2008年11月24日

思い出した数学の問題

一部破損していた、マジック用テーブルようやく修理した。単に止め具は外れただけなので、止め直すだけなんだけど。ちょうど良いネジを探しにいくのが面倒で。でも、これで前よりもしっかりした状態になったと思う。

マイミクさんの数学の問題日記を読んで、ちょっとした数学の問題を思い出したので書いてみたり。というわけで今回はマジックには何の関係もありません。しかも難易度高いです。もし挑戦する人はほどほどに。もし、リクエストがあれば、解説します(リクエストがないと面倒なので放置しますけど)。

問1. (図形の問題なんだけど、面倒なので図は省略。実際のテストでそうだしね)正方形ABCDの内部に点Eを置き、∠EBC=∠ECB=15°のとき、三角形AEDが正三角形になることを証明しろ。
実際にどこかの高校入試で出た問題だったと思う。はっきり言って難しい。でも、ちゃんと中学の知識で解けるところがよくできている。力技なら、高校の知識を使い、sinとかcosとか使って解くこともできるんだろうけどね。私自身は中学の知識でかなり強引に証明した記憶があり、その後、エレガントな解答を見て「そんなの思いつくか!」と思った記憶がある。

問2.(確率の問題)ジョーカーの入っていないよく混ざった52枚のトランプがある。一番上のカードを表を見ないで箱に入れる。その後、続けて上から3枚のカードをめくると、すべてダイヤであった。箱の中のカードがダイヤである確率を求めよ。
これはどこかの大学入試で出た問題のはず。知識としては一応、中学でも大丈夫なはず。まあ、論点は「どちらが正解か?」なんだけどね。「どちらって何?」という人は、えーと、よく考えて下さい。ちなみに某有名予備校の数学の先生も間違えたという問題だったりする。かなり有名な問題なので、ネット上で検索すると、どこかに解説があったと思う。問題はその解説を見てもなかなか感覚的に納得できないことだったりするんだけどね。この問題は、正解がわかった後にも、それが正解であることを他人に説明することが非常に難しいという、そういう意味で難しい問題な気がする。

この2つで終わる予定だったんだけど、なぜかふと思い出したので、
問3. xに関する次の不等式を解け ax>b (a, b, xはすべて実数とする)
このシンプルさが好きだった問題。実際に高校の定期テストに出た問題だった気がする。先生の話では、私の出身高校は一応、進学校なんだけど、ちゃんと正解したのは6割くらいだったとか。知識としては中学でも足りているけど、中学生には難しいだろう。高校生向けの問題。ある意味、よくできた問題だと思う。

というわけで、ふと思い出した数学の問題書いてみた。せっかく書いたので読んだ人にはぜひ挑戦して欲しい気もするけど、ほどほどにお願いします。

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2008年11月08日

Magic of Magicに行ってきた。

11月の2〜4にかけて仕事をからめて京都に行ってきた。京都は学生時代に6年間過ごしたが、久しぶりにゆっくりと訪れて、変わったところ、変わってないところをあれこれ感じ、変わらないところに感動(という表現ではたぶんたりないくらい心が動いたのだが)したりしてきた。やっぱり京都はいい。

さて、昨日はMagic of Magicを見てきた。何を隠そう「お金を払ってマジックを見る」は今回は初めてだったりする。ケチっているわけではなく、なかなかタイミングが合わないだけなんだけど。平日の夜なんて普通無理だし、休日もあれこれ予定があるしってことで。
今回は、ちょうど出張が入り、また、その後の時間がうまく取れたので行ってみた。知り合いた2名出演するというのも大きかったが。

感想としては「満足した!」っていう感じ。演者全員分の感想を書くと一部毒を吐きそうなので、知り合いの2名の感想のみにしておく。
トップバッターはショウさん。水戸マジッククラブでの知り合いである。元々イケメン(と言ってまったく問題なし)の彼がさらにドレスアップされていて、かなり雰囲気出していたのがまず「すごい!」って思った。印象がかなりいいよね。その上で、マニアもびっくりのフラリッシュ連発しつつ、派手な現象起こすので、非常に見栄えするのがさすが。現象そのものは前にも見たことがあるんだけど、色々とバージョンアップされていて、より不思議に見えてよかった。大事にこのマジックを育てているんだなあと思った。
で、前半のトリがさとるさん。水戸マジッククラブでお世話になってます。さとるさんのクロースアップをちゃんと見るのは今回初めてだったりする。そういう意味でとっても楽しみにしていた。世界の名立たる大会で数々の賞を受賞されているだけあって、なんというか、もう、とっても楽しかったし、非常に満足感が高かった。とっても不思議に見えたし。最近「マジックが不思議に見えない病」が深刻な私にとって、久しぶりに「お、不思議」と思えるマジックだった。予言マジックを3連発で、連発することで、見事の相乗効果を出している構成がお見事で、何より演出とマジックの一体感が素晴しかった。「演出とマジックが一体なのは当たり前なのでは?」と思う人もいるかと思うし、私もそう思うのだが、そういう常識を越えた一体感と言うのだろうか、マジックのために演出があるのか、演出のためにマジックがあるのか、どちらとも言えない、何とも言えない一体感があり、それが心地良く面白いと思った。楽しめたし、非常に勉強にもなった。

