩みはあるものの、受けるし、やりやすいマジックで非常にコストパフォーマンスが良いマジックだと思うので、たぶん、今後も愛用していくと思う。ちょっとしたサロン状態でもできるので、使える場面が多いマジックだし。今の手順が完璧だ等とは思ってないが、他にいい工夫を思いつかないし、たぶん、当分はこのままだと思う(マイナーチェンジはあると思うが)。

posted by shadow at 19:54 | Comment(4) | TrackBack(0) | マジック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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