というわけで、非常に楽しい時間を過ごすことができた。なかなかこういうのを見にいけるチャンスないんだけど、また機会があれば行ってみたいところ。

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2008年10月13日

思考のコントロール

毎回書いている気がするけど、忙しい。でも、一応3連休はちょっとマジックする時間がとれたので、山積みの未整理のマジックの道具や資料を1/3くらいは消化した。残りはいつ整理するのか未定だ。
で、ちょっとでも余裕ができると、またあれこれ買いたくなったりして、ジェイミー・イアン・スイスのクロースアップ・マジックとか、カードマジックカウント事典とか、Card Magic Library 第2巻を買ったり、他にもDVDをいくつか買ってしまったり。一応、未整理の山は少し低くなったけど、すべて片付くのは先のにまだまだ先な感じ。本は消化するのに時間かかるしねえ。レパートリーに入れようなんて思うとさらに大変。
他にもあるギミックの自作に四苦八苦していたり、まあ、いい意味で好きなようにやっているとも言えるけど、無計画で適当という気がしないでもない。

さて、今日の本題。別記事のコメントで少し触れた「思考のコントロール」について。とは言え、私が語るには難しいテーマであるので、何となく私が思うこと書いてみるという雰囲気で。別に私が考えたものじゃないし(たぶん)。具体的な話にしたいんだけど、思いつかないので概念のみで。
「思考のコントロール」というのを意識したのは、たぶん、トミーワンダーのアンビシャスカードの解説を見たときからだと思う。
この話を「ミスディレクション」から始めよう。多くの本に何らかの解説があるし、多くのマジシャンが知っていることであると思う。ミスディレクションのみで成り立っているマジックもあるくらい。もっともシンプルか解説では「観客の視線のコントロール」として解説されているのを見る。「観客の視線を別のところに逸らして、その間に秘密の動作をする」という説明である。私の理解では、これはミスディレクションの一面でしなく、本来ミスディレクションが意図しているのは「意識のコントロール」であろうと思う。
これも良く言われることであるが、「視界に入っていても、認識できなければ見えてないのと同じ」という奴で、ある意味、目の前で大胆な秘密の動作を可能にする考え方である。それを可能にする方法論はたぶんいくつかあるんだろうけど、よく目にするのは「動作の理由付け」とか「自然な動作」と呼ばれるものではないだろうか。さもそうするのが当然であるかのように見せると、観客はその動作そのものを覚えていないという奴。以前に前田知洋氏がTVで解説していたような気がする。そのときは「デックをひっくり返す」という動作をいかにカバーするかという話で、自然な流れの動作の中ですることで、ある意味露骨にひっくり返しているのに誰も気がつかないという話だったかと思う。そこの観客の意識を持っていかせないことで、秘密を隠すわけである。
というわけで、私の理解するところでは、「ミスディレクションは」はストレートに使うのなら、「視線のコントロール」であるが、意図するところは「意識のコントロール」で、観客がどこに注目するか、それをコントロールすることで、秘密を隠すということかと思う。
で、そのさらに先にあるのが「思考のコントロール」じゃないかなと個人的に思っている。トミーワンダーのアンビシャスカードの解説で驚いたのは、「このとき観客はこう考える、なので次は…」みたいなことをトミーワンダーが解説しているところ(英語力がないので、実はよくわかってないんだけど)。わかりやすく表現するのなら「裏をかく」ということなのかもしれないけど、もうちょっと複雑な気がする。目的は観客を騙すことではなく、観客を楽しませることだから。
具体例は何もあげれないんだけど、手順の構成を考えるとき、「こういう見せ方をすると、観客はどう思うのか?」というのを意識して、手順を考えるのと、そうでないのとでは大きな気がありそうな気がして、トミーワンダーの解説を見て「あぁ!」と思い、なぜか強く印象に残った。で、観客がどう考えるか、それを完全にコントロールすることができれば、本当の魔法を見せれそうな気がする。それがとても難しいこともわかるけど。
その一方で、ジョン・ブラザー・ハーマンの考え方も面白い。(私が誤解しているのでなければ)「マジックの現象をどうとらえるかは観客に任せる」ということが本に書かれていたかと思う。「マジシャンは話し過ぎない」というのは強調されていて、現象をどう理解して、どう不思議に思うかは観客に任せる方がより不思議に見えるということらしい(たぶん)。どこかで「観客の頭の中で現象を起こす」という表現を見たような記憶もあるのだが、よく覚えてない。手抜きに見える部分もあるかもしれないけど、現象をどう理解して、どう不思議がるかは確かに人それぞれな気はするので、これは非常に参考になる考えだと思った。
しかし、観客の思考を完全にコントロールして、マジシャンの意図した通りの魔法を見せるのも、これまた非常に強烈で、それが可能なら、それの方がインパクトはあるような気もする。もちろん、それは非常に難しいのだが。

うーん、まとまりがない。やっぱり私が扱うには難しいテーマであったか。でも、繰り返しになるけど、こういうのを意識するかしないかは大きな差になるような気がするんだよね。

posted by shadow at 23:11| Comment(8) | TrackBack(0) | マジック(考察) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月06日

テンヨーの新製品

忙しさはあいかわらずで、でも、10月になってちょっとだけましになったような気がしないでもない。書きたいことは色々たまっているんだけど、とりあえず、旬の話題は旬のうちに書いておかないとということで、無理矢理書いてみる。

あいかわらず、出張は多く、出張に行ってもバタバタしているんだけど、こん前、出張の合間に40分くらい時間がとれて、新宿がちょうど通り道だったので、新宿高島屋のテンヨーブースに行ってみた。初めて会うディーラーさんだったが、他の客もいなかったこともあり、遠慮なく色々見せてもらい話を聞く。とりあえずの目当ては今年の新作。
5つの新作のうち、「よみがえる新聞紙」以外の4つは実演してくれた。というわけで簡単にレビューしてみる。ただし、実際に購入したのは「よみがえる新聞紙」と「魔法のフレーム/ピノキオ」の2つだけで、残りは実演を見ただけで、仕掛けは理解していないので、そのつもりで。現象はこちら参照。

買った物からレビューしよう。
「よみがえる新聞紙」は、まあ、あまりコメントないんだけど、定番の現象で、角度さえ気をつければ距離にもかなり強いし、使えそうなネタだなと思い購入。実際問題、この手のマジックをやるためには準備が面倒という本音があったので、その準備がすぐにできるのなら値段分の価値はあるだろうと。まだ試してないので、はっきりとは言えないが、機構としては、確かに糊もハサミもなしで、短時間でセット可能なので、確かに使えそうな感じ。
この手のマジックとしては「パンフレットの復活」をレパートリーにしているんだけど、あれは、「パンフレットが小さい」というのが欠点で、準備は比較的楽なんだけど、あまり演じてなかったので、新聞紙で楽にできるのなら、これから使っていきたなと思っている。

「魔法のフレーム/ピノキオ」は、まあ、ぶっちゃけ、実演見た時点で仕掛けは想像がついたし、そういう意味ではマニアが不思議がるマジックではないと思う。でも、「とにかく楽しい」という理由で購入。普通の人には、普通に不思議だろうし、演出も色々考えられそうで。ギミックとしての出来も悪くないし、うまく使っていきたいと思っている。

残りは買ってない奴。
「マジカルドア」は見た中では一番不思議だった。リアルに「なんで?」と思った。こんなに不思議に見えたのは久しぶりかも。道具の怪しさは感じなかったし、見せ方として、かなりリアルに通り抜けたように見えた。不思議だったので買いそうになったのだが、「どうやって見せよう?」と考えたとき、それを演じている自分を想像できなかったので我慢した。現象としては単発で他に見せようがない気がして、個人的好みとして、見せ方としてつまらない気がしたんだよね。ちゃんと仕掛けを理解すれば、色々な見せ方を工夫できるのかもしれないけど。そのうち気が変わって買うかも。

「バニシングポイント」もかなり不思議に見えたマジック。確かに玉はこつぜんと消えた。ただ、実演の問題かもしれなけど、見せ方にかなり制約があるようで、「そんな見せ方しかできないのなら…」と思い購入にいたらず。これも仕掛けをちゃんと理解すれば、色々見せ方は工夫できるのかもしれなけど。まあ、どちらにしろ、こういう単発でしか見せられなさそうな現象は好みでないというのは「マジカルドア」と同じだし。

「シンクロボックス」はそういう意味では現象としては私好み。コミカルにも見せられるし、普通に結構不思議に見えるマジックだと思う。私には不思議に見えなかったけど、それはおいておいてよいと思うし。ただ、やはり「どう見せるか?」がちょっと引っかかったんだよねえ。これは最近の私のマジックを演じる状況の問題でもあるんだけど、テーブルクロースアップという状況は最近あまりやってなくて、基本はサロンに近い状態で、クロースアップでもテーブル無しでできる物(少なくともテーブルはサイドテーブルとして物を置く程度で、そこで現象は起こさない)が中心なので、このマジックをいつ、どこで、誰にやるのかというのを考えたとき思いつかなかったのでやめた。最近、テーブルのクロースアップは水戸マジッククラブの例会でマニアに見せるときくらいで、別にマニアに見せるマジックという気もしなかったし。

その他には「ダービーの大予言」も購入。前から名前は聞いていて、気になっていたので。実演を見て「あぁ、あれか」という状態で、原理は知っていて、不思議には見えなかったんだけど、演出が面白いし、一応、現象的にはメンタルマジックだし、それなりに使える場面あるかなと。と書いていて、「シンクロボックス」はNGで、こちらはOKというのはなぜなのかなと自分でもちょっと不思議に思えてきたところ。たぶん、「シンクロボックス」はテーブル上ですべてやらないといけないのがネックだったのかなとか思ってみたり。「ダービーの大予言」もテーブルが必要で(無しでやれないこともないと思うけど)、道具の大きさからしてもクロースアップなんだけど、現象は予言ということもあって、比較的距離に幅を持たせられるし、使える場面が結構ありそうな気がしたせいであろう。たぶん。

まだ、どれも実演してないけど、無難に受けそうなマジックのような気がしている。しかし、この3つ合わせて5000円以下というのが、テンヨーの素晴しいところだなと思ったりしている。

posted by shadow at 21:58| Comment(0) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月15日

勘の鋭い人

時間があるときに、書けるだけ書いておこう。
というわけで、この前知り合いのマジシャンと雑談していたときに話が、非常に的を射ている気がしたのでちょっと考えてみる。

「勘の鋭い人」というのは間違いなくいる。「よくそんなの気がついたね」と言いたくなるような人。マジシャンの天敵と言っていい。本人もなぜそれを思いついたのかうまくは説明できないだろう。だから「勘」と言うわけだが。
ただ、これをあえて、ちょっと掘り下げてみたい。サンプルはうちの会社の同僚。このブログにもたびたび登場している、うちの会社の同僚。数々の私のマジックを見破ってきた強敵である。それでも、「マジックを見るのは楽しい」というある意味いい相手なので、これまたこちらも見せまくるわけであるが(その分見る目がどんどん肥えてるんだけどね)。
という話を雑談していたんだけど、うちの会社の同僚は「非常に論理的である」のが特徴である。彼らば起きた現象を見たまま受け入れない。論理的に考えて、それを実現するためには何が必要かという視点で分析を開始し、論理的に矛盾のない結論を導こうとする。また、そのための必要な手順の記憶もかなり正確である。そして、手順を逆算し、「とてもそうは見えなかったけど(というコメントつきで)、あそこでああしたとしか考えられない」と言い出すのである。
アンビシャスカードを見せたときが顕著だった。彼らは容易にDLの可能性に辿りついた。「とてもそうは見えないけど、そうだとしたら説明できる」とはっきり言った。困ったことに「どう見えたか」は彼らにはほとんど意味がないのである。その後、ティルトに移るわけであるが、ここは想像の範囲外であったようで、「あれ?わからん」という状態だった。しかし、ここで困るのは「ティルトの部分はわからないが、DLの部分はわかっている」と正しく場合わけして理解してしまうことである。普通の人(って何という気がするが)は、たとえDLの可能性に気がついても、続けてティルトした時点で「あれ?違うのか?」と思い混乱してくれる。ところが彼らはそこで混乱しない。「この部分はDLで説明がついている。でも、この部分はまだわからない」と論理的に分けてしまう。うーむ、手強い。
そうやって、論理を積み重ねて結論を導こうとする、論理的思考のお手本のような思考で真相に近付いていくのである。
したがって、セルフワーキングもほとんど通用しない。彼らは数字に強いし、論理的に容易に逆算するし、そこに使われている数理的原理についても容易に辿りつく。
こういった、論理的思考をする人を単に「勘が良い人」と片付けてしまうと有効な対策が打てないかなと思って、今回ちょっと考察してみた次第。こうした人をちゃんと(?)騙すために必要なのは、ティルトのような「想像の枠外のテクニック」だと思う。恐しく複雑な数理的原理という手もあるが、そういう場合は現象もたいてい複雑なのでマジックとしてはいまいちなのではいかと思う。
言いたいことは、この手のタイプの人は「とてもそうは見えない」「とてもそうは思えない」という通常のマジックで考えられる対策では不十分であるということである。

まあ、こんな人達を意識して手順構成すると、マニアック過ぎる手順になりがちなので、あまり意識しない方がいいかもね。最も正しい対処方は「タネを考えるのが意味がなく思えるくらい、楽しく、面白いマジックを見せること」だと思うし。そっちの境地を目指すのがきっと正解だと思う。少くとも私はそう思っている(その境地は遠いけど)。ただ、身近にこの手の人がいて、「いつもすぐにばれて困る」という人がいるのであれば、上記のようなことが少しはヒントになったりしないかなあと思ったり。

posted by shadow at 00:33| Comment(9) | TrackBack(0) | マジック(考察) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月13日

予言パッド

1ヶ月以上のご無沙汰です。いや、もう、本当に忙しくて。とりあえず、簡単な近況とレビューなど。レビューしたいのたまっているし、やっぱりレビューを書きたいんだよね。

本当に仕事が洒落になってなくて、この1週間は久しぶりに大変な忙しさ。仕事の話をここに書いてもしょうがないけど、英国人と1週間、会議室にこもって会議なんて拷問。会議が終わった後に次の日の資料(もちろん英語)を作成するという自転車操業ぶりだったりしたし。会議ももちろん英語なんだけど、まあ、そこは一応軽く通訳してくれる人がいたりするので、何とかなる。とはいえ、たまにその人が間違っていたり、こちらの言いたいことが正確に伝わらないこともあったりして(専門用語と技術的にややこしい話が飛び交うわけで)、半分くらいは自力で頑張ってみた。だから疲れも倍増。まあ、自分の英語力のなさを痛感する結果になったんだけどね。
その会議の懇親会で突然、マジックをやる羽目に。どういう流れか忘れたけど"He is a magician."とか紹介されて、"Can you show me a trick?"(だったと思う。間違いなくtrickだった)とか言われて、「じゃあ」ということで、鞄からマットを取り出して(この時点で大受け。実は鞄に常備している)、ベルトにつけている一見、携帯電話入れに見えるところからデックを取り出して(さらに大受け)、シカゴオープナーを英語でやってみた(一応、予想はしていたのでセット済み)。あまり説明のいらないマジックだし、とりあえず、無難に終了。10人くらいいたけど(うち英国人2人)、私のマジックを見たことない人が大半で大いに盛り上がった。やっぱりマジックは楽しい。

さて、本題。コザールの予言パッドホロウイッツ・パッドフォーシング・パッドの3つを比較しつつまとめてレビューしてみる。忘れないうちに書いておくが、フォーシング・パッド確か既に絶版のはず。コザールの予言パッドは持ってない。見せてもらったことがあるだけ。どれもかなり強烈な予言現象で個人的には好きな現象である。私の応用手順はこちら参照。
現象だけで比較すると、どれも同じ現象ができる(どれも基本的に同じだけど、まあ、どれかのリンク先見て下さい)。というか、基本原理はどれも同じなので、演出も含めて、ほぼ同じ現象が可能。「ほぼ」というのは若干、細かいところで差があるから。

フォーシング・パッドは機構が異なっていて、数字を書いてもらう前にサインしてもらい、最後にそのサインがあることを確認してもらえる(ということは他の2つはそれができないわけで、まあ、若干ネタバレかな)。他の特徴としては、機構がいい意味で複雑で、手渡ししてもまずばれる心配はない。それこそ、分解されないとわからないし、そもそもどこをどう分解するかという状態なので、よっぽどのことがない限り、疑われないし、安心できる機構である。これがばれるほど調べさせたとしたら、それはその演出かもしくは人間関係の方に問題がある気がする(笑)。
その代わり、ギミックはマジシャンがパッドを手にとって動作させなければならない。さらりとやれば、まったく問題ないし、難しいわけではないのだが、ある意味、堂々とやる大胆さが必要で、初心者にはきついかもしれない。もう1つの欠点はリフィルのセットが面倒。これら3つのギミックはどれもリフィルが必要なんだけど(特別な物ではなくて、物理的に書いたメモは再利用するべき物ではないから、どうしてもそれは必要)、そのセットの手間はそれぞれ異なる。フォーシング・パッドは他の2つに比べると結構面倒。

コザールの予言パッドとホロウイッツ・パッドは機構も含めて同じ。なので、この2つは本当にまったく同じことができる。逆に「何が違うの?」と言いたいくらい。「見た目が違う」としか言いようがないような。ホロウイッツ・パッドが薄くて怪しくなく、高級感があって、ちょっといいかなというところか。一方コザールの予言パッドの方もパッドとしての見た目が自然とも言えるわけで、これはもう好みとしかいいようがない。コザールの予言パッドは手元になく、細かい使い勝手まで同じかどうかはわからないが、もしかしたら、その辺に少し差があったりするかも(とか適当なことを言ってみる)。
1つ言えることは、リフィルのセットはコザールの予言パッドの方がたぶん楽。そもそも専用のリフィルが付属しているし、ほぼ写真の通りで、普通に金具でメモを固定するだけの手間と言っていい。ホロウイッツ・パッドもぶっちゃけ、メモを固定するだけの手間なんだけど、それはちょうどよい大きさのメモがある場合で、無い場合は自分でその大きさに紙を切らないといけないので、たいした手間ではないが、そこがちょっと手間と言えば手間。
あと、どちらもフェザータッチの説明文には若干疑問がある。どちらも「観客にパッドを渡した後、演者は最後までこのパッドには手を触れません」的なことが書いてあって、機構として確かにそれは可能なんだけど。どう指示を出すか、ある問題をどう解決するかということを考えたとき、ちょっと考えさせられる。指示のやり方はどうとでも工夫できるけど、あることに気がつかれる可能性は否定できず、そこまで含めて指示をするのも危険な話な気がしている。なので、まあ、そこにはこだわらず、マジシャンが1度受け取る方が楽だし、トラブルになりにくい気がする。それでも十分不思議だと思うので。
あと、この2つはフォーシング・パッドに比べると改めに弱い気がする。そもそもじっくり改めさせる必要はないので、欠点と言うほどではないが。ただ、勘の良い人(これについてもいずれまとめて考察したいと思っていたり)なら、「もしかして…」と思う可能性はあり、そのとき、そのままの機構なのでたぶん逃げられない。
あ、そうそう、実はホロウイッツ・パッドの説明にある「一旦合計を出してもらった後、再度観客3人に『これはあなたが書いたものに間違いないですね』と、改めてもらうこともできます」がかなり気になって、「もしかして、何か機構追加しているのか?」とか淡い期待を抱きつつ購入したんだけど、何も追加されてなくて、見せ方が書いてあるだけだった。しかも「いや、それ、逆に怪しいでしょう」と言いたくなるような方法が。元々、「そんな確認やる必要ないと思うけど、できるとしたら面白いし、何か応用できるかも」くらいにしか思ってなかったんだけど、結構がっかりした。

というわけで、この3つを比較すると、本当に現象はどれも同じなので、好みとしか言いようがないと思う。フォーシング・パッドは絶版という問題があるので、入手困難かと思うが、準備の手間さえ惜しまなければ、フォーシング・パッドが一番不思議で(演出にもよるがサインできるのは、結構でかい)、改めにも強いし、安心感がある。ただし、手間なので、やっぱり「ここ一番」で使う道具のような気がする。
もうちょっとカジュアルにやるなら、コザールの予言パッドとホロウイッツ・パッドは使い勝手いいと思う。準備の手間があまりかからないのがいい。どちらがいいかは完全に好みだと思う。本当に機構はまったく同じなので。個人的にはホロウイッツ・パッドの高級感が好きだけどね。高級感があると、観客も乱暴に扱わないし、トラブルになりにくいと思うから。

メンタルマジックの道具として色々使えそうなので、面白い演出を考えてみたいところ。

posted by shadow at 14:35| Comment(4) | TrackBack(0) | レビュー(メンタル) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月02日

Into the ABYSS

忙しい。本当に殺人的に忙しい。次々とうまっていくスケジュール。たまに、予定が空白の日(仕事がないという意味ではない)があると、それだけで嬉しい気分になれるくらい。既に来週の予定は埋まっていて、あいているのは半日だけだ(繰り返すが「仕事がない」という意味ではない)。勘弁して欲しい。

さて、今日は、ちょっとmixiのコミュニティの話題にからめて、Into the ABYSSをレビューしてみる。かなり前に買っていて、買ってすぐに見たので、今さらな感じもするのだが(というかレビューしたような気になっていたりして)、ちょっと話題にしておこうかなと。
リンク先を見ればわかる通り、Oz PerlmanのメンタルマジックのDVDである。メンタル好きな私がついついフラフラと買ってしまったDVDである。結論から言うと、驚くような内容ではないが、結構実用的で、ちょっとやってみようかなという気になるという感じ。
基本的にセンターティアを使ったマジックばかりで、実のところ、今すぐ私ができるかというと正直自信がなく、もっと練習が必要な状態であるが、それでも、やってみようかなという気になる。
一番気に入ったのは「Ultimate Vacation」。ホッチキスで密封された封筒が面白い。これは実用的で使ってみたいと思った。原理そのものはまったく驚く物ではなく、たぶん、マニアなら普通に追える。でも、この封筒は説得力があって面白いと思った。演出的にも面白いと思う。「スバスバ当てる」という印象を与えることができるし。また、Ozらしく、細かいハンドリングもよく考えられていて実用的。実はちょっと気になる点があり、そこを何度も見返したりしたのだけど、ある意味そのまんま演じていて逆に驚いた。「それでもいいんだ」という驚き。まあ、「気になるのはマジシャンだけ」という奴なのであろう。
次に面白いと思ったのは「What’s in a Name?」。まあ、原理的にはセンターティアができて、それ用のサイフ持っていればできるマジックで、これもマニアが驚くタイプの物ではない。ちなみに使っている財布は私も持っていて、このブログでも既に取り上げた物だ。Ozはかなりこの財布気に入っているんだろうね。このマジックで興味深いのは、書いた人をコールドリーディングを使って、ある程度当ててみせる演出。英語で解説しているので、あんまり理解してないけど、典型的なコールドリーディングで書いた人がどういう関係の人なのか、ある程度当ててから、財布の中から名前の書かれた名刺を出してみせるので、かなり不思議で気味悪いマジックになっていると思う。
最後は「Listen to my Words」。これは私としては、今いち。あまりやってみたいと思わない。演出として、「紙に書いてある」よりも「音声で流れる」の方が面白くて不思議な気はするけど、その方法はあまり気に入る物ではなかった。演技を見て「もしかしてこう?」と思うのが、そのまんまで、「いや、それはちょっと」というのが正直な感想。センターティアに説得力があれば、怪しまれないのだろうけど、ちょっとなあと思う。たぶん、やることはないでしょう。

というわけで、悪くはないが、絶賛するほどでもないという感じ。「Ultimate Vacation」はちょっとやってみたいかな。封筒の準備が必要だけど、それほど面倒でもないし。「What’s in a Name?」は準備が楽という意味では使い勝手が良さそう。コールドリーディングの部分をどこまでやるかという話はあるが。確かにコールドリーディング無しですばりと当てても、何だかいかにもか気がするしなあ。演出を組合せる感じで、「Ultimate Vacation」の内容で、財布から予言を出すという手もあるかな。それならかなり準備は楽で、インパクトもそこそこな気がする。
とにかく、メンタルは演出の重要性が高いので、そういう意味では色々参考になった。

posted by shadow at 21:30| Comment(2) | TrackBack(0) | レビュー(DVD) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月12日

テーブルホッピングをやってきた

忙しい日々はあいかわらず。でも、マジック関係のイベントはできる限り参加する!

ということで、今日は水戸マジッククラブへの依頼ということで、テーブルホッピングをやってきたので、自分にとってのメモという意味も含めて書いておく。合計6名でやってきたんだけど、他の人の演技はまったく見てないので、自分の演技についてのみ。
結論から言うと、自分のレパートリーの狭さと、絞り込みの甘さを痛感する結果であったのだが、一応、「楽しんでもらう」という意味ではかろうじて成功の範囲だったと思う。
演目については、とりあえず、多目に用意しておいて、会場の様子やリアクションを見ながら調整しようと考えていた。
以前にテーブルホッピングの依頼を受けたときには、シカゴオープナーと、「どこでもシルバー&カッパー」をセットにして繰り返しやるということもやったことがある。ただ、今回は他の人とのバランスという観点からカードマジックは避けたため、シカゴオープナーはやめた。「どこでもシルバー&カッパー」は人数が少ないときにはいいと思うんだけど、今回はテーブルによっては7人というところもあると聞いていたので、ちょっと微妙な気がしてやめた。
で、自分のレパートリーを見ながら悩んだわけであるが、正直あまりいいのがないという感じはした。テーブル無しでできる物が少ないというのがまずあって、リセットが楽というとさらに厳しい状況。レパートリーがカードとメンタルに偏っているのが問題だなと痛感した。別にメンタルやってもよかったんだけど、今回の会場の雰囲気ではたぶんそれは違うと思う。
実際にはテーブルは物を置く程度には使えたので、かなり救われたんだけどね。で、結局、パケット物の頼る結果になった。「それはカードマジックじゃないの?」という厳しいツッコミはおいておいて、頼りにしたのは「ミルクとクルミ」と「仲の良いのウサギ」。どちらもトランプではないので、他のマジシャンのカードマジックと印象は違うだろうという判断。
「ミルクとクルミ」はやはり手堅い。オチのインパクトは素晴しい。リセットも楽というか、ほぼそのままリセット可能。非常に使い勝手が良かった。他のマジシャンが私が既にやったテーブルに回って「4枚のカード使います」と言ったときに、「クルミ出てくるの?」と言われたらしい。強く印象に残ったということだと思う。
「仲の良いウサギ」はこの前買ったばかりのパケットなんだけど、今回の状況にはいいかなと思い採用してみた。ほのぼのと楽しい雰囲気なのがいいかなと。リセットもかなり楽にできるし。油断しているとマニアもちょっと引っかけられる手順で結構面白い。とにかく、雰囲気がいいマジックなので、使い勝手がいいと思う。
その他にはいくつか用意していたんだけど、結構微妙な感じ。前にもちょっと書いた通り、今回はちょっと無理してチョップカップをテーブルホッピングでやるのにも挑戦したが、やはりちょっと無理があった感じ。そもそもポケットに入れてもかさばるし。もうちょっと小さいカップが欲しいところ。あとはリセットをどうするか。時間にして10秒程度でリセットはできるだろうけど、確実にやろうとすると、若干怪しいことになるので、できればちょっと移動して見えにくいところでこっそりやりたいという気がして、結局、リセットは断念して1回しかやらなかった。テーブルホッピングになれた人なら、さらりとできてしまうのかもしれないけど、とにかく次々と回りたい気がしてやめた。あわてて、レギュラーとギミック間違えても大変だし。ただ、非常に受けるマジックなので、ちょっと考えてみたいところ。
で、パケット以外にやったのは3ボールトリック。難しいことはしない方針で、最後にドンとオチを出すということで、オチまでいくと結構いい感じなんだけど、途中の反応はかなり微妙なときもあり(いい反応のときもあったんだけどね)、まだまだ練りが足りないと思った。途中。ちょっと見えてははいけない物が見えたときがあったらしく、技術的にも反省するべきところがあるし。自動的にリセットされるところは使い勝手がいいんだけどね。
他には一応、コインマジックも用意していたんだけど、用意していた手順は、今回の状況では見えにくいというかわかりにくい気がしてやめた。

という感じで、とにかく、自分のレパートリーの中でテーブルホッピング向きの手順が少ないことを痛感した。カードマジックに頼っていいのなら、もうちょっとあると思うけど、カードマジックとメンタルを封じると激減し、パケット頼りなのはちょっと問題な気がする。まあ、パケットは使い勝手がいいし、面白いし、それ自体が悪いわけではないのだが。
まあ、これについては、今までショー形式ばかりやってきたという事情もあるんだけどね。リセットはあまり考えてこなかったんで。
とりあえず、いい経験をさせて頂いたので、今回の経験を踏まえて、レパートリーを増やすことをうまく考えていきたいところ。

posted by shadow at 19:45| Comment(0) | TrackBack(0) | マジック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月05日

ポケット・フジチン

この前、TVで前田知洋氏が、カップからレモンを続けて2つ出す場面をやっていた。それを見た妻が「2つ目はどこから出したの?カップには入らないよね?」と私に聞いてきた。どう答えていいかわからない私。さて、どうするか。ちょっと考えた末、「僕も同じようなことできるけど、やってみせようか」と言ってみたところ「じゃあ、見せて」という珍しい展開になったので、いつものチョップカップの手順をやってみた。
受けた受けた。「え、なんで?」という感じの反応。「それ面白いから、ぜひやりなさい」と言ってくれた。まあ、既にかなりやりまくっている手順なんだけどね。やっぱり、この手のマジックは受けが良い。
テーブルホッピングの依頼が入っているので、このチョップカップの手順も取り入れたいのだが、このカップ当然ならがポケットには入らないしなあ。リセットもどうさりげなくできるか微妙。というところで、ちょっと悩み中。

という、関係のない前振りの後に、今日はポケット・フジチンのレビューをしてみる。
最近、メンタルマジックにはまっている私が、なぜかフラフラと購入し、実は結構気に入っているマジックである。リンク先にも書いてある通り、客いじりがしやすいし、演出しやすいマジックで使い勝手がいいと思っている。それでいて、結構不思議なのがいい。
このマジックの気に入っているところは、本当に道具の完全改めが可能であるという点。なので、この手のマジックを知っているマニアでも不思議がらせることができる。ロック式とかではなく、ぶっちゃけた話、道具には仕掛けがない。なので、安心感がある。
とすると、どこかで秘密の動作が必要なのであるが、これが意外に楽。説明書を見て、「どうなんだろう?」と思ったが、鏡の前で少し練習したおところ、すぐにいけそうな気がした。動画にも撮ってみたが、その秘密の動作はほぼ見えなかった。「よく考えられているなあ」と感心した。
まあ、さらにぶっちゃけると、このマジックが届いて、説明書を見る前に道具を調べていて「もしかして、こう?」と思い、実は本当にその通りだったという経験もあるので、勘が良い人にはばれる可能性は0ではない気がするけど、それにしても秘密の動作がほぼ見えないので、不思議は不思議じゃないかと思う。そう気がつく人がいても、現象を見るととてもそうは見えないという気がする。
この手のマジックやったことある人にはわかると思うけど、かなり受けるマジックである。それが完全改め可能で、秘密の動作も楽にできるのだから、正直、現時点ではこれと言って、欠点をあげることができない。それくらい私は気に入っているマジックである。
問題はどういう状況でこのマジックやるかだねえ。客受けはするけど、客を選ぶのも事実で、どういう状況でやるのか実は悩み中。カジュアルな状況で見せるのか、ショー形式で間にギャグっぽく取り入れるのか、どういう風に使おうかなあ。

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2008年06月23日

テレソート・ウォレット

「忙殺」の「殺」を非常に身近に感じる今日この頃。それでもかなり無理してマジック関係のイベントには顔を出しているものだから、さらの状況はひどいことに。うーん、大丈夫か?

全国オフ会に参加したときの話でも書こうと思っていたんだけど、結構日がたってしまったことと、冷静に考えるとストレートに書けることに限度があり、参加した人にしかわからない内容になりそうなのでやめることにした。

というわけで、久しぶりのレビューに行ってみる。今回のネタはテレソート・ウォレット。かなり気に入っているギミックである。現象というか、何ができるかはリンク先を見て頂いて、要するにピークウォレットである。
ビークウォレットは実は結構あれこれ探していて、手元には他に2つあったりするけど、どちらにも満足していなかったんだよね。どちらもそれなりに評判は良く、使えないことはないギミックなんだけど、いまいち自信がないというか、あまり使ってみる気にはならなかった。
そんなときに、このウォレットを見かけて、宣伝文句に騙されないようにと警戒しつつも、「とりあえず、悪くはなさそう」という雰囲気を感じたので買ってみた。
気に入った。届いて手に取ってみてびっくり。「嘘、見える!」という驚きが。本当に驚いた。そのアイデアと、できの良さに感心した。
宣伝文句に嘘はない。「そのまま観客に渡し、持っていてもらうこともできます」はちょっと危険なのでやめておいた方がいいけど、本当にギミックは観客の目の前にあり、そのことに気付かれる心配はない。そして、ピークするために何か動作をする必要はない(ここが一番気に入っているところ)。ピークどころじゃなく、堂々を見ることができる。非常に演者の負担が軽い。ピークはいつでもできるので一瞬見て覚えておくとかいうことも不要。写真の通り、薄くて、余分なポケットとかも一切ないし、まったく怪しくない。
水戸マジッククラブでマニアにも見せてみたけど、見た人はみんな(本当に「みんな」)感心していた。それくらいよくできているし、アイデアが良い。
1点だけ欠点があるんだけど、それは演じる状況によってはギミックがうまく動作しない場合があること。これはある意味どうしようもない場合もあり、その場合はこのギミックの使用はあきらめるしかない。今のところ(という程使ってないけど)、使えない状況だったことはないのだが。
これを使って色々なルーティンが組めそうだなと、非常に楽しく思っているところ。ブックテスト最終兵器もこれを使ってページ数ピークすると最強な気がするし、ナンバーロックと組合せてもいいし、色々な使い方ができそう。いい買物したなと思っている。
まあ、これはこれで使い勝手がいいんだけど、センターティアもできるようになりたいんだよねえ。そうすると、さらに演技の幅を広げられそうで。道具に頼らない分確実だし。
とりあえず、メンタルマジックの幅がかなり広くなった気がして大満足。当面はこのピークウォレットに満足できそう。

posted by shadow at 23:09| Comment(8) | TrackBack(0) | レビュー(メンタル) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